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2005.01.30

ナノカーボンのパフォーマンス

夕方東急ハンズに行ったら、「ナノカーボン」(正式な商品名かどうかは知らん)の実演販売をしていた。
ナノカーボンというのは、ダイヤモンド(つまりカーボン=炭素ね)の細か~い粒を油みたいなものに混ぜたもので、こいつを電気の接点に塗ると、スキ間がカーボンで埋まって導通が良くなる、というシロモノです。

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2005.01.28

『On Radiation』John Tyndall

チンダル先生が1865年5月16にケンブリッジ大学の人たちを相手に「放射」に関して講演したものをまとめた本。

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2005.01.27

「煮干し」のページの人気?



友人が「煮干し」に関するホームページを作りました。
といっても、料理の話ではなくて、『★煮干しの解剖資料室』という、理科実験のページです。 さて、その内容も面白いのですが、話題はちょっと別。

今(05-01-27朝)Googleで「煮干し」を検索すると、上のページがトップに出てくるのです。作者は学校の先生であり、煮干しページを大々的に宣伝したわけでもありません。にもかかわらず、上位に来るのはどうしてなんでしょうね。有名なブログにでも紹介されれば、アクセスは増えるかもしれないけど、Googleトップということは「リンクが貼られている」ということなのか?

ちなみに、さいきんページのアクセスカウンターが大きく進んだそうなのですが、Googleで「煮干し」を検索して飛んできた人がたくさんいる、とはあまり考えられません。何故なら、検索結果のトップにでてくるのは、

「煮干しの解剖資料室」 続いて、「煮干しの胃内容物!」

ですからね。「煮干しのだしのとり方は・・・」と思って検索した人は、クリックすらしないと思います。

なお、ページの本題である「煮干しの解剖」は、道具もいらないし誰にでもできるので、学校の先生以外の方も是非チャレンジを。 (煮干しは必要です)

追伸:この記事から5年後、2010年に「煮干しの解剖」が本になりました。
その名も『煮干しの解剖教室』(仮説社)
詳しくは、こちらへ。

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2005.01.26

放射熱日記 2005-01-26

赤外線温度計で測った「空の温度」が、放射冷却の理解に役立つのでは、という話をこの前書きました。

たしかに、晴れている時は-30℃をさしているものが、曇った日には+1℃などになりますから、「違い」はよくわかります。しかし「空の温度」を表わしているわけではありません。宇宙のかなた(絶対零度に近い)ほどではないにしても、雲のあるあたりは、-30℃どころではなくもっと冷たいでしょう。つまり、純粋に「空からの赤外線」だけを測ることはできなくて、まわりから反射してくる赤外線も一緒に測っているものと考えられます。これは、気温が下かってくるにつれて、「空の温度」も下がってきたことからも想像できます。

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2005.01.25

ちょっとカラんでしまったかなぁ

今日の「サイエンス・サイトーク」のゲストは、『怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか』を書いた黒川伊保子さん。言葉を徹底的に「音」の切り口から考えて、マーケティングなどに活用している。

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ふざけるな!!! JWord

しばらく前から、時々でてきては「更新しますか」とかうるさかったJWord、一太郎のお仲間かと失礼ながら思っていたのだが、「日本語検索」の仕組みと知って、そんなものいらないのでアンインストールしたら、それ以来も、ことあるごとに「インストールしましょうか」みたいなことを言ってくる。

そして、ついに、いまさっき、全く覚えがないのに「インストールしました」だとさ。いやもうアタマに来る。
世間ではあまり話題になっていないのかもしれないが、これって、へたなスパムやポップアップより悪質だと思う。

稲垣吾郎が「クイックドットコム」とか言っているから、競合製品かと思ったら、同じものらしいね。

結城浩さんの日記によると

どこかで間違ってインストールするリンクをクリックしたのかなあ、と思って再度freeml.comにいってみた。なんと、トップページに行くだけでJWordがインストールされてしまう!

3回試して確認し、3回アンインストールした。やれやれ。

ふざけんなぁあああ

こちらにも詳しい話が。
http://homepage3.nifty.com/tef-room/virus/cnsmin2.html

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空気はホントに乾燥しているのか?

