『雪と氷の世界から』 と『アルプス紀行』
古本屋に注文しておいた本が2冊届いていた。古書店を巡って、堀り出しものを見つける喜びは経験したいものだけど、今のところネット古書の便利さばかり。 それでも古書店巡りには「あこがれ」があるので、時々行ってみる。いつだったか「法曹夜話」を探して、高田馬場と神田を歩いたけど、結局ネットですぐに見つかった、ということがあった。それなら最初からネットで探せばよかったようなもんだけど、書名を告げた時に書店の人の反応なんてのも見ないとね。
古本屋に注文しておいた本が2冊届いていた。古書店を巡って、堀り出しものを見つける喜びは経験したいものだけど、今のところネット古書の便利さばかり。 それでも古書店巡りには「あこがれ」があるので、時々行ってみる。いつだったか「法曹夜話」を探して、高田馬場と神田を歩いたけど、結局ネットですぐに見つかった、ということがあった。それなら最初からネットで探せばよかったようなもんだけど、書名を告げた時に書店の人の反応なんてのも見ないとね。
『人間この信じやすきもの』 トーマス・ギロビッチ著 守一雄・守秀子訳
新曜社 認知科学選書 ¥3,045 (税込)
How We Know What Isn't So by Thomas Gilovich
1998年頃だったか、社内教育のひとつで「認知科学」の講座を受けた時に、〈「バスケットのシュートなどが波に乗る」というのはウソである〉という話を紹介された。その試合で調子良くシュートを決めている選手は「波に乗っている」から、同じ選手にシュートさせるのかよい、と信じられているが、実際にはそんなことはないだろう、ということを統計から調べたという話。この調査自体には疑問もあるのだけど、とにかくこの話が載っていた本が『人間この信じやすきもの』だったというわけ。
『コーヒーブレイクに地球科学を』 友田好文著 海猫屋 定価:本体2300円(税別)←アレッ?
同好の仲間である海猫屋さんの初出版物、ということで読みはじめたところだけれども、いろいろと面白い。
なんだか、「夢がかなった」みたいなタイトルだけど、ちがいます。
以前、(約50年前に書かれた)「50年後の夢」という文章について書いて、このココログとしては異例な高アクセスをいただいたことがあります。
田崎晴明さんの日々の雑感的なものに、
物理学会主催 2004 年科学セミナーのためのテキストとして「ブラウン運動と非平衡統計力学」というのがある。「物理学会が著作権について何を言いだすかわからない」(田崎さんの書いたことをやや曲解)というので、直接リンクはしてないけど、行けばすぐに手に入ります。(ってったって、誰もが読みたがるものではないだろうけど)
「アインシュタインと 21 世紀の物理学」
『トンデモ本の世界S』(と学会編)のあとがきに、と学会会長の山本弘氏が、こんな趣旨のことを書いている。
山本氏は「ロリコン」であることを何年か前にカミングアウトしている。しかし、違法行為は一切していない。他の多くのマニアたちも同様である。 幼児に対する犯罪があった時に、容疑者がロリコンだったり、アニメオタクだったりすると、「だから犯罪をおかした」というようなことを言うが、大部分のマニアやオタクは犯罪者ではないのだから、こうした扱いは不当である、と。
Tyndallの "Heat considered as motion"が面白い。といってもそこいらで売っている本でもないので書評ではないのだけど、これまでは復氷のところばかり読んでいたが、今日読んだところに「空気を含まない水」がどういう性質を持つかいろいろ書いてあった。 pp127あたり。
仮説社で海猫屋さんに「また、ジオマグみたいなの出たんですよ」と呼ばれて見せてもらったのがこれ。これを見て「ジオマグみたい」と話が通じてしまうのは、もはや普通ではないけど、とにかく磁石を使ったパズル。鉄球を中心にして、12枚の5角形と20枚の6角形で球型を作る。サッカーボールと同じ作り。
ジオマグ/スーパーマグのように「形を作る」ものではなくて、決まった形にするパズルなんだけど、色の組み合わせがいろいろなので(1億通り以上とのこと)結構悩まされる。4色問題よろしく、同じ色が隣り合わないようにするのはかなり大変。
