空の温度

ひと月ほど前から赤外線放射温度計を持ち歩いている。後から買ったスティックタイプが気に入ってここ2週間はこれを使っている。
身近のものはだいたい何でも測っているのだけれども、最近気になっているのが「空」の温度。正確には「空に向けた時にこの温度計が何度を示すか」といった方がいいかもしれない。
はじめて試した時にマイナス何度という数字が出てビックリしたのだけれども、要するにこの温度計は、センサーに入ってくる赤外線の量を測っているので、向けた方からほとんど赤外線がやってこなければ低い温度を示すわけである。「空」といえば、空気があってその先は宇宙だから何もないようなものではある。この温度計の測定範囲は、「1メートル先では直径1メートルの円」なので、近くに物のないところで測らないと、いくら上に向けてもビルなどが範囲に入ってしまうことがある。少じづつ方向を変えながら測ってみると、「ビルが入ったな」というあたりから急に温度が高くなるからわかる。 直接ビルなどに向いていない場合でも、反射してくる赤外線もあるのだろう。もし本当に宇宙の温度であればマイナス8度くらいでは済まないだろうから。
何回か別の日に測って-11~-8度くらいだったのだけど、きのうはじめて雨の日に測ったらプラス16度くらいになった。雨粒からの赤外線かとも思うが、雨が止んでも温度は変わらなかったので、雲からの赤外線かもしれない。いろいろやってみると、雲の量によって温度が変わるような気もする。
空の温度とは間係ないが、271828さんが持ってきた「ミノルタ製7万円の放射温度計」は測定角が「2度」というすごいもの。これだと1メートル離れたものでも直径8センチほどの範囲を測れる。レザービームがしっかりと円で表示されて、どこを測っているのかわかるようになっている。そのレーザーを動かすためにモーターが回っていちグリグリするのが不思議な感覚。
温度マニアとしては、スポット型も欲しくなってきた。 いやしかし、その前にチンダルのThermoelectric Pileかなぁ、そんなもの売ってないけど。
November 13, 2004 at 11:14 PM in 科学 | Permalink
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Comments
ハンディタイプの放射温度計、楽しそうですね。私が使ってるヤツ(もちろん職場で)は、電気炉据え付けの「1000℃OVER」でしか測れんヤツなので、ちょっと手軽に測定と言う訳にはいかないのが残念です。
Posted by: 温泉カワセミ | Nov 15, 2004 1:06:34 PM
デパ地下で見る物に次々と温度計を向ける様は、異様だったかも。
空に向けて測るのも、また変な光景だったでしょう。
「1000度まで測れるのならいいですね」と思ったら「1000度から」ですか、さすがセラミック屋さん。そのあたりだとでてくる赤外線の波長域が変わってくるから、低温用とは作りも違うんででしょうね。
ここは、是非3150円でひとつポケットタイプのお買い上げを。
Posted by: のぶ | Nov 15, 2004 1:47:05 PM
ウチで使てるのはチノーの高温タイプですね。なんせ電気炉の最高温度が2300℃なんで、そこまでカバー出来ないと使い物にならない・・・
ttp://www.chino.co.jp/products/030224_1.htm
その他に、私の上司は赤外線による「熱イメージシステム」を使ってます。コッチは室温から結構高い温度まで使える上に、温度分布まで採れて便利なのですが、何せ「スターリング冷却器」付なので、やっぱりハンディさは皆無です。(-_-;)
#3k円なら、ちょっとそそられますね。下手したら耳で測る体温計(アレも赤外線ですよね)より安いかも・・・
Posted by: 温泉カワセミ | Nov 16, 2004 12:36:23 AM