メーリングリストで「ストーブで空気がカラカラに乾いた」という話を読んで、ふと「『乾く』ということは、その水分はどこへ行ったのだろう?」と疑問に思いました。

「湿度」は、

  [空気中の水蒸気圧]
────────────── 
[(その温度での)飽和水蒸気圧]

で表わされます。温度が上がると、分母(飽和水蒸気圧)が大きくなるので、空気中の水分(水蒸気圧)が変わらなくても湿度は〈相対的に〉下がります。(だから「相対湿度」か)

というわけで「ストーブをつけると湿度が下がる」というのは納得しましたが、次に、なぜ「体やモノが乾く」か・・・

1.温度が上がると[飽和水蒸気圧]が上がる
2.すなわち、〈空気中に存在できる水分の量〉が増える
3.体やモノの水分は空気中に出ていきやすくなる
4.だから〈体やモノ〉が乾燥する

なるほど「モノが乾く」のはわかったけど、はたしてこれを「空気が乾いている」といっていいのだろうか?
だって、ストーブを付ける前と後とでは部屋の空気中の「水分の量」は変わっていないではありませんか。乾いたのは、あくまでモノや人(の喉)であって、空気はちっとも乾いてないのではないか?

冬に外気が〈乾燥する〉というのは、夏の湿度の高い時と比べると、相対湿度が低いだけでなく、絶対湿度(空気中の水分の量)も小さいのですが、「ストーブによる空気の乾燥」はちょっと違うのではないだろうか?

なんていうのは、言いがかりであって、われわれにとっては「絶対湿度」よりも、「相対湿度」の方が、直感的であり、また役に立つからこそ、湿度といえば「相対湿度」のことを言うのですね。空気中の水分の絶対量が少なかったとしても、気温か低くて湿度が低ければ、結局洗濯物は乾かないのですから。

洗濯物自身の「乾き具合」に関しては、「水分があるかどうか」すなわち「絶対湿度」で決まるけれども、空気が「乾いているかどうか」は、あくまでも相対湿度が問題である、ということで納得。

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ひび割れたビル

world-harajuku
この写真を別のところで公開したら、何人もの人から「こわい、アブナイ」という声があがりました。つまり「本当にひひ割れているのではないか」ということなんです。 ぼくは何度も現物を見ているし、いくらなんでもそれはないだろうと思ってはいるのですが、写真を見ているうちに段々と心配になってきてしまいました。

「ワールド原宿」というビルで、原宿の東郷神社の向いあたりの明治通り沿いにあります。

検索すると、このビルに入っている焼肉屋の話とかは見つかるのですが「ひびの入ったビル」という話題がないのです。(ホントにしろ、デザインにしろ)いい目印だと思うのですけど。

左下の「木」は、間違いなく木であって、ひび割れではありません。

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2005.01.19

放射熱日記 2005-01-19

雨の日以外では久しぶりに雲がたくさんでていたので早速測定。
1~3℃くらい。「放射冷却」の話で「放射する方はいつでも同じように放射している」のだけど、「空から降ってくる熱が少ないから冷える」ということなんだけど、こうして曇の日は「空の温度が高い」ということを見ると、そのことも実感できる。「空の温度」とはいっても直接的には意味はないかと思っていたけれども、もうしてみると結構意味を感じられて楽しい。

葉っぱ、アスファルトの道路、工事現場の鉄製の囲い、などを比べてみると、日中は同じような温度のものが、早朝や夕方では、差がついていて「熱容量」が実感できます。葉っぱの中でも、ちょっと陽の方を向いているかどうかでかなり温度が違うのも面白い。

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くりこめ詐欺(ネタバレ注意)

日記に項目立てるようなことではないのですが、先方にコメント欄がないのでつい。

「オレオレ詐欺」のことを「振り込め詐欺」と呼びましょう、ということを聞いて、ふと、〈田崎さんが、「オレオレ」ネタを書いていたなぁ、と思いだした。

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2005.01.17

「四捨五入」40年来の濡れ衣? いや違うか?

