『雪と氷の世界から』 と『アルプス紀行』
古本屋に注文しておいた本が2冊届いていた。古書店を巡って、堀り出しものを見つける喜びは経験したいものだけど、今のところネット古書の便利さばかり。 それでも古書店巡りには「あこがれ」があるので、時々行ってみる。いつだったか「法曹夜話」を探して、高田馬場と神田を歩いたけど、結局ネットですぐに見つかった、ということがあった。それなら最初からネットで探せばよかったようなもんだけど、書名を告げた時に書店の人の反応なんてのも見ないとね。
『雪と氷の世界から』 樋口敬二著 岩波新書 291
『アルプス紀行』 ジョン・チンダル著 矢島祐利訳 岩波文庫 青922-1
どちらも『トンデモ本の世界T』で藤倉珊さんが参考書にあげていたもの。
チンダルの本は原書は1871年に書かれ、1940年に第1刷。1996年に「リクエスト復刊」として第7刷が出ている。原書は"Hours of exercise in the Alps", Tyndall, John, 1820-1893.とのことなのだけど、実は、チンダル(ティンダル)は、似たような本をいくつか書いていて、実はこの本の原本だと思って"Glaciers of the Alps "を注文していたが別ものであった。で、"Hours of exercise in the Alps"の方は ,Making of America というデジタルライブラリにあった。これは、全ページ(図版とも)をPDF(イメージ)でダウンロード可能なのだが、「1ページづつ」しかとれないので、200ページ近い本をこうしてとるのはキツイ。印刷サービスをやっているので送ってもらうことができるが、それなら古書の方がいいかな。
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