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2004.09.29

「落下運動の世界」--実験できる算数・数学-- 出口陽正さん

9/26日曜日に、出口陽正さんの「落下運動の世界」という講座に行ってきました。これは仮説実験授業の「授業書」のひとつなのですが、「実験できる数学の授業」という意味で「2倍、3倍の世界」「図形と証明」とともに、画期的なものだと思います。出口さんは、理科、次に社会が中心だった仮説実験授業を「算数・数学」にも適用した、世界!で最初のひとです。

他のふたつと比べると 「落下運動の世界」は、かなり物理学に寄っています。題名のとおり、落下運動についての、重要なことがらをカンタンに理解できます。

「重いものは軽いものより速く(先に)落ちるか」という、現代の人にとっても古典的な問題を、いろいろな形で理解させてくれました。
・小さい鉄の球と大きな鉄の球を1メートルくらいから落とす
 何をもって「同時」とするかですが、「音」で聞きわけるところがミソ。見事に「同時」に落ちました
・ゴルフボールとピンポン球を1メートルくらいから落とす
・ゴルフボールとピンポン球を屋上から落とす
てなことをやっていきます。 会場には適当な屋上がなかったので、ビルの3階あたりのデッキのようなところから落としたのですが、落ちるのは道路の上なので、通行人が不思議そうにしていました。ゴルフボールは弾む、はずむ。

このあと、振子や斜面を使った実験への移るのですが、「数学」らしいところは、時間や長さの計算は、わりとしつこくやるところ。それでも「ルートが出てきて、拒否反応を示す人への配慮」も考えられていました。

こう書いてみて、自分がいかに説明能力に欠けているかがよくわかるなぁ。あとは
『実験できる算数・数学』(出口陽正著・仮説社)
を読んでいただくのかな。

September 29, 2004 at 01:51 PM | | Comments (0) | TrackBack (0)

04-09-29 お天気キャスター 森田正光さん

04-09-28 TBSラジオ「サイエンス・サイトーク」の収録、今夜のゲストはお天気キャスターの森田正光さん。おととし、同じ番組にお天気博士の倉島厚さんが出演した時に、森田さんは聴衆として来ていたのだけど、飛び入りでしばらくしゃべった、ということがあったけど、今回はメインゲスト。

一番大きなお子さんが27才というのでビックリ。若く見えるが1950年生まれの54才だそうです。

気象協会に就職して、それ以来フリーになっても、ず~~っと、お天気専門。ウェザーマップという会社を作ってそこの社長さん。

全編、「ここはカット、カット」という話が出まくりで、はじめは中身が薄い気すらしましたが、段々と森田さんの体験談など面白い話が出てきました。特に興味を引いたのは「週末には雨が多い」ということを調べた話。まずはそんな仮説を立てて、東京の過去一年間の週末の天気を調べたら、実際に雨が多かったそうです。でも、ウサン臭いでしょ、こんなの。そこでさらに5年間さか上って調べたらやっぱり同じ傾向がでた。 一方、週末には雨粒の核になる塵のようなもの(ああ、何といいのか忘れた)が多いということがわかった。このふたつが結びついて、専門家にも協力してもらった結果を、学会発表したということです。 東京以外の都市についても調べたところ、大都市以外では起こっていない、というので確信したそうです。

◆天気予報は使わない
森田さんの話は好きなので、テレビでもよく見ますが、実はぼくは天気予報は全くといっていいほど使いません。
天気予報の的中率(前日夕方時点での翌日の予報)は気象庁の公式見解によると83%だそうですが、ぼく予報はど気にしていません。以前は「どうせ信用できないから」と言っていた気がするけど、ホントのところは「当っても外れても、自分を行動に影響がないから」というべきでしょう。具体的には「折りたたみ傘をいつもカバンに入れている」というだけのことなんだけど、あとは、例えば「明日ひ運動会だ」といって、予報を見たとしても、せいぜい「中止になってもガッカリしないようにしよう」というくらいのことであって、「中止だから、旅行に行っちゃおう」なんてことはしない。
「83%じゃ信用できない」からじゃなくて、「そもそも降ろうが降るまいが生活は変わらない」ということなんですけどね。
森田さんが「予報以外のしゃべり」に力を入れているのは有難いし、良い方向だと思います。

September 29, 2004 at 09:34 AM in 日記・コラム・つぶやき | | Comments (0) | TrackBack (0)

2004.09.27

『メジャーリーグの数理科学』

『メジャーリーグの数理科学』 上・下
J.アルバート /J.ベネット 著 
"Curve Ball: Baseball, Statistics, and the Role of Chance in the Game"
by Jim Albert, Jay Bennett
加藤 貴昭 訳 
シュプリンガー・フェアラーク・ 版 
各巻とも2,835円(税込) ISBN4-431-71016-7 

ちょっとタイトルが大げさだけど、大リーグのデータをいろいろな統計的手法を使って表わした本。
「送りバントは意味があるのか」とか「『調子の波』はホントにあるのか」などなど、前々から気にしていたことを、取り上げてくれた嬉しい本だったので、書店で見つけてノータイムで買いました。レジに行ったら、何やらすごい値段でビックリしたけど買うしかないでしょう。

All Star Baseballという1950年代からの野球ゲームの話から始まって、いろいろな「モデル」が、選手やチームの実力をうまく表わせるかどうかを細かく検討している。例えば、あるシーズンの打率が.350の選手は、「実力どおり」.350なのか、実力は低いのに、運良くそのシーズンだけが.350なのか、という命題をわかりやすく説明してくれる。

全般的にちょっとクドイかなという気もするけど、徹底的にやるとこうなっちゃうのでしょう。原書は1巻だけど、翻訳で2冊になったところはハリーポッターと同じ。セット販売ではないけど2冊で6000円近いから、単なるメジャーリーグファンには買ってもらいにくい。アメリカの「スポーツ統計屋さん」の中には「統計学者」はいない、著者は言っちゃってますが、この本で少しは状況が改善されますように。

