SPORTSMAN
このところ妙なものにハマっている。「SPORTSMAN」と箱には書いてあるが、ネットのショップでは「アクロバットおじさん」と名付けている。磁石を使った、〈人形が鉄棒の演技をするオモチャ〉。
ああ、写真を持ってくるの忘れた。
↓今日貼りました(04-02-21)
動画はあるのに。
こんな感じのものです。
◆構造
台の中には電池と、電磁石にトランジスタがついた回路が入っていて、ブランコの下の永久磁石が通過するたびにスイッチが入って反発なり引きあうなりして、勢いをつけているらしい。動き出すととまらない。
◆多彩な動き
大車輪を何回も続けるかと思うと、ブラーンブラーンとスイングしたり、トントントンと着地したりと、動きのバリエーションが多くて、不規則な動きが面白い。
しばらく見ていると、大車輪は「3回転」はよくあるのだけど、4回以上にはなかなか続かない。5分くらい見ていると、7回転くらいを見ることができる。
◆ドーピング
「おじさん」を支えている軸のところにグリスを塗ってみた。もともとよく回っていたのだけど、さらに摩擦が減ったのが裏目に出て、ブランコが振れても「ついてこなくて」なかなか大車輪までいかない。が、しばらくして回りだすとよく回る。しばらくしたら連続11回転が出た。
◆電池の寿命
電池がどのくらい持つのかわからないのだけど、動いている時以外にはほとんど電流は流れないのだろうし、動く時でも、ブランコが通過する瞬間だけだとすると、かなり長持ちしそう。 動かしておけばわかるのだろうけど、結構音がうるさいからそうもいかないのです。
◆無限
きのう、突然この「おじさん」が大車輪を続けはじめた。着地はもちろん、スイングに戻ることもなく、ひたすら回り続ける。止めるのが惜しいので夜通し動かし続けてみたところ、朝になっても続いていた。家を出る時までに連続14時間、回転数にすると6万回以上回ったことになる。1分間に正確に78回、まわる。
この「無限大車輪」の動画は
→こちら
わが家ではかなりの大事件だと思っているのだけど、〈もともと動き続けるようになっているものが動いているだけ〉、と言われるかもしれないね。 そもそも「いろんな動きをするところ」が面白いのだから。
【結局25時間回り続けてから、スイングに戻りました】
◆科学的オモチャか 磁石オモチャとして見ても、結構面白いと思う。電気回路に弱いのがなさけないけど、「磁石が通過することで、スイッチが入って、電磁石が働く」ことは確かだと思う。
回転のパターンがどう作られるかは、またややこしい。ブランコが動く時におじさんがつられて少し振られる。おじさんの足にも小さな磁石がついているので、それがブランクの磁石と反発してまた動く、この間フランコは台の電磁石の反発のおかげで減衰しない。というのを繰り返して、時には大車輪、時には着地、というぐあいになっている。
大車輪の続き方が微妙で、3回まではふつうに続くのだが、それ以上続く時は、たいてい、一旦上で止まりかけてギリギリのところで回りきる、そうするとあと2~3回続く。
大車輪(前回り、後回り)、スイング、着地、などの組み合わせパターンはそんなにあるわけでもないのだけど、結して繰り返しにはならないようだ。 しかし、「無限大車輪」は、何時間でも続く。それだけ「安定」した形にはまったのだろう。 どうやったら、再現できるだろう。グリスは必須として、うまいこと振りを調節することで無限大車輪に持ち込めるのかどうか。哲は「しばらく放っておけばそうなるのでは」と言う。たしかに、今動いているのも、もとはといえば自然になったもの。やってみる価値はありそうだ。【結局、いまだに再現できず/04-03-03】
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