『悪魔の辞典』とチンダル
『悪魔の辞典』 アンブローズ・ビアス著 という本があります。どんな本かを説明するのは難しいので、Googleしていただくとして、ちょっとビックリした発見がありました。
ぼくが、何度もここで紹介したり引用したりしている1800年代のイギリスの科学者ジョン・チンダル(John Tyndall)が、『悪魔の辞典』に登場していたのです。それも、ぼくが全訳しようかと思うほど気に入っている本『Heat as a mode of motion』が題材になっています。
HEAT [熱] という項目(訳は http://www005.upp.so-net.ne.jp/kareha/trans/dd_h.htm から)
Heat, says Professor Tyndall, is a mode Of motion, but I know not how he's proving His point; but this I know -- hot words bestowed With skill will set the human fist a-moving, And where it stops the stars burn free and wild. Crede expertum -- I have seen them, child.熱とは運動、チンダル教授はそう言っている
私は知らない、証明するにはどうすれば?
でも知っている、燃えるような激しい言葉
巧みに使えば人の拳を動かすことを
拳の動く先、燃えるように飛びかう星々を
経験者を信じよ――そうだよ子ども、私は見たことがあるGorton Swope
チンダルさんが「熱とはものの動きのひとつの形態(mode)だよ」ということをうたったのが
"Heat as a Mode of Motion"なのですが、これが悪魔の辞典のHeat(熱)の項に採用され
たのは、どうしてなのか? 当時、チンダルが流行っていたのか、ビアスが科学が好き
だったのか。
December 28, 2004 at 02:49 PM in 科学 | Permalink | Comments (3) | TrackBack (3)