日本にも野球データを揃えているwebがたくさんあるので、同じような調査をしてみると面白そうです。

訳者は、慶応大学で野球部にいて、マイナーリーグでプレーしたこともある人だそうす。

September 27, 2004 at 01:20 PM in 書籍・雑誌 | | Comments (0) | TrackBack (0)

2004.09.24

これぞ「ドラマチック」か

プロ野球問題(とでも呼ぶしかないか)、これで来季以降12球団、ということになりそうだけど、噂されているように、読売はじめとして、連中が「1リーグ制」を本気で目指していたのだとすると、全く思いもかけない形で、横ヤリが入って予定が狂ったことになる。陳腐ながら「ドラマより面白い」と言ってしまいます。

「たかが選手」発言のひどさはいうまでもないけれども、私にも「選手が口を出す話ではない」という意識はあったのです。しかし、選手会以外に、球団や機構と「交渉する」術をもった人たちはいなかったのですね。これまで「選手会長」が何かをしたという記憶はないのだけど、いい時に古田が会長をやっていてくれたもんだ。

球団やNBLという「悪役」が、ものの見事にやっつけられて、降参する様は気持ちがいい。

大方、いろんなところがうまくいってきただけに、楽天とライブドアの仙台戦争でケチがつかなければいいなぁ、などと心配してしまうけれども、球団のどうしようもない話と比べれば「ぜいたくな悩み」というところか。近鉄の選手たちは、「新球団に行きたい」と言っているそうで、それは面白い。そうなれば結果的には近鉄が買収されたのに近くなるから。ただ、そのあたりから選手のわがままもでてくるだろうなぁ。選手会が一枚岩になっているためには、NBLがいつまでも悪者であってくれた方がいい。

September 24, 2004 at 09:31 AM in 日記・コラム・つぶやき | | Comments (3) | TrackBack (0)

2004.09.21

ジャーナリズム。 もっと気軽に

日垣隆さんの「サイエンス・サイトーク」の収録、今期2度目の今日のゲストはジャーナリストの武田徹さん。東大の「東京大学先端科学技術研究センター特任教授」という長い肩書きもある。
大学院で「ジャーナリスト養成」のためのコースを持っているということで、いろいろと面白い話を聞けたが、中でも「新しい」と感じたのは、「原稿料や、マスコミの給料で食べていくことだけがジャーナリズムじゃない」という話。つまり「ふだんは別の仕事をしている人が、一生に一度だけ作品を書いた」としても、それも立派なジャーナリズム、というお話。んー、まあ、一般ウケする話ではないかもしれないけど、今のぼくの立場としては、この上もない後押しをされた気分であった。
「ニセ科学批判は、なかなかウケないがどうしたらよいか」という質問には、
・説得する技も重要
・短かい期間で見ないで、本に残すことによって「未来の読者」にも読んでもらえると思えば「気が楽」と。
日垣さんからは「笑い」を活用するとよいのではないか、という助言。笑いをとることは、マジメな話をする以上に難しいとは思うが、これもいいヒント。「と学会」は、完全にその路線で走っているし。ちなみに日垣さんは波田陽区のファンで、この頃のお笑いは「ノンフィクション」の要素が入っているとも。

そして、今日の大収獲は、日垣さんが現在書いている仕事。詳しく書くのは反則だろうが、来月号の月刊誌に、ニセ科学の権化のような人を取り上げるという。たのしみ、たのしみ。


September 21, 2004 at 10:11 PM in 日記・コラム・つぶやき | | Comments (1) | TrackBack (1)

リモートコメント

本ページからリンクを貼っている田崎晴明さんの『日々の雑感的なもの』というページがあります。内容の「貧富の差」においては、他を圧するものがあります。何しろ専門が理論物理学で、そのあたりのことも容赦なく書きますので、私にとっては「貧」の時が読み時です。このところ、非常に読みやす日が多くなっております。

さて、『日々の…』は、いわゆるblogでも、掲示板でもなく、「コメントを付ける」(「ツッコミを入れる」とも言う)機能がありません。風の便りによると、「自分の日記に誰かがコメントを付けるなどという恐ろしいことは、考えたこともない」とのことです。それでも、何かコメントしたい時はどうするか? 本人宛にメールする、というのがひとつの方法です。しかし、忙しい人にそんなものを読ませる手間をとらせることは申し訳ないので、こうして、特に繋がりのないページに書くことにしました

「1円は、タダの次に安いか、高いか」ということで悩んだ話も興味深いのですが、すでに完結しているようであるし、また「生八つ橋を開いて食べるのはケシカラ」件については、ご本人も「ドラ焼きを開いたり」「ポッキーをプリッツ化」したりしているそうなので検討は続かず、というわけで9/16の「著作権について」の話にコメントすることにします。

物理学会主催のセミナーのために書いたブラウン運動に関する論文(*) の著作権が「日本物理学会」にある、という話です。他の学会がどうであるのか、そもそもふつうの小説などの著作権が、作者だけにあるのか出版社にあるのかも知らないのだけれども、ぼくが思ったのは、ほんのささいなことです。
(*) そんなわけで実体へのリンクはなくなってしまった)

セミナー用に書いて提出したものと、同じ、あるいはほぼ同じものを「別途書いて持っていた」という設定はダメだろうか。
「物理学会のセミナーに出した論文」というキャッチフレーズを使うにあたっては、制約を受けることはあるだろうが、田崎さんが「自分で考えて自分で書いたもの」を「こういうのあります」といって公開できないのだろうか?
投稿規則の中に「未発表のものに限る」という条項があると、ちとややこしいかもしれないが、何しろ著作権についての事前の約束などまるでなかったらしいし、当然のことながら契約書なんてあるはずない。

