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2004.09.20

プロ野球、変われ変われ!

近鉄・オリックス問題で、はじめて選手会が出てきた時のぼくの印象は、「そりゃ、選手は関係はあるに決まっているけど、立場的には経営者が話し合いする相手ではないでしょう」という感じでした。ところが、こうなってみてわかったことは、「オーナーたちに対して何かするとしたら選手会が動くしかない」ということ。

ファンがどう思おうと、「識者」がどう思おうと、裁判起こすわけにはいかないし、全国の野球ファンが一致団結して「見に行かないスト」をやるという組織力もない。つまりは、選手会はいろんな人を「代弁」する、唯一の団体だったのだろうな、ということ。

プロ野球機構は、別に公共団体ではないのだから、好きなようにやってもいいはずなんだけど、あまりに誰がみてもみっともないことをすると、どうにもならんということが証明されちゃったんでしょう。「好きなように」とはいっても、客にそっぽ向かれちゃ立ち行かないものね。

巨人を中心として「利権、既得権」というものに対する執着心のすごさを感じたわけだけど、郵政や道路も同じようなもの、というか、もっとひどいか。あちらも、国民に見捨てられたら大変のはずなんだけど、現実にはそうはならないんだから困ったもんだ。

そういえば、読売新聞は、どう書いてるんだろ。

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Comments

Posted by: FURU | 2004.09.20 02:56 PM

FURUさん、ありがとうございます。読売の社説、スゴイなぁ。
にしても、ぼくが記事を書いたのが
2004.09.20 02:44 午後
でもって、コメントをいただいたのが
9月 20, 2004 02:56 午後
素早い!

Posted by: のぶ | 2004.09.20 03:08 PM

我が家は大河ドラマとナイターを見ない。野球中継が長引くといらいらする家族ばかりです。
でも今回のストと一連の動きはとても気になる。それは経営のビジョンにかかわる問題だからです。
大衆の意識に敏感な小泉氏は動くだろうか?アメリカでは「新規参入歓迎」の発言をしていましたね。

Posted by: 271828 | 2004.09.20 05:37 PM

読売の社説は、ほんとにヒドいなぁ。「企業の利益」という意味ではあれでよいのかね。

〈ファン裏切る「億万長者のスト」〉というタイトル付けて、皮肉っているつもりなんだろうけど、今回の交渉とかストって、「億万長者」たちには、直接的利益はないよね。「ファンのため」とか「国民の総意」とかいうと、あまりに偽善的だからイヤだけど、日本人の多くが、なんとなく、あるいは激しく、思っていることを代弁しているという気がする。
「選手会の弁護士の利益のため」という、うがった意見もあるけど、アメリカの団体訴訟のようなことはあるまい。賠償金は払うとしたら選手会の方なんだから。

Posted by: のぶぶ | 2004.09.21 08:56 AM

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