2004-05-25 製本悲話
webの印刷物で70枚近いのがあったので、製本しようということになった。といったって、大したことするわけじゃないんだけど、それ用のノリとか、はさんで押えるためのクランプとかは前に買ったのだ。
1冊目は、目打ちで穴あけて、とじ糸通したりしてちょっと頑張ったが、無理な体制で目打ちをハンマーで叩いたために、板が割れたりしてちょっと悲惨。 2冊目はもう面倒なので「ノリだけ」でいくことにした。スギ板(ダイソー製だったかなぁ)にはさんでクランプでとめて、背にカッターでキズを入れてノリ付け。デコボコしてて満足ではないけど、実用上はOKでしょう。というわけで、さっき無理してほどいてぐちゃぐちゃになったとじ糸をほどいて巻き直す作業に入る。
しばらくこの情ない作業をしたところで、さっきノリ付けした本をクランプ外して見てみたら・・・あれっ? なんと、ページの右側が綴じられているではありませんか。言い忘れましたが、横書きです。参ったなぁ。このままガマンして逆にめくりながら読むことにしようかと思ったけど、あまりにも情ないので、左側も綴じることにした。片側がとまっているからやりやすいし。 かくして「袋綴じ」の"History of Science Vol.3"が出来あがった。右側は見事にしっかりとノリ付けされているので、容易には分かれない。カッターで1ページづつ切る。昔風に「読む時にペーパーナイフで切る」というのもオツなものだけど、それもねぇ。こうして「小口」(背の反対側をこう呼ぶそうです)はギザギザとして、昔風になりました。 次は背表紙を付ける。といっても、いい加減なガムテープみたいなものなんだけど、水にぬらして貼るやつ。これをごちゃごちゃやりながら貼り付けておしまい。 さて、と開こうとしたら開かない。またまた「小口」の側に背ばりをしちゃったのですね。
息子が帰宅してから2時間くらいの間、私がやっていたことは、「もつれた糸の巻き直し」と「逆製本のやり直し2度」だけでした。
あああ、やっぱり欲しいよう「ファストバック製本機」
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