このパズルで気に入ったのは、作りがすごくきれいで、完成した時には、スムーズな球になって、しっかりしていること。あまりにしっかりしていて、とっかかりもないので、どうやって分解しようかと思っているうちに、グシャッとつぶれて大破する・・・ということで「バースト」という名前が付いているようです。
上の写真は「同じ色が続くように」作ったもので、この課題は全然難しくないのだけど、その中で「美しく」しようとするとまた難問。 4色問題は、哲が展開図まで考えながらやって最後は試行錯誤で完成したけど、再現できず。
磁石はネオジム-鉄と書いてあるが、小さいので、さほど強力とは感じられない。極性は5角形と6角形とで逆になっていて一貫しているところがジオマグと違う。おかげで、どちらかばかりを鉄球にくっつけると、だんだん付きにくくなる。もちろんふつうはそんなことしないので問題なし。
作りの美しさと、バーストしっぷりの良さに拍手。
ふた月ほど前に、群馬在住のNさんからいただいた「麩(ふ)饅頭」の味が忘れられない。
京都のあたりが発祥の地とか聞いているけど、わが家にとってはこの群馬の栄光堂をルーツとしたい。
しっかりしたホームページを持っていて("I love wagasi"というキャッチが何ともいえない)、もちろん通販もしているのでこれからは食べたくなったらここで買おう。
「朝生菓子」といって、その日の朝作ったものをその日のうちに売り切るという分類の商品なので、食べる人が揃っている時に届くようにしなければならない。
「栄光堂」という名前は、あちこちにありそうなのだけど "love wagasi" で検索すると、一発で出ます。
直径10ミリの球形ネオジム磁石(金色)。銀色は鉄球。
先週とりあえず写真だけ上げておいたのだけど、この「磁石球」はかなりのすぐれもの。
あのネオジム磁石を球型にしようなどとは思いもよらなかった。衝突実験自体は球でなくてもふつうの強力磁石があれはいいのだけれども、インパクト、美しさが違う。土曜日に見せびらかした結果、3つセットの残りふたつはバラで売れてしまった。当面の実験にはひとつあればいいのだけど、やっぱり欲しくなったのでまた買おう。が、製造元のマグナのページによると「ニッケルメッキ」のものもあるようなので、次はそちらにしようか。金メッキはひと目で区別がつくけれども、ニッケルなら鉄球と見分けがつきにくいので、また別のイタズラができるかもしれない。
スーパーマグとか磁石付ぬいぐるみとかアクロバットおじさんとか何かと「磁石」づいていて、最近では「アルミ管の中にネオジム磁石を落とす」というのにもこっていたんだけど、今日また面白いのを見つけた。「球形のネオジム磁石」というのを使うというのであれこれ検索していたら、「100円ショップでネオジム磁石」というページが見つかる。おお、これは仮説実験授業研究会の人のページだった。次に見つかったページでは、なんとさっき見つけたばかりの実験のことや、100円ショップの話へのリンクもあるじゃないか。磁石の好きな人は、いろいろ見つけるもんだなぁ。
件の実験は手持ちのネオジム磁石でもできるのだけど、「球形ネオジム磁石」があるともっと面白そうである。ハンズで3個1700円かぁ。
Intelligent Designについてと、E-Skepticの資料を製本。厚さはどちらも1センチ足らず。
1冊目は木工ボンド使用。金ノコでミゾを切るのも慣れてきたし、ボンドもうまく塗れて、しばらくおいた後、辞書で押しつける時にクッキングシートを使う。前回うまくいかなかったのは、シートが裏返しだったから。
もう1冊はホットボンドでやってみた。ちょっと少なめくらいに塗った後、クッキングシートを置いて、アイロンがけ。何度もやっているうちに、ほどよく広がっていい感じになってきた。何しろ乾くのが早いのがうれしい。表紙から押し戻した分が背でちょっと盛り上がったがまあガマンできる。製本テープにデバイダーで折り目をつけてうまく貼って出来あがり。が、開いてみると一部分はがれそうなページがある。端近くが足りなかったなぁ。
さて、1冊目がそろそろ乾いたと思って出してきたらページの並びがおかしい。あれっ?と思ってよくみたら、またまたやってしまった「小口側糊付」。この文を書いている塗中で判明。あまりに悲しいので、やり直す気もせず、このままで読むことにした。横書きだからといって右に開いて何が悪い。 実際、そんなに支障はないことが判明。次からは、背に色をつけてから始めよう。
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