発行、出版された後で、「同じようなもの書きました」というのだと、たとえ本人といえども「マネして作った」と言われかねないけれども、「元からあった」のだから仕方ない。「じゃあ、学会に出したのが二番煎じか」ということになるけど、まあそうかもしれない。「未発表に限る」だったかどうかは、効いてきそうな気配。

ところで、その昔、「パブリックドメインソフトウェア」とか「フリーウェア」とかいう話題がでた時に、「著作権は放棄できない」という話があったな。著作権は「本人が何も宣言しなくても、自動的に発生する」とも、だったら、田崎さんが書いた瞬間に著作権は田崎さんにベったりと塗り込まれて、本人がイヤといおうともはがせないはずじゃん。
 日本物理学会が 著 作 権 を 持 つ  というのってあり得るの?
(田崎さんが、洗悩されて「学会」(日本物理学会のこと)の手先になって書いたのでもない限り)

「出版権」とか「販売権」なら、わかるが。

何だかよくわからなくなってしまった。間違ってもご本人にメールなどしなくてよかった。

September 21, 2004 at 01:56 PM in 日記・コラム・つぶやき | | Comments (2) | TrackBack (0)

2004.09.20

プロ野球、変われ変われ!

近鉄・オリックス問題で、はじめて選手会が出てきた時のぼくの印象は、「そりゃ、選手は関係はあるに決まっているけど、立場的には経営者が話し合いする相手ではないでしょう」という感じでした。ところが、こうなってみてわかったことは、「オーナーたちに対して何かするとしたら選手会が動くしかない」ということ。

ファンがどう思おうと、「識者」がどう思おうと、裁判起こすわけにはいかないし、全国の野球ファンが一致団結して「見に行かないスト」をやるという組織力もない。つまりは、選手会はいろんな人を「代弁」する、唯一の団体だったのだろうな、ということ。

プロ野球機構は、別に公共団体ではないのだから、好きなようにやってもいいはずなんだけど、あまりに誰がみてもみっともないことをすると、どうにもならんということが証明されちゃったんでしょう。「好きなように」とはいっても、客にそっぽ向かれちゃ立ち行かないものね。

巨人を中心として「利権、既得権」というものに対する執着心のすごさを感じたわけだけど、郵政や道路も同じようなもの、というか、もっとひどいか。あちらも、国民に見捨てられたら大変のはずなんだけど、現実にはそうはならないんだから困ったもんだ。

そういえば、読売新聞は、どう書いてるんだろ。

September 20, 2004 at 02:44 PM in 日記・コラム・つぶやき | | Comments (4) | TrackBack (0)

2004.09.18

液体の圧力(こうさぎ)

きょうsnowはメールされた!


*このエントリは、こうさぎの「snow」が書きました。

September 18, 2004 at 10:50 AM | | Comments (0) | TrackBack (0)

2004.09.16

トラックバックって

blogやってる人でもトラックバックって、よくわからなって人多いですね。もちろんぼくも。

はじめのうち:何のことやらさっぱりわからん
使ってみて:コメントみたいだけど、どっち向きだかわからん
もう少し使ってみて:リンクは貼られないのか
ようやく:「勝手にやられるもの」と知る

ずっと前に「TB(トラックバックのことね)ありがとうございました」と、お礼をすべきか、なんていうことを書いている人がいました。その時は、自由意志でやったこととはいえ、こちらのblogを宣伝してくれるようなもんだから、お礼してもいいか」なんて思ったものですが、実は、リンクが張られるのは、「こちら→アチラ」だけなんだよね。だから、勝手にTBを張りまくる「TBスパム」というのもあるそうだ。「たくさんのみなさまから、参照されております」なんて言えるわけね。
「コメント」書いて[くれた]人に「コメントありがとうございました」という習慣はあるのだから、TBもコメントの一種と考えれば「お礼」するのも不自然ではないが、掲示板なんかに自分のサイトのURLを貼る時はどちらかというと「貼らせていただきます」って感じだよね。 

もちろん、ひとくちにTBといっても、書く人次第なんで、コメント的に書いている人もいるし、こちら向きのリンクも貼っている人もいる。が、ひどい、というか素気ないTBは、TB先(TB元??わからん)のことなど何も書かないこともある。
が、が、しかし、TBの本来、あるいはひとつの用途は、「誰かのblogを見ていて、そこから触発されて書き始める」ということだから、別に、元のblogのことを書かなくてもいいんだろうね。

もうひとつは、「せっかく書いたから、同じような興味の人に見てほしい」ということで、関係ありそうなサイトを見つけて、TBするというのもあるのかな。そんなの、その場で検索しろよ、という話もあるかも。

September 16, 2004 at 04:19 PM in 日記・コラム・つぶやき | | Comments (3) | TrackBack (1)

2004.09.15

空気の組成

きのうの記事の中で、「空気(大気)の組成」について、書いたら 271828さんからメールをいただいて、なんとこの話題はお父上が科学嫌いになったきっかけだったということで「親の仇」だそうです。(別にぼくが仇なんじゃないけどね)

空気の組成が〈地表と上空とでは異なる〉ということを、理屈だけで書いてしまったが、実際のところは「高度80kmくらいまでは、組成は変わらない」のだそうである。それは、「空気がよく混ざっているから」。なるほど。「対流圏」と呼ぶくらいで、空気は対流してるんですよね。

http://ua.t.u-tokyo.ac.jp/okabelab/izumi/thes/mete1_2.PDF(HTMLバージョン)によれば

空気の組成
∼80km:一定
それより高度が増すと重力による分離が始まり、軽い気体の割合が増大していく。
∼100:窒素が主成分
100∼170:酸素
170∼1000:ヘリウム
1000∼:水素
だそうです。対流圏は11kmくらいで、80kmというと、成層圏の上の中間圏という層で、ここより上は「空気はない」と言われる。たしかに、酸素やヘリウム主成分の混合気体だとすれば、それはもはや「空気」ではないだろう。

ん、してみると「空気の組成は、高度によらず一定」というのは正しいのか。組成の違うものは、「空気ではない」のだから。

September 15, 2004 at 02:57 PM in 科学 | | Comments (2) | TrackBack (0)

2004.09.14

軽いものは上に行くのか?

