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2004.09.29

04-09-29 お天気キャスター 森田正光さん

04-09-28 TBSラジオ「サイエンス・サイトーク」の収録、今夜のゲストはお天気キャスターの森田正光さん。おととし、同じ番組にお天気博士の倉島厚さんが出演した時に、森田さんは聴衆として来ていたのだけど、飛び入りでしばらくしゃべった、ということがあったけど、今回はメインゲスト。

一番大きなお子さんが27才というのでビックリ。若く見えるが1950年生まれの54才だそうです。

気象協会に就職して、それ以来フリーになっても、ず~~っと、お天気専門。ウェザーマップという会社を作ってそこの社長さん。

全編、「ここはカット、カット」という話が出まくりで、はじめは中身が薄い気すらしましたが、段々と森田さんの体験談など面白い話が出てきました。特に興味を引いたのは「週末には雨が多い」ということを調べた話。まずはそんな仮説を立てて、東京の過去一年間の週末の天気を調べたら、実際に雨が多かったそうです。でも、ウサン臭いでしょ、こんなの。そこでさらに5年間さか上って調べたらやっぱり同じ傾向がでた。 一方、週末には雨粒の核になる塵のようなもの(ああ、何といいのか忘れた)が多いということがわかった。このふたつが結びついて、専門家にも協力してもらった結果を、学会発表したということです。 東京以外の都市についても調べたところ、大都市以外では起こっていない、というので確信したそうです。

◆天気予報は使わない
森田さんの話は好きなので、テレビでもよく見ますが、実はぼくは天気予報は全くといっていいほど使いません。
天気予報の的中率(前日夕方時点での翌日の予報)は気象庁の公式見解によると83%だそうですが、ぼく予報はど気にしていません。以前は「どうせ信用できないから」と言っていた気がするけど、ホントのところは「当っても外れても、自分を行動に影響がないから」というべきでしょう。具体的には「折りたたみ傘をいつもカバンに入れている」というだけのことなんだけど、あとは、例えば「明日ひ運動会だ」といって、予報を見たとしても、せいぜい「中止になってもガッカリしないようにしよう」というくらいのことであって、「中止だから、旅行に行っちゃおう」なんてことはしない。
「83%じゃ信用できない」からじゃなくて、「そもそも降ろうが降るまいが生活は変わらない」ということなんですけどね。
森田さんが「予報以外のしゃべり」に力を入れているのは有難いし、良い方向だと思います。

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