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2004.09.21

リモートコメント

本ページからリンクを貼っている田崎晴明さんの『日々の雑感的なもの』というページがあります。内容の「貧富の差」においては、他を圧するものがあります。何しろ専門が理論物理学で、そのあたりのことも容赦なく書きますので、私にとっては「貧」の時が読み時です。このところ、非常に読みやす日が多くなっております。

さて、『日々の…』は、いわゆるblogでも、掲示板でもなく、「コメントを付ける」(「ツッコミを入れる」とも言う)機能がありません。風の便りによると、「自分の日記に誰かがコメントを付けるなどという恐ろしいことは、考えたこともない」とのことです。それでも、何かコメントしたい時はどうするか? 本人宛にメールする、というのがひとつの方法です。しかし、忙しい人にそんなものを読ませる手間をとらせることは申し訳ないので、こうして、特に繋がりのないページに書くことにしました

「1円は、タダの次に安いか、高いか」ということで悩んだ話も興味深いのですが、すでに完結しているようであるし、また「生八つ橋を開いて食べるのはケシカラ」件については、ご本人も「ドラ焼きを開いたり」「ポッキーをプリッツ化」したりしているそうなので検討は続かず、というわけで9/16の「著作権について」の話にコメントすることにします。

物理学会主催のセミナーのために書いたブラウン運動に関する論文(*) の著作権が「日本物理学会」にある、という話です。他の学会がどうであるのか、そもそもふつうの小説などの著作権が、作者だけにあるのか出版社にあるのかも知らないのだけれども、ぼくが思ったのは、ほんのささいなことです。
(*) そんなわけで実体へのリンクはなくなってしまった)

セミナー用に書いて提出したものと、同じ、あるいはほぼ同じものを「別途書いて持っていた」という設定はダメだろうか。
「物理学会のセミナーに出した論文」というキャッチフレーズを使うにあたっては、制約を受けることはあるだろうが、田崎さんが「自分で考えて自分で書いたもの」を「こういうのあります」といって公開できないのだろうか?
投稿規則の中に「未発表のものに限る」という条項があると、ちとややこしいかもしれないが、何しろ著作権についての事前の約束などまるでなかったらしいし、当然のことながら契約書なんてあるはずない。

発行、出版された後で、「同じようなもの書きました」というのだと、たとえ本人といえども「マネして作った」と言われかねないけれども、「元からあった」のだから仕方ない。「じゃあ、学会に出したのが二番煎じか」ということになるけど、まあそうかもしれない。「未発表に限る」だったかどうかは、効いてきそうな気配。

ところで、その昔、「パブリックドメインソフトウェア」とか「フリーウェア」とかいう話題がでた時に、「著作権は放棄できない」という話があったな。著作権は「本人が何も宣言しなくても、自動的に発生する」とも、だったら、田崎さんが書いた瞬間に著作権は田崎さんにベったりと塗り込まれて、本人がイヤといおうともはがせないはずじゃん。
 日本物理学会が 著 作 権 を 持 つ  というのってあり得るの?
(田崎さんが、洗悩されて「学会」(日本物理学会のこと)の手先になって書いたのでもない限り)

「出版権」とか「販売権」なら、わかるが。

何だかよくわからなくなってしまった。間違ってもご本人にメールなどしなくてよかった。

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Comments

リモートコメント、ありがとうございます。(これは、リモートコメントへのコメントか・・)
なんか話をややこしくしてしまったようなので、ともかく今日の日記にもう少し補足説明を書いておきました。ちなみに八つ橋の件については、皮だけのものが本来の八つ橋であるとのご指摘を何カ所からか受けています。「貧」の極致の記事だったと思うのですが、そういうのにかぎって反応が多いみたいです。

Posted by: たざき | 2004.09.25 03:50 PM

「今日の日記」と書いたのは、昨日の日付の「日々の雑感的なもの」のこと。昨日の日付だけど、さっき仕上げてアップしたので、つい。あと、URL を上の欄に書き込んだので、クリック一発でいけるはず。

Posted by: たざき | 2004.09.25 03:53 PM

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