科学ネタが続きます。
水素やヘリウムの風船が上に行くのは「ヘリウムが軽い」からなのか? YES & NO.
ヘリウムが「空気より」軽いから、というべきでしょう。「空気の浮力」で浮くのですから、水の中で木が浮かぶのと同じ理屈。 ヘリウム(水素)には「軽さ」があるから浮くのだ、という説もあったそうですが

、「軽さ」というのは、あくまでも何かと「比べて」のことであって、どんなものにも「重さ」があるということ。
真空中では、ヘリウム風船も、浮かぶことなく落ちてしまうはです。(やってみたいな)

さて、ヘリウムを風船に入れずに空中にまき散らしたらどうなるだろうか?
目に見えないけれども、風船の時と同じく「上に」行きます。 「風船と同じ」って言ったけど、じゃあ「真空中」ではどうだろう? 真空中にヘリウムを放ったら、下に落ちる? そんなことはない。しっかり上に行くでしょう。いや、上にも下にも、どの方向にも散らばってその(真空の)容器の中一杯に広がるでしょう。容器が大きければ、どんどん上に行くことでしょう。 

もう一度、大気中にヘリウムを放った時のことを考えると、放り出されたヘリウム分子(単原子分子)は、分子運動をでまずある方向に飛ぶ。すぐ他の分子、たいていは窒素か酸素だろうか、に衝突し、それを繰り返すが、一方では、重力を受けているので、全体としては下の方にたまってくる。これは空気でも同じこと。ただしヘリウムの方が質量が小さいので分子が動く速度も速く、また重力の影響が小さいので、、どんどん上空に上りやすい。(ついには地球の引力圏を脱出してしまうものも多い)

こんなことを考えていて、つい先日疑問に思っていたことが解決しつつある。「空気」と簡単にいうけれども、主だったところたけでも酸素と窒素の分子が混じっている。しかし、OとNとじゃ、質量が違うじゃないか。どうして一定の割合で混じっているのだろう? 酸素も窒素も、それぞれの質量に見合った分布のしかたで、地表から上空まで散らばっていて、地表面近くでの割合が、1:4くらいだ、ということなんですね。窒素の方が少し軽いから、高いところまで広がっているんだとすれば、上に行くほど比率は高くなるのかどうだか、そこのところはよくわからない。

「あっ」、「熱せられた空気が上にあがる」というのも、熱気球ならわかるが、バラバラの空気だとわからなかったのだが、「熱い空気=動きの激しい分子」ということであれば、上に行きやすいのはヘリウムと同様か? 

September 14, 2004 at 04:06 PM in 科学 | | Comments (0) | TrackBack (1)

2004.09.13

『アルプスの氷河』 50円

アイスキャンディーの名前じゃないよ。
チンダル(John Tyndall)の "Glaciers of the Alps, Mountaineering in 1861, and Hours of Exercise in the Alps "のいう長ったらしい名前の本の前半部分を訳したもの。

チンダルは別に『アルプス紀行』という本も出ていて、また日本の雪の大家、中谷宇吉郎の『アラスカの氷河』という本もあって、どちらも持っているので、つい最近まで『アルプスの氷河』も持っていると思い込んでいたのである。検索してみたのは初めてかもしれない。「日本の古本屋」ではなく、Googleでいきなり探したところ、運の良いことにシロウト古書店で「50円」ででているのを発見。送料にいくらかかってもこれは安い。すると、メールが来てヤマトのメール便なら160円なので、合計200円で良いという。(10円まけてくれた!) さて、その200円をどうやって送金するか? 郵便貯金で送金しようとしたら手数料は130円。うーん、ふだんは高いと思わないのだが200円を送るんだからなぁ。よって、切手で送ることにした。それも封書なら80円かかるところ、ミニレター(郵便書簡)なら60円で送れる、と、これも売り主が教えてくれた。かくして、合計260円で貴重なチンダル本が手に入ることになった。早く来ないかな。
ちなみに原書の方は、6月頃に入手済で、そっちは$8+送料$8弱。これも安かったね。

肝心の内容だけど、氷河の研究がこうじて、すっかり山好きになってしまったチンダル先生の、科学と山のお話。このblogのタイトルの「復氷」の話も書かれている。

September 13, 2004 at 09:55 PM in 書籍・雑誌, 科学 | | Comments (0) | TrackBack (5)

もの、みなバネ

乱暴だったかなぁ、タイトル。
オモリをバネの上に置くと、バネがつぶれる。この時バネがオモリを押し返している、ということは誰もがイメージしやすいだろうと思う。 

次に、同じオモリをテーブルの上に置いた時に、今度は「テーブルがオモリを押し返している」というのが、ちょっとトリッキーでわかりにくい。とはいっても、力の矢印を書かされているうちに、多くの子どもは覚える。「そのまま下に沈んでいかない、ということは押し返していることだ」という納得のしかたもある。

「テーブルだって、ほんの少しだけどつぶされて、その分を戻そうとして押し返しているんだ」というのはわかりやすいと思うのだけどどうだろう。バネほど大げさではないけれども、「つぶれるから戻ろうとする」のは同じことだ、と。原子レベルまで入って「原子、分子がバネのようになっている」というと言いすぎかなぁ、でも言いたい。(原子論にこだわるわけじゃないんだけどね、別に論破しなきゃならない相手もいないし)

固体(テーブル)に比べれば液体だって結構「つぶれる」といえるかもしれない。つぶれるから押し返す。流体は押し返すだけでなく、四方八方に当たりちらす。押し返すといいながら、粒自身が押しのけられてしまうから、オモリを支えるのは苦手。自分より軽い(密度小)ものは浮かべることができるけれども。

