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2004.12.18

トナカイの名前と「赤鼻のトナカイ」私家訳版

《以下は、1年前に(ココログ移行前の)日記に書いたものです》

日本語では「赤鼻のトナカイ」という題名で、歌詞にもトナカイの名前はでてこないので、「え、トナカイに名前がついてるの?」という「プチ・ヘェー」にすらなるのだけど、原題は、
'Rudolph the Red nosed Reindeer'
なので、あちらの人にとっては「赤鼻トナカイの名前がルドルフ」であることは自明。 さらには、出だしの部分のセリフ?で以下のように8頭のトナカイの名前が出てくる。

You know Dasher and Dancer and Prancer and Vixen,
Comet and Cupid and Donner and Blitzen
But, do you recall,
The most famous reindeer of all?

最後から2番目の Donner が「実はDonderだ」説もあって、
また奥が深いのだけど、それはおいとくとして、もうひとつ
日本語版との違いを考えてみます。

作曲・作詞:Johnny Marks
日本語詞:新田宣夫 

真っ赤なお鼻のトナカイさんは
いつもみんなの笑いもの

Rudolph, the red-nosed reindeer
Had a very shiny nose.
And if you ever saw it
You would even say it glows.

All of the other reindeer
Used to laugh and call him names
They never let poor Rudolph
Join in any reindeer games.

後半は、メロディーとしては日本語版では次の段になるのだけど、ルドルフは「笑い者」になるだけではなくて「仲間外れ」にされていたのです。

でもその年のクリスマスの日
サンタのおじさんは言いました
「暗い夜道は、ピカピカの
 お前の鼻が役に立つのさ」

Then one foggy Christmas eve
Santa came to say,
"Rudolph with your nose so bright,
Won't you guide my sleigh tonight?

(「その年」っていつだろ?)
原文では 「役に立つ」とは言ってないけど、「案内してくれ」と言っているからまあ同じことか。

Then how the reindeer loved him
As they shouted out with glee,
"Rudolph, the red-nosed reindeer,
You'll go down in history!

いつも泣いてたトナカイさんは
こよいこそはと喜びました

ルドルフが「いつも泣いてた」という話は聞いてないし、喜んだのはどちらかというと「他のトナカイたち」なんだけど、ルドルフがサンタに認められたとなるとすぐに態度を変えて「歴史に残る」とまで言ってしまったトナカイたちのことを
言うには日本語は冗長すぎたんでしょうか。

では最後に、
「歌える対訳『赤鼻トナカイ・ルドルフ』」をどうぞ。

December 18, 2004 at 11:39 PM |

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Comments

私の子供の頃からの(可愛くない)疑問。「赤いのと明るいのは別の話やないか?」そぉか。原語でも「bright」なんですねぇ。
ちゅうことはRudolph君の鼻の温度は最低でも「600℃」は超えてる訳ですね。でもguideできるほど明るいっちゅうことは1000℃overかなぁ?などと言う理系の「夢のない」ツッコミをせずには居られない私です。

Posted by: 温泉カワセミ | Dec 19, 2004 1:01:35 AM

まずはじめは "shiny" ですから、これは「光を受けて輝く」ので問題なし。

次の、"you would even say it glows"、の"glow"は蓄光を含めて「自ら光を出す」ことですが、「実際にはshinyなだけなのだが、まるでglowしているようだ」という比喩的表現ととれます。

サンタの言う "bright"はどうなんでしょうねぇ。これは自光、反射光どちらでも使えそうな気がします。

まあ、いずれにしても「照らす」ためには自分で光らなければダメですよね。100万歩譲れば、反射するだめでも「他人から見て目立つため」に役立つといえないことはありませんが。

あるいは、自ら光らなくても、他の光を効率よく集めて照らすということも考えられないことはありませんが、「雪」があれば十分ですね、そんなの。

ともあれ「反射光」と「発光」が混同されていることは間違いなさそうです。

「赤外線放射温度計」の話で「すべてのものは赤外線を放っている」ということを言うのですが、一方「可視光」を自ら放つためにはかなりの高温にならなければいけない、というあたりが身近に感じられました。

「温度は赤外線で決まる」と思い込みそうになったのですが、太陽光は可視光があんなに強力なのですものね。

Posted by: のぶ | Dec 20, 2004 9:27:30 AM

 いやぁ確かに「反射」の可能性も考えたんですが、少なくとも「foggy Christmas eve」には役立ちそうに無いなぁと、思て「自発光」と判断した次第です。

 温度と光の色の関連では、遙か昔に金属工学科の学生やったとき、ある教官から「昔は、金属工学の学生は(赤熱した)色を見て、目視で温度を測れなければ怒られたもんだ」等という無茶を言われたことがあります。流石にそんな特殊技能は全く身に付けられずに卒業しましたが、周囲が真っ暗な状況でかろうじて「赤熱」がほんのり判り始めるのが600℃を少し超えたくらい(周りが明るいと全然見えませんが)、普通に赤熱状態だと判るのが700~800℃からと言う、実生活ではあんまり役に立たない知識だけは経験で得ましたが・・・

 ついでに言えば、1000℃を超えると温度に加えて発光量も増すので、「赤」より「まぶしいオレンジ」になり、2000℃overでは、光温度計の覗き窓はあたかも探照灯のように発光します。色は眩しすぎて判別しがたいのですが、あえて表現するなら、かなり黄色っぽいオレンジなのかなぁ・・・

Posted by: 温泉カワセミ | Dec 20, 2004 5:59:31 PM

「色で温度を知る」話、いいですね。実用にできない人(ぼくみたいに)であっても、そのことから学べることは多いですね。1000度でオレンジですか。太陽光までいくと「白」ですよね。といったって「白」という色があるわけじゃないから、要するに「いろいろないろ」がみんな強く出るってことですか。

『温度のおはなし』という本に、昔の〈高温を測る温度計〉で、望遠鏡のようなもので測るものをのぞいて、基準になる色と比べて温度を知るというものが出ていました。

しかし、ぼくが温度や熱に最近凝っているとはいえ、「赤鼻のトナカイ」の話から、ここに来るとはなぁ。

Posted by: のぶ | Dec 21, 2004 8:55:59 AM

いやいや、生物の発光なんだから熱輻射以外の方法をつかっていると思いますよ。別に蛍が熱い訳じゃない。赤く光り輝くような未知の発光メカニズムがあるという伝承の歌か。

Posted by: たざき | Dec 21, 2004 2:35:12 PM

そうかぁ、発光は熱ばかりではない、そりゃそうだよなぁ、LEDだって。
ホタルが光るなら、トナカイの鼻が光ったっていいじゃないか。

Posted by: のぶ | Dec 21, 2004 8:49:07 PM

ほぉ。ちゅうことはRudolph君の鼻の中では何かしらの生物由来の化学反応が起こっている訳ですね。それでは、Rudolph君は今流行の遺伝子組み換えで鼻に発光器官(チョウチンアンコウみたいなのかな)が形成されてしもたんかな?それとも、鼻の中に赤く光る微生物に住み着かれたかな。(ウミホタルやと青い光やしなぁ)この場合は鼻づまりで長距離走るのしんどそぉやなぁ・・・

Posted by: 温泉カワセミ | Dec 21, 2004 9:58:49 PM

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