「落下運動の世界」--実験できる算数・数学-- 出口陽正さん
9/26日曜日に、出口陽正さんの「落下運動の世界」という講座に行ってきました。これは仮説実験授業の「授業書」のひとつなのですが、「実験できる数学の授業」という意味で「2倍、3倍の世界」「図形と証明」とともに、画期的なものだと思います。出口さんは、理科、次に社会が中心だった仮説実験授業を「算数・数学」にも適用した、世界!で最初のひとです。
9/26日曜日に、出口陽正さんの「落下運動の世界」という講座に行ってきました。これは仮説実験授業の「授業書」のひとつなのですが、「実験できる数学の授業」という意味で「2倍、3倍の世界」「図形と証明」とともに、画期的なものだと思います。出口さんは、理科、次に社会が中心だった仮説実験授業を「算数・数学」にも適用した、世界!で最初のひとです。
04-09-28 TBSラジオ「サイエンス・サイトーク」の収録、今夜のゲストはお天気キャスターの森田正光さん。おととし、同じ番組にお天気博士の倉島厚さんが出演した時に、森田さんは聴衆として来ていたのだけど、飛び入りでしばらくしゃべった、ということがあったけど、今回はメインゲスト。
『メジャーリーグの数理科学』 上・下
J.アルバート /J.ベネット 著
"Curve Ball: Baseball, Statistics, and the Role of Chance in the Game"
by Jim Albert, Jay Bennett
加藤 貴昭 訳
シュプリンガー・フェアラーク・ 版
各巻とも2,835円(税込) ISBN4-431-71016-7
プロ野球問題(とでも呼ぶしかないか)、これで来季以降12球団、ということになりそうだけど、噂されているように、読売はじめとして、連中が「1リーグ制」を本気で目指していたのだとすると、全く思いもかけない形で、横ヤリが入って予定が狂ったことになる。陳腐ながら「ドラマより面白い」と言ってしまいます。
日垣隆さんの「サイエンス・サイトーク」の収録、今期2度目の今日のゲストはジャーナリストの武田徹さん。東大の「東京大学先端科学技術研究センター特任教授」という長い肩書きもある。
大学院で「ジャーナリスト養成」のためのコースを持っているということで、いろいろと面白い話を聞けたが、中でも「新しい」と感じたのは、「原稿料や、マスコミの給料で食べていくことだけがジャーナリズムじゃない」という話。つまり「ふだんは別の仕事をしている人が、一生に一度だけ作品を書いた」としても、それも立派なジャーナリズム、というお話。んー、まあ、一般ウケする話ではないかもしれないけど、今のぼくの立場としては、この上もない後押しをされた気分であった。
「ニセ科学批判は、なかなかウケないがどうしたらよいか」という質問には、
・説得する技も重要
・短かい期間で見ないで、本に残すことによって「未来の読者」にも読んでもらえると思えば「気が楽」と。
日垣さんからは「笑い」を活用するとよいのではないか、という助言。笑いをとることは、マジメな話をする以上に難しいとは思うが、これもいいヒント。「と学会」は、完全にその路線で走っているし。ちなみに日垣さんは波田陽区のファンで、この頃のお笑いは「ノンフィクション」の要素が入っているとも。
そして、今日の大収獲は、日垣さんが現在書いている仕事。詳しく書くのは反則だろうが、来月号の月刊誌に、ニセ科学の権化のような人を取り上げるという。たのしみ、たのしみ。
本ページからリンクを貼っている田崎晴明さんの『日々の雑感的なもの』というページがあります。内容の「貧富の差」においては、他を圧するものがあります。何しろ専門が理論物理学で、そのあたりのことも容赦なく書きますので、私にとっては「貧」の時が読み時です。このところ、非常に読みやす日が多くなっております。
。
近鉄・オリックス問題で、はじめて選手会が出てきた時のぼくの印象は、「そりゃ、選手は関係はあるに決まっているけど、立場的には経営者が話し合いする相手ではないでしょう」という感じでした。ところが、こうなってみてわかったことは、「オーナーたちに対して何かするとしたら選手会が動くしかない」ということ。
きのうの記事の中で、「空気(大気)の組成」について、書いたら 271828さんからメールをいただいて、なんとこの話題はお父上が科学嫌いになったきっかけだったということで「親の仇」だそうです。(別にぼくが仇なんじゃないけどね)
空気の組成が〈地表と上空とでは異なる〉ということを、理屈だけで書いてしまったが、実際のところは「高度80kmくらいまでは、組成は変わらない」のだそうである。それは、「空気がよく混ざっているから」。なるほど。「対流圏」と呼ぶくらいで、空気は対流してるんですよね。
http://ua.t.u-tokyo.ac.jp/okabelab/izumi/thes/mete1_2.PDF(HTMLバージョン)によれば
科学ネタが続きます。
水素やヘリウムの風船が上に行くのは「ヘリウムが軽い」からなのか? YES & NO.
