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2004.09.13

もの、みなバネ

乱暴だったかなぁ、タイトル。
オモリをバネの上に置くと、バネがつぶれる。この時バネがオモリを押し返している、ということは誰もがイメージしやすいだろうと思う。 

次に、同じオモリをテーブルの上に置いた時に、今度は「テーブルがオモリを押し返している」というのが、ちょっとトリッキーでわかりにくい。とはいっても、力の矢印を書かされているうちに、多くの子どもは覚える。「そのまま下に沈んでいかない、ということは押し返していることだ」という納得のしかたもある。

「テーブルだって、ほんの少しだけどつぶされて、その分を戻そうとして押し返しているんだ」というのはわかりやすいと思うのだけどどうだろう。バネほど大げさではないけれども、「つぶれるから戻ろうとする」のは同じことだ、と。原子レベルまで入って「原子、分子がバネのようになっている」というと言いすぎかなぁ、でも言いたい。(原子論にこだわるわけじゃないんだけどね、別に論破しなきゃならない相手もいないし)

固体(テーブル)に比べれば液体だって結構「つぶれる」といえるかもしれない。つぶれるから押し返す。流体は押し返すだけでなく、四方八方に当たりちらす。押し返すといいながら、粒自身が押しのけられてしまうから、オモリを支えるのは苦手。自分より軽い(密度小)ものは浮かべることができるけれども。

何とか、気体、液体、固体に共通の話に持っていこうとするのであるが、今日はこんなところで。

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