著作権、良い方向へ(リモコメ)
このメッセージは、田崎晴明さんの日々の雑感的なもの 9/30版へのコメントです。
先日、田崎さんが書いた論文の著作権がどうなるのか、というような話題を書いたのですが、その後
「本の〈編集著作権〉は学会にあるが、個々の論文の著作権は著者(田崎さんなど)にある」ということがわかったそうです。 まあ、ことば遊びみたいになっちゃうけど、「著作権」というものが「放棄できない」のであれば、当然譲渡もできないし、ましてや、「奪取」もできないのだから、あたり前なのかもしれない。
全世界に広がる「雑感」読者のみなさまの無言のサポートが効いたのかもしれません(←こういうことって、決して冗談ばかりではなくなってきたと思う)。と田崎さんも書いているけど、ネットで恨まれたら大変ですからね、ホントに。
東芝さん、どうしただろ、そういえば。
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Comments
いやいや、従来は、学者は著作権を譲渡させられたり放棄させられたりしてきたのだと思いますよ。おそらく合法的に。ぼくが今まで物理学会誌に書いたものの著作権はあっちに行ってますし、最近、本を書いた知り合いでも契約書を書いて著作権を持って行かれたとか言っている人もいます。高橋秀俊先生が書かれたものも、けっこう著作権を奪われてしまっているのではないかと想像します。
ぼくが、色々と言うので物理学会では調べたり相談したりしているようですが、いずれは直面すべき問題だったはずだから、ぼくが憎まれ役になってきっかけを作ってよかったんだろうと勝手に思っています。
Posted by: たざき | 2004.10.01 07:09 PM
〈著作権を譲渡できない〉などと先日書いたのは大ウソだったようです。http://www.cric.or.jp/qa/hajime/hajime2.html#3">社団法人著作権情報センターのQ&Aに出てました。
「放棄できない」という話も、ちょいと調べてみましたが、(ほんとに「ちょいと」です)、「著作権を放棄する」という概念というか方法が定義されていないってことだけのようですね。〈「著作権を主張しない」と宣言する〉ことが、事実上「著作権を放棄する」のと同じなのかもしれません。
Posted by: のぶ | 2004.10.03 06:08 PM