ヘリウムが「空気より」軽いから、というべきでしょう。「空気の浮力」で浮くのですから、水の中で木が浮かぶのと同じ理屈。 ヘリウム(水素)には「軽さ」があるから浮くのだ、という説もあったそうですが
アイスキャンディーの名前じゃないよ。
チンダル(John Tyndall)の "Glaciers of the Alps, Mountaineering in 1861, and Hours of Exercise in the Alps "のいう長ったらしい名前の本の前半部分を訳したもの。
「○○に関する研究は、早くやらないと、誰かにやられてしまうから、急がないと!」
というようなことは研究者にはありそうな話である。
が、板倉聖宣さんに言わせれば、
「そんなら、誰かにやってもらえばいいじゃないか」
だそうである。
「誰かがやる前に」やろうとするのは優等生だそうだ。
「誰もやりそうもないか、やっててもぐずぐずしてて出来そうもないこと」
は、「オレがやる」と言っていたけど、板倉さんは「誰もやりそうもない」こと
がほとんどだろうなぁ。
しかし、この「誰かに先んじてやろうとする」というのは、たしかにある。
研究のような大げさな話でなく、日常会話でも、「先に言ってやろう」と
思うことはよくある。ネットの会議室やメーリングリストでもあるなぁ、そういうこと。
考えてみたら、無駄だから、これからは「誰も書かなかったら書く」という
方針でいこう。
液体の圧力について書いたところ、ありがたくもコメントをいただいた。メールもいただいている。
原子論を持ち出したのは、早計だったかもしれないが、まあ「原子論なくしてはパスカルの原理は説明できない」などと大それたことを思ったわけではなく、自分としてたまたまそう考えただけのことです。
同じ流体でも気体と液体とで圧力のきまりかたが違うのにとまどっているわけですが、固体も含めて「物みなバネ」と考えれば納得できるかもしれません。
板倉聖宣・江沢洋の「物理学入門」には、気体の圧力について、とても詳しく親切に説明があって、そのあと「さあ液体だ」と思っていると「気体と同じようなことなので、みなさん考えてみてください」というようなことが書いてあって、ガクッ。
きのうはnobと2しなかった?
きょうsnowはnobがアテネまでnobは1された!
nobは、
アテネオリンピックのアーチェリー銀メダル「中年の星」山本博選手が、フジテレビの「
トコヤさんみたいな摸様のペンが回転しながら「浮いている」んだけど、わかるかな。
回転させながら撮ったもんで、ブレちゃいましたが、雰囲気がでてると思います。
止まっていても浮いてますが、まわすと模様がきれい。ちょっと不思議なのは、ゆっくりまわしたのに、ゆれが大きくなって飛び出しちゃうことがあること。
「磁石の力でモノを空中に浮かべておく」ことは、ふつうはできないとされていますが、これが「浮いている」のは、もちろんペンの先か壁に当たっているからです。それでもちょっと不思議な感じです。
かりにもボールペンなので、たまに書いてみようとしますが、たいていすぐにはインクは出ません。
ここで買ったのですが、今は売り切れだそうです。
水圧について悩んで考えたことがあるので、メモがわりに書いておきます。
教えてもらえることがあればコメント観迎します。
海の深いところに行くと、「水圧」が高くなります。だいたい10メートルにつき1気圧で、水深100メートルなら、水の10気圧に加えて大気圧分を足して11気圧になります。というか、そう教わっています。1気圧というのは「1cm2あたりにかかる力」だから、底面1cm四方で高さ10メートルの水柱の重さ(+大気の重さ)が11気圧というわけです。
チンダルが〈筋金入りの原子論者〉と知って、今更ながらに『原子論の歴史』を読み終えた。実は、後半はまだほとんど読んでいなかったのである。原子論の「歴史」というくらいだから、科学の技術的なことよりも歴史の話が多いのは当然なのだが、正直なところその部分は少々読みにくかった。が、かつての原子論者たちが(キリスト教相手に)いかに苦労してきたか、が少しわかりはじめると、がぜん興味が湧いてくる。理科事典の「原子論」の項も読んでみると、原子論者というのはまさに今でいう"skeptic"なのだと感じる。
マックスウェル(James Clerk Maxwell)が1873の"Nature"誌に書いた"Molecules"という論文をNさんに紹介されて読んでいる。マックスウェルといえば「ファラデーの理論を数式化した人」というイメージと「マックスウェルの(悪)魔」しか知らなかったが、この論文は原子論全体を啓蒙的に書いている。 ちなみに"molecule"という単語の意味が今とは微妙に異なっていて、「moleculeはatomとは限らないが、atomは必ずmoleculeである .moleculeは、より一般的な言葉である」としている。が、考えてみたら、HeやArのような単原子分子は「原子が分子である」といえないこともないな。
