放射熱日記 2005-01-19
雨の日以外では久しぶりに雲がたくさんでていたので早速測定。
1~3℃くらい。「放射冷却」の話で「放射する方はいつでも同じように放射している」のだけど、「空から降ってくる熱が少ないから冷える」ということなんだけど、こうして曇の日は「空の温度が高い」ということを見ると、そのことも実感できる。「空の温度」とはいっても直接的には意味はないかと思っていたけれども、もうしてみると結構意味を感じられて楽しい。
葉っぱ、アスファルトの道路、工事現場の鉄製の囲い、などを比べてみると、日中は同じような温度のものが、早朝や夕方では、差がついていて「熱容量」が実感できます。葉っぱの中でも、ちょっと陽の方を向いているかどうかでかなり温度が違うのも面白い。
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Comments
ああ、熱容量ってそういうことか。
なんて単純なことに気づいて感動するシロウトです。
その昔、イヴ=前夜という単語を初めて知ったとき、クリスマス・イヴっていうじゃねぇか、そういうことかあっ! と膝を叩いた(実際は叩いてません)のを思い出しました。
やっぱ私がレベル下げてるなぁ。
Posted by: gomi | 2005.01.20 12:16 AM
「熱容量」の話で、しょうもない話というか愚痴を一つ。
今現在、仕事の都合でつくばに居住しとる訳ですが、TVなんかの天気予報は県内は水戸か土浦くらいしか出ないので、普通はお隣の土浦の方を見てた訳です。土浦の一日の気温は冬場はだいたい最高が水戸+1、最低が水戸+1~2℃くらいなんですが、特に朝晩の気温は体感と予報値が違う気がしてました。で、ある時気象庁のHPで1日の気温データを見たとき、つくばの方が土浦より寒いのに気が付きました。最高気温は土浦と変わらんのですが最低気温は水戸並みかもうちょっと低い日も多い!
どうやら、土浦の方が霞ヶ浦に近いのが影響してそうなんですねぇ。霞ヶ浦言うたら面積だけは日本第2位やけど、その深さは最深部で7m、平均で4mと言う、ほとんど「水溜まり」レベルやのに、やっぱり比熱の大きい水際と、底冷えのする内陸では温度が下がり方が全然違うみたいですねぇ。
Posted by: 温泉カワセミ | 2005.01.20 01:12 AM
一貫して三菱ファンでパジェロに乗っています。
前橋の郊外では今朝も-3℃まで冷え込みました。
我が家の裏の塀のそばに車を止めて、朝見ると
塀に面していないフロント、リア、運転席側の
ガラスは凍っているのに塀に面したガラスは
氷が付いていません。
そんなに高い塀でもないのですが、放射熱が
目で見て分かる。
Posted by: 271828 | 2005.01.20 08:04 AM
>gomiさん
興味関心に「幅」こそあれ、「上下」はありませんから「レベルを下げる」ことはできません。
「学校で習ったことが役にたたない」なんて話は、聞きあきているでしょうが、何とか少しは改善で訖ないかな、と考えております。ぼくのブログで「熱容量」という言葉を口(キー?)にした人がいるだけで大成功。
>温泉カワセミさん
「水たまり」があると気化熱で冷える要素もあるかななんて思いましたが、「蓄熱器」なんですね。たしかに水の熱容量のデカさは特別ですものね。
>271828さん
垂直のガラスも凍りましたか。それでも、近くに塀があると凍らない、というのは実に嬉しい報告です。
車庫にはどんなそまつなものでもいいから屋根があると良い、という話を聞いたことがあって、鳥のフン対策や、日光で熱くならないようにというのはわかりましたが、寒冷対策にもなるんだと理解しました。 畑にワラをかけたりするのも、「空気スキスキじゃないか」と思ったけど、放射冷却対策なんだと考えると納得。
Posted by: のぶ | 2005.01.20 11:31 AM