「四捨五入」について、40年間近く誤解していたことがあります。
「5」を繰り上げることを
「本当は、真ん中だから、上げても捨ててもいいのだが、便宜上切上げている」
と思い続けてきたのです。

そのため、四捨五入で「5」を上げる度に、「ああ、こいつ得しやがって」とか、
「ああ、5が多いから合計が多めになるな」などと思っていました。

しかし、考えてみたら(みなくても)

0,1,2,3,4 ・・・上
5,6,7,8,9 ・・・捨

なのだから、しっかり「半々」で何も問題ないではありませんか。

・・・しかし・・・(書き始めた時には、ここまでで良いと思っていたのだ)

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2005.01.13

熱は温度の低い方にのみ流れるのか?

放射熱日記 2005-01-13
◆放射製氷失敗
 昔の人のマネをして放射冷却で氷を作ってやろうと、発泡スチロールに水をかけて、〈上空に邪魔のないところ〉に置いておいたがダメだった。〈凍らなかった水〉の温度を測ることもしなかったけれども
さわった感じでは、大して冷えることすらなかったのかなぁ、というところ。気温が零下になって凍ってしまうことを心配していたのがおかしい。
 マンションの1階の庭に出しておいたのだけど、「広い野っ原じゃないとダメなんじゃないの?」と息子に指摘された。たしかに「真上」には何もないものの、まわりには建物が迫っているではないか。これではまわりから放たれる熱線は防げない。実は、「まわりの空気で暖められないように」と思って、発泡スチロールの「箱」の底に皿を置いたものもあったのだが、こんなの箱の内側の熱線がバシバシ降ってくるではないか。

◆放射冷却ネタ
 「放射熱」で検索してもあまり面白くなかったが「放射冷却」だと、出るわ出るわ。気象の記事はもとより、建築でも「ビルの谷間は放射冷却は少ない」なんて話がでていた。(これを読んでいたにもかわらず、上の製氷実験では谷間に置いていたのだな)
 放射冷却に関する研究結果もいろいろでていたし、さらには「パラボラクッカー(パラボラ型の反射板の(文字通り)焦点に食料を置いて焼く器具)」による製氷を試みた実験(ダメだったそうですが)も見つかったので、どうやらぼくの出る幕はなさそうです。

■熱は温度の高い方から低い方に流れるとはいうけれど
 さて、今日のメインはこれ。

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2005.01.12

2005-01-12 思いがけない飲み会

年が明けて初めてのTBS収録(なんて言うと、出演するみたいだ)。今日は、「是非行きたい」という知人がふたり参加。いつものように18:20に「ウルトラマン下集合」だったのだけど、ギリギリまで来なくてあせった。工事のためにウルトラマンが見えにくかったらしい。TBSの人に聞けばわかるだろうけど、まだまだ認知度は低いようである。

今日のゲストは小泉武夫さん。発酵に、カビに、食に、酒に、とにかくよくしゃべっていたなぁ。面白かった。
日本酒の話が出たので質問の時に「息子が酒造りを目指しているのだが」と言ったら、「杜氏組合」の講習会や、円山町の店などを紹介してくれた。肝心の息子はどう考えているのやら。

さて、一緒に参加したKさんの奥さんも参加していて、こちらが「お酒大好きで、蔵元回って、利き酒資格もとった」というじゃありませんが。というわけでK夫妻とTさんと4人で飲み屋探し。「いい店見つけておいたのに、紙持ってくるの忘れた」ということで、歩きながら、Tさんが「あ、ちょうちんがある」と見つけた店を見ると、「竹林」という酒ののぼりがあったので、K夫人が即決。 ぬる澗を中心に、いろいろ飲んだなぁ。K夫人はノートにメモしながら、時には放射温度計で温度を測りながら飲む、飲む、飲む。 こんなところでまた人の輪が。酒が繋げる人の輪なんてありふれているかもしれないけどね。
店の名前は「六甲亭」でした。(五反田に同じ名前の店があるけど、関係ないみたい)

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放射熱日記 2005-01-12

きのうの日記に、温泉カワセミさんから思いがけず実体験に基ずいたコメントをいただき感激。汚れまくっていたヤカン(ステンレス製)を磨いたので、放射熱の損失が少しは減ったか。