何とか、気体、液体、固体に共通の話に持っていこうとするのであるが、今日はこんなところで。

September 13, 2004 at 09:37 PM in 科学 | | Comments (0) | TrackBack (0)

2004.09.12

「誰かがやってしまわないうちにやる」ということ

「○○に関する研究は、早くやらないと、誰かにやられてしまうから、急がないと!」
というようなことは研究者にはありそうな話である。

が、板倉聖宣さんに言わせれば、

「そんなら、誰かにやってもらえばいいじゃないか」

だそうである。

「誰かがやる前に」やろうとするのは優等生だそうだ。

「誰もやりそうもないか、やっててもぐずぐずしてて出来そうもないこと」
は、「オレがやる」と言っていたけど、板倉さんは「誰もやりそうもない」こと
がほとんどだろうなぁ。

しかし、この「誰かに先んじてやろうとする」というのは、たしかにある。
研究のような大げさな話でなく、日常会話でも、「先に言ってやろう」と
思うことはよくある。ネットの会議室やメーリングリストでもあるなぁ、そういうこと。

考えてみたら、無駄だから、これからは「誰も書かなかったら書く」という
方針でいこう。

September 12, 2004 at 09:33 PM in 日記・コラム・つぶやき | | Comments (0) | TrackBack (1)

液体の圧力 その2

液体の圧力について書いたところ、ありがたくもコメントをいただいた。メールもいただいている。

原子論を持ち出したのは、早計だったかもしれないが、まあ「原子論なくしてはパスカルの原理は説明できない」などと大それたことを思ったわけではなく、自分としてたまたまそう考えただけのことです。

同じ流体でも気体と液体とで圧力のきまりかたが違うのにとまどっているわけですが、固体も含めて「物みなバネ」と考えれば納得できるかもしれません。

板倉聖宣・江沢洋の「物理学入門」には、気体の圧力について、とても詳しく親切に説明があって、そのあと「さあ液体だ」と思っていると「気体と同じようなことなので、みなさん考えてみてください」というようなことが書いてあって、ガクッ。

September 12, 2004 at 09:23 PM in 科学 | | Comments (0) | TrackBack (0)

2004.09.11

風水、勘弁してよ山本さん(こうさぎ)

きのうはnobと2しなかった?
きょうsnowはnobがアテネまでnobは1された!
nobは、

アテネオリンピックのアーチェリー銀メダル「中年の星」山本博選手が、フジテレビの「

といってました。

*このエントリは、こうさぎの「snow」が書きました。

September 11, 2004 at 10:52 AM | | Comments (1) | TrackBack (0)

2004.09.10

浮いてるペン

04-09-10_09-54.jpg

トコヤさんみたいな摸様のペンが回転しながら「浮いている」んだけど、わかるかな。
回転させながら撮ったもんで、ブレちゃいましたが、雰囲気がでてると思います。
止まっていても浮いてますが、まわすと模様がきれい。ちょっと不思議なのは、ゆっくりまわしたのに、ゆれが大きくなって飛び出しちゃうことがあること。
「磁石の力でモノを空中に浮かべておく」ことは、ふつうはできないとされていますが、これが「浮いている」のは、もちろんペンの先か壁に当たっているからです。それでもちょっと不思議な感じです。

かりにもボールペンなので、たまに書いてみようとしますが、たいていすぐにはインクは出ません。
ここで買ったのですが、今は売り切れだそうです。

September 10, 2004 at 10:58 AM in 科学 | | Comments (0) | TrackBack (1)

2004.09.09

液体の圧力

水圧について悩んで考えたことがあるので、メモがわりに書いておきます。
教えてもらえることがあればコメント観迎します。

海の深いところに行くと、「水圧」が高くなります。だいたい10メートルにつき1気圧で、水深100メートルなら、水の10気圧に加えて大気圧分を足して11気圧になります。というか、そう教わっています。1気圧というのは「1cm2あたりにかかる力」だから、底面1cm四方で高さ10メートルの水柱の重さ(+大気の重さ)が11気圧というわけです。

さて、それだけ重いものが上にあれば、重みがかかるのは、まあ直感的にわかります、頭の上に石を置かれたようなもの(したことないけど)だから。 ところが「水圧」というのは、「上から下」にだけ、かかるわけではありません。横方向にも、上方向にもかかってきます。100キロの石が横にあっても、その下敷きにさえならなければ心配ありませんが、水(液体)ではそうはいきません。

実はこんなこと、特に不思議に思わない方が普通でしょう。ところが「気体の場合」を知ってしまうと、かえってわからなくなるのです。

大気圧は「空気の重さ」と表現することがあります。水圧と時と同じように「空気の柱」を考えれば、空気といえども1cm2あたり1kgくらいの重さがあるので、タタミ1枚(約1.61m2)の上なら、1.6トンくらいの重みがかかっているのですが、人もタタミも生まれた時から、こうした大気圧にさらされているので、重くも痛くもありません。

さて「空気の重さ」といいましたが、単純にそう考えてしまうと「部屋の中はどうなの?」という疑問がわきます。だって、屋根には重みがかかるかもしれないけど、支えられている部屋の中にはかからないんじゃないか、と。
もちろん実際には部屋の中にも大気圧がかかっているし、大気圧は横向きにも上向きにもかかっています。
それは、地表近くの空気は上空の空気の重さのために押しつぶされて、その結果として1気圧の空気としての「粒」が飛び回っているからです。(ああ、やっぱり原子論なくしては説明できない)この空気の粒が四方八方にはね回ってぶつかった結果が「大気圧」なので、下向きだけでなく、あらゆる方向を押しているのです。