snowは、在住したいです。
きょうnobで、ダルに(されたみたい…
きのう、青森に自分みたいな合併するはずだったの。
*このエントリは、こうさぎの「snow」が書きました。
アテネオリンピックのアーチェリー銀メダル「中年の星」山本博選手が、フジテレビの「いつでも笑みを」に出演中。この人ホントに面白くて、司会の渡辺徹もビックリ。
奥さんの話になったら、「風水にこっていて」と来てガックリ。こういうものに頼るのは〈それ以外に努力するところが残っていない〉という「一流の証明」という見方もあるんだけど、困るんだよなぁ。
その山本さんの自慢のオヤジギャグは
「スポーツマンヒップにモッコリ」ということで、一同爆笑。 同席のヤワラちゃんも笑っていたけど、野口みずきさんは笑わなかったなぁ。まさか、わからなかったんじゃないだろうが。
というわけで、奥さんのスケプティックネタで書き始めたんだけど、本人の面白さに負けて迫力なくなってしまった。
「一流選手の神頼み」については、また別の機会にしよう。
初めて地球儀を買った。子どもの今に家にはあった(多分、兄のもの)が、それ以降自分のためにはもちろんのこと、子どものために買うこともなかった。欲しかった子もいなかったし、興味もなかった。
ふっ、と、「空気を入れるタイプならいいな」と思って、紀伊国屋の南店で買ってきた。
・場所をとらない(わけじゃないけど、固定した場所はとらない)
・回転が自由
・なんといっても安い
ふつうの地球儀は、回転させるためにいろいろ工夫がしてある。中には2軸のものもある。が、ボール型ならどうにでも回せるから便利である。 平面の地図と違って球だから(当たり前だろう)、日本とアメリカが意外に近いんだな、なんて思える。その割に時差が大きいのは、反対側から回って数えるからなんですね。
化学式に対する分子模型が、地図に対する地球儀だと言った人がいたけど、うまいこというね。
分子模型も地球儀も、いろいろ細かいことを調べたり表現したりするのには使えないけど、イメージをつかむのには圧倒的に便利だから。
さらには「透明タイプ」であるため「地球の裏側を見る」楽しみもある。
ケチッて一番小さいのを買ったので、字が小さすぎて読めないという問題があるので、これから買う人はそこのところをよく考えてから買うように。
そうそう、空気を抜けば小さくなるのでカバンの中に入れておくことも可能です。やらないけど。
値段はその小さなやつが840円。 100円ショップにもあるという情報もあるので、それなら持ち歩くのもいいかも。
弘前から帰省していた悦子がきのう帰っていった。「帰る」っていうんだろうなぁ、これは。手狭なわが家にはもはや悦子の部屋はないのだけど、ホントに帰ってくる時には何とかするからね>> etsuko。
愛馬(菊男)のために、頭巾を作っていった。哲に教えてもらいながらミシンでやったがうまくいかず、結局ばあばに仕上げてもらったようである。馬の頭巾はさすがに長い。(ああ、ここで写真くらい載せたいよなぁ)
今回は、行きも帰りも寝台特急「あけぼの」。「ゴロンとシート」という格安の席で、普通のB寝台と違うのは、ゆかた、シーツ、毛布、まくら、スリッパがないこと。料金は、ふつうなら往復で3万円くらいかかるところが1万6千円くらいになるらしい。上野を夜の9:41に出て、翌朝9時すぎに弘前に着く。12時間もかかる、とも思うが、「どうせ寝ている」時間を使うので、実はかなり効率がよい。
親子なんて、いずれは離れるのがあたりまえなんだけど、ちょっと早目にそれが始まっている。
たまに帰ってくれば楽しいし、メールもあるし、電話もIP電話でかけ放題だし、便利なもんです。
卒業したらどうするのかなぁ。
「こうさぎ」が来てから、ここを読むのがイヤになった、という悦子へ。
このところチンダル(John Tyndall)のことをずっと調べている。というと学者みたいだけど、一冊の本を読んでいるだけでもある。ただ、ここ数日間は、チンダルが「筋金入りの唯物論者だった」ということを知って、そのあたりを(webレべルではあるが)調べているのである。
先週金曜に弘前から悦子が帰っててから連日みんな揃ってよく食べている。
金:悠杜比庵で飲み屋メニュー
土:家で魚いろいろ
日:北澤倶楽部で寿司
月:家でスキ焼き
火:shin&fumikoを迎えてひつじやで各国料理
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