こうして、大気圧の場合は「空気の重さ」を直接意識しなくても「とにかく。そこに1気圧の空気があるからだ」と納得することができます。 ところが、水の場合は水深100メートルの水だからといって、ふつうの水の10倍も密度が高いわけではありません。つまり、地上の水と比べて10倍の数の水分子があるわけではありません。

流体ということで気体と同じように考えようとしたけれども、ここでは固体のイメージで考えてみよう。
固体、水の話をしているのだから氷がいいや、の上に重いものを載せたら氷の表面の分子は必死に押し返します。耐えられなくなれば壊れてしまうでしょうが、そうでなければ上からの重みと、押し返す力がつりあいます。
つぶれる時、横方向にも多少は伸びるかもしれませんが、上からの重みがそのまま横向きにもかかるということはありません。

液体の水に戻ると、重みがかかると水分子は押し返す。押し負けると下の分子にぶつかって、そいつとも押しあうけど、そうこうするうちに横の分子ともぶつかって結局四方八方に動いて、「まわりじゅう」に向かって「上からの重みの分」の圧力がかかる、ということなんだろうか。

September 9, 2004 at 11:09 AM in 科学 | | Comments (3) | TrackBack (0)

2004.09.08

電動ペッパーミル

ハンズメッセで電動ペッパーミルを買った。
グッチ裕三さんが使っているのがうらやましくて、欲しくて仕方なかったのだが、言い出せなかったところへ末娘が「買おう」と言ってくれた。

webで調べたら、いい奴は7000円くらいするらしいのだが、ハンズのは何と1890円。モノを見たら、「パチ物」感はあるものの、ちゃんと動くし見た目もいいので購入。今のことろ使い勝手も良好です。(それにしてもソックリだな)
(ああ、これも写真くらい入れろよなぁ>>自分)

「電動 ペッパーミル ハンズ」で探したら、いるいる、同じくメッセで買った人が。 やっぱりグッチさんからだった。 ウチでも快調ですよぉ。

September 8, 2004 at 04:15 PM in 日記・コラム・つぶやき | | Comments (4) | TrackBack (0)

2004.09.07

最後まであきらめない

オリンピックで何度も何度も聞いたなぁ、この言葉。
実際その時言われていた人やチームは最後まであきらめなかったのは確かなんだけど、これってあえて言うことなのかなぁ?

サッカーの残り1分で10対0でリードされているチームがあきらめないのならともかく、ふつうの意味で「勝つ可能性がある」時にあきらめないのってふつうじゃないの? ましてや4年に一度、やっと勝ちとったオリンピック代表選手ですよ。柔道の最後の1秒で逆転の一本や技ありをとったのを見ると、「ひょっとしたら、他の選手なら諦めたのかも」と思わないでもないけど、たいていは、相手が警戒しているから技がかからないのであって「あきらめている」ことはないだろう。残り時間が少なくてリードされていればリスクは気にしなくてよいのだから、捨て身の攻撃はむしろ楽です。
そんなわけで、「最後まで諦めない気持ちがメダルに繋がりました」というような話はきらいです。
ましてや、日本人が特にそうであるかのような表現もね。

あ、そんなことを書きながらも「これはあてはまるかな」というのもあるな。たとえば、
・サッカーのはじめの10分で5-0でリードされた
・バレーボールで2セットとられて3セット目も8対0でリードされた
という状況から逆転するかどうかは、たしかに「最後まで諦めない」気持ちがあるかどうかで差が出てくるかもしれない。
・柔道で技あり、有効×5、有効×3、効果×3
になった、というのは似ているようでちょっと違う。なぜなら「1本勝ち」という、逆転の必殺技があるから。レスリングならフォール勝ち、ボクシングならノックアウト。こういう競技では「諦め」なくてもよい。むしろ、〈まだ、ふつうに戦っても間に合う〉にもかかわらず、「一発狙い」に走ってしまうことの方が問題かもしれない。

サッカーやバスケットボールのような時間制のゲームで得点差がつくと面白くないのは、「1本勝ち」がないからかもしれない。野球は、時間ではなくイニングでやる上に、「1本」ではないが、ホームランというものがあるので、終盤の逆転が起こりやすい、ということでしょう。

最後にちょっと違うけど、「最後まで諦めない」系の話で、きらいなものをひとつ。
バスケットボールの残り30秒、10点差でリードされているチームのコーチが「最後までしっかりやれ」と怒鳴る。相手チームが攻めてくれればまだ格好がつくが、ボールを回しはじめているところに、ガムシャラに向かっていってファールをする。フリースロー……。

バスケットに詳しくない方のために言いますと、残り時間が少なくてリードされている時に「わざとファールする」のはひとつの戦法です。特に相手のフリースローになるケースでは、フリースローを落としてくれればこちらのボールになる可能性が高くなります。そうでなくても、とりあえず時計を止めるだけでも意味があります。 しかし、逆転の可能性のない時にやるのはナンセンスです。

「試合は勝つためだけにやるのではない」ということではありましょうが、そういう時こそ「ファールをしないディフェンス」をするとか「ふだん打ったら叱られるようなシュート」をする、とか、時と場合を考えていただきたい。 まずいことに、この時間帯には「ふだん試合に出ていない」選手たちが出ていることも多いので、ますます事態は悪化するんだよね。

元の話にちょっと戻るけど、サッカーやバスケットのように「点差がつくとつまらなくなる」競技は、そのかわり「最後まで僅差の時は特に面白」という利点がありますね。そう考えると、野球は「大逆転もあれば、0対0の試合も面白い」という、実にエンターテインメントとしてよくできた競技であります。

September 7, 2004 at 09:34 AM in 日記・コラム・つぶやき | | Comments (0) | TrackBack (0)

2004.09.06

はじまりは原子論

チンダルが〈筋金入りの原子論者〉と知って、今更ながらに『原子論の歴史』を読み終えた。実は、後半はまだほとんど読んでいなかったのである。原子論の「歴史」というくらいだから、科学の技術的なことよりも歴史の話が多いのは当然なのだが、正直なところその部分は少々読みにくかった。が、かつての原子論者たちが(キリスト教相手に)いかに苦労してきたか、が少しわかりはじめると、がぜん興味が湧いてくる。理科事典の「原子論」の項も読んでみると、原子論者というのはまさに今でいう"skeptic"なのだと感じる。

マックスウェル(James Clerk Maxwell)が1873の"Nature"誌に書いた"Molecules"という論文をNさんに紹介されて読んでいる。マックスウェルといえば「ファラデーの理論を数式化した人」というイメージと「マックスウェルの(悪)魔」しか知らなかったが、この論文は原子論全体を啓蒙的に書いている。 ちなみに"molecule"という単語の意味が今とは微妙に異なっていて、「moleculeはatomとは限らないが、atomは必ずmoleculeである .moleculeは、より一般的な言葉である」としている。が、考えてみたら、HeやArのような単原子分子は「原子が分子である」といえないこともないな。

September 6, 2004 at 09:16 AM in 趣味 | | Comments (0) | TrackBack (1)

2004.09.05

2004-08-29 モダシさんライブ(こうさぎ)

snowは、在住したいです。
きょうnobで、ダルに(されたみたい…
きのう、青森に自分みたいな合併するはずだったの。


*このエントリは、こうさぎの「snow」が書きました。

September 5, 2004 at 10:28 AM | | Comments (0) | TrackBack (0)

2004.09.04

風水、勘弁してよ山本さん

アテネオリンピックのアーチェリー銀メダル「中年の星」山本博選手が、フジテレビの「いつでも笑みを」に出演中。この人ホントに面白くて、司会の渡辺徹もビックリ。 
奥さんの話になったら、「風水にこっていて」と来てガックリ。こういうものに頼るのは〈それ以外に努力するところが残っていない〉という「一流の証明」という見方もあるんだけど、困るんだよなぁ。
その山本さんの自慢のオヤジギャグは

「スポーツマンヒップにモッコリ」
ということで、一同爆笑。 同席のヤワラちゃんも笑っていたけど、野口みずきさんは笑わなかったなぁ。まさか、わからなかったんじゃないだろうが。

というわけで、奥さんのスケプティックネタで書き始めたんだけど、本人の面白さに負けて迫力なくなってしまった。
「一流選手の神頼み」については、また別の機会にしよう。

September 4, 2004 at 09:34 AM in スケプティクス | | Comments (0) | TrackBack (0)

2004.09.02

地球儀のススメ

初めて地球儀を買った。子どもの今に家にはあった(多分、兄のもの)が、それ以降自分のためにはもちろんのこと、子どものために買うこともなかった。欲しかった子もいなかったし、興味もなかった。
globe1.jpg
ふっ、と、「空気を入れるタイプならいいな」と思って、紀伊国屋の南店で買ってきた。

・場所をとらない(わけじゃないけど、固定した場所はとらない)
・回転が自由
・なんといっても安い

ふつうの地球儀は、回転させるためにいろいろ工夫がしてある。中には2軸のものもある。が、ボール型ならどうにでも回せるから便利である。 平面の地図と違って球だから(当たり前だろう)、日本とアメリカが意外に近いんだな、なんて思える。その割に時差が大きいのは、反対側から回って数えるからなんですね。

化学式に対する分子模型が、地図に対する地球儀だと言った人がいたけど、うまいこというね。
分子模型も地球儀も、いろいろ細かいことを調べたり表現したりするのには使えないけど、イメージをつかむのには圧倒的に便利だから。

さらには「透明タイプ」であるため「地球の裏側を見る」楽しみもある。
ケチッて一番小さいのを買ったので、字が小さすぎて読めないという問題があるので、これから買う人はそこのところをよく考えてから買うように。
そうそう、空気を抜けば小さくなるのでカバンの中に入れておくことも可能です。やらないけど。

値段はその小さなやつが840円。 100円ショップにもあるという情報もあるので、それなら持ち歩くのもいいかも。

September 2, 2004 at 01:38 PM in 趣味 | | Comments (3) | TrackBack (1)

2004-09-01 娘帰る

弘前から帰省していた悦子がきのう帰っていった。「帰る」っていうんだろうなぁ、これは。手狭なわが家にはもはや悦子の部屋はないのだけど、ホントに帰ってくる時には何とかするからね>> etsuko。
愛馬(菊男)のために、頭巾を作っていった。哲に教えてもらいながらミシンでやったがうまくいかず、結局ばあばに仕上げてもらったようである。馬の頭巾はさすがに長い。(ああ、ここで写真くらい載せたいよなぁ) 

今回は、行きも帰りも寝台特急「あけぼの」。「ゴロンとシート」という格安の席で、普通のB寝台と違うのは、ゆかた、シーツ、毛布、まくら、スリッパがないこと。料金は、ふつうなら往復で3万円くらいかかるところが1万6千円くらいになるらしい。上野を夜の9:41に出て、翌朝9時すぎに弘前に着く。12時間もかかる、とも思うが、「どうせ寝ている」時間を使うので、実はかなり効率がよい。

親子なんて、いずれは離れるのがあたりまえなんだけど、ちょっと早目にそれが始まっている。
たまに帰ってくれば楽しいし、メールもあるし、電話もIP電話でかけ放題だし、便利なもんです。
卒業したらどうするのかなぁ。

「こうさぎ」が来てから、ここを読むのがイヤになった、という悦子へ。

September 2, 2004 at 11:06 AM in 日記・コラム・つぶやき | | Comments (4) | TrackBack (0)

2004.09.01

唯物論者チンダル

このところチンダル(John Tyndall)のことをずっと調べている。というと学者みたいだけど、一冊の本を読んでいるだけでもある。ただ、ここ数日間は、チンダルが「筋金入りの唯物論者だった」ということを知って、そのあたりを(webレべルではあるが)調べているのである。

「原子論」という言葉は、ふつうの科学ではあまり聞くことがないのだけれども、それは「ものが原子でできている」ということが、当たり前になっているから。 天動説や創造説が幅をきかせていた頃は「原子論」といえば「反キリスト教」ということにもなって、そう簡単な話ではなかったらしい。 チンダルは「ものの動きとしての熱」という本の中で(つまり、イギリスの王認協会のクリスマス講演の中で)、「もとが粒からできている」ということを、しつこいばかりに強調している。例えば、「人間が熱を感じる」という話をする時に、「人間の中の原子が動かされて」という話が狭まれる。板倉聖宣さんに言わせると、「当時の原子論者と違って、現代の科学者は原子論は人から聞いてあたりまえになっているだけで、体にしみついていない。だから、簡単に(オウムなどによって)ひっくり返されちゃう」ということである。たしかに、キリスト教とケンカして命がけで原子論を考えている人は違うでしょう。
現代では原子論を信じるために宗教とケンカする必要もないのだけど、小さい時からキッチリと理解しておいた方が良さそうなことはたしか。

さて、チンダルの頑固なまでの唯物論者ぶりが発揮されすぎてしまったのが、1874年にイギリスのベルファストで行われた、「ベルファストでの講演」というもの。
チンダルはここで原子論、唯物論を語るあまり、キリスト教を批判しすぎて、かなり叩かれたそうである。幸いにして、この講演の記録(日本語版)を入手したので、じっくりと読んでみたい。

September 1, 2004 at 03:34 PM in 書籍・雑誌 | | Comments (0) | TrackBack (0)

2004-08-29 モダシさんライブ

モダシさんとは本名を萠出浩(もだしひろし)さんという青森県東北町在住の「科学実験講座出前師」。
この人は海猫屋主催で26人ほどを集めて、高田馬場のシチズンプラザの部屋で実験ライブが行われた。(写真の1枚くらい載せたかったねぇ)

参加費7000円(料理はでません)の上等な会です。妻とふたりで参加。
◆すいじょうき船のなぞ
 ロウソクの熱で水を熱して走るポンポン船の謎を解明すべく実験をくり返します。熱したパイプが水を吸ったり吐いたりすることがわかったものの、どうしてそれで前へ進むのだろう? 吐いて進む分は吸う時に戻ってしまわないのか?でも戻らないんですね。かざぐるまを吹くと回るけど、吸っても回らなかったことを思いだしました。
モダシさんは家の実験室を飛び出して〈自分が乗れるポンポン船〉を作って走らせたそうです。
最後には板にパイプを差し込んでアルコールを燃やすポンポン船を全員で自作してビニールプールで走らせました。プールにあたると火でとけてしまうのがコわい。
◆紙ぺったん
 トイレットペーパーを水で濡らしてまるめたものを壁に投げつけてペッタンとくっつける遊び。
 さんざんいろんなものにくっつけたあとに、水のかわりにアルコールや油で濡らすとどうなるか、という問題。答えは「くっつかない」。なぜかといえば水以外では紙はぐちャぐちゃにならないんですね。「水ほどものをよく溶かすものはない」というお話。水に溶けないものをベンジンやアルコールで溶かす印象が強くてついつい忘れちゃうけど、水はホントに何でも溶かすんですね。だから、洗濯も水でする。
◆タワッチ君レース
 タワシの上にモーターを載せて、その振動で動かす。いくらやってもクルクル回るだけだったけど、人によってはちゃんと前?に進んでいた。電池ボックスと目玉クリップでスイッチにしてしまうのはさすが。
◆ヨットカー
 小学校4年生用に「ヨットカー」という教材があるそうです。4輪の車に風を受ける帆にあたる板をのせて風を送って動かすもの。風をあてる角度を変えて「ヨットが風上に向かって走る」様を説明してくれる。地元青森では「ズームイン朝」に出演。人が3人くらい乗れるヨットカーを作って走らせていました。
 ヨットの帆は「ふくらんでいる」必要があるか?という話も。
◆黒曜石
 北海道で採掘してきたという黒曜石。割るとガラスのように鋭い面(鋭いのは「線」かも)ができて刃物として使える。本当にガラスそっくりなので、ガラスの破片をマジックで黒く塗ったものを見せたら遺跡かと思った学者もいたとか。

September 1, 2004 at 09:53 AM in 趣味 | | Comments (0) | TrackBack (1)

2004-08-31 連日よく食べる

先週金曜に弘前から悦子が帰っててから連日みんな揃ってよく食べている。

金:悠杜比庵で飲み屋メニュー
土:家で魚いろいろ
日:北澤倶楽部で寿司
月:家でスキ焼き
火:shin&fumikoを迎えてひつじやで各国料理

毎日しこたま飲んでいる、ということでもあるなぁ。
普段いない娘が戻ってくると、いつも以上によく集まる。ついこのあいだまでは最大3人で食べていたのに。

ひつじや のきのうのメニュー
・仔羊のタタキ オニオンスライスとしょうゆ仕立てのタレと共に。柔らかくて全くクセもなくとてもおいしい
・チュニジアのぎょうざ これはスゴイ。ぎょうざというよりは、う~ん、何だろ。皮の中にはひき肉と卵。その卵が半熟…のはずが、きのうはほとんどナマだったなぁ、でもおいしい! こぼさず食べるには技がいる。
・青菜いため
・韓国風サラダ
・アラビア風シシカバブ
・ギリシァ風シシカバブ
・ラム肉ステーキトマトソース
・シュウマイ
などなど、いろいろ食べたけど8人だと量はそんなに多くないから腹具合もOK。デザートは無理だったけどね。

September 1, 2004 at 09:30 AM in 日記・コラム・つぶやき | | Comments (0) | TrackBack (0)