今朝7時少し前に、パンと牛乳を買いにコンビニに行く途中、100円パーキングに止まっているクルマのガラスが凍っているのを発見。うむ、これぞ「放射冷却」であろう。フロントとリアが凍っているのに対して、横にある窓のガラスはそのまま。空に向いている面がほとんどないからだろうと予想。ただし、すべてのクルマで凍っているわけでもなく、まだわからないことは多い。

庭(といってもマンションなんでほとんど空地がないのだが)に浅い皿に水を入れて置いてみよう。皿は発泡スチロールの上に置こう。ベンガルの人が「ワラ」を使ったように。 気温が零下になると面白くないので、今くらいの気候が丁度良いのかも。 周囲が零度より暖かいにもかかわらず凍る、というところが放射冷却の肝なのだ。

ところで、クルマのフロントガラスに氷が張っていたのは、元から水があったからだろうか?そうではなくて空気中の水蒸気が露になって付いたものが凍ったから、あるいは水蒸気が直接昇華して霜になったか。これは結晶を見ればわかるだろうから、次は近くで見てみよう。

ここまで放射熱について調べた今になっても、そこいらに置いてあるものが、〈遥か彼方の宇宙に向けて熱を放出する〉というのが、どうにも信じられない。

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2005.01.11

放射熱日記 2005-01-11

チンダルの本("Heat considered as A Mode of Motion")には、まだまだたくさん radiant heatについて書いてある。「放射冷却」に関する話で、ベンガルでの氷の作り方がでている。浅い穴にワラを敷いた上に置いた皿に一度沸かした水を入れておく。水は放射冷却され、ワラは熱伝導が悪いので地面の熱をもらうことなく、朝までには「氷になる」というわけ。このことは、Dr.Wellsが書いているそうで、そこには「晴れた空」が条件だと書かれているが、チンダルはそれに加えて「乾いた空気」であることが必要だと書いている。水蒸気が強力な「熱吸収(放射)体」であるから。

逆に放射冷却を防ぐためには、「何かが上にあればよい」ので、他は凍っているのに葉の陰は凍っていない、ということも起きるそうで、「クモの巣があるだけでも防げる」とか。
[Lecture XII より]

その気になって読んでみると、いろいろなところに放射熱の話はあるもので、近角聡信さんの『日常の物理事典』、同『続・日常の物理事典』(*)を久しぶりに開けてみたら、いくつもがでていた。中でも「ガスの炎のうち、青い炎は気体なので放射熱が少ないが、赤い炎は炭素の粉が入っているので放射熱が高い」とか「赤外線コタツは、中の空気を暖めるのが目的ではないからふとんは、厚くなくてもいい」とか「アルミ箔による断熱の効果」とか、いろいろと嬉しくなるような話が書かれている。この本は索引に「熱」とか「放射熱」という分類があるし、文中にもリンクが張りめぐらされているので、こうした探し方には非常に便利である。

料理の話がよくでてきて、「ローストビーフを切り分けるのは主人の仕事」なんて書いているのだけど、ぼくは40年くらい前に近角さんの切り分けたローストビーフ(多分ね)を食べたことがあります。

(*) 05-02-16 当初、書名をあやまって『日常の物理学』と書いてしまいました。その後『日常の物理学』という同じく近角さんによる別の書物を読んで、「同じ題名とは変だなぁ」と調べているうちに、自分が間違えていたことに気付いて本日修正しました。

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2005.01.07

鹿児島に行ってきました

3日~6日に鹿児島に行ってきました。多分初めて。
飛行機で2時間足らずだなんで、8時に乗れば10時には着いてしまうから「遠くに来た」という実感はありません。バスで市内に入っていくと、東京と特に違いのない風景なのでますますそう感じるのですが、ふと「同じ国というのはこういうことなのか」と思ったりしました。 言葉や文化の似ている国同士だと、他の国に行ってもそうなのだろうか。

鹿児島中央という駅が実は前の「西鹿児島」だとわかりました。新幹線開通とともに改名したそうですから、ついこのあいだのこと。県名でも市名でもある「鹿児島駅」よりも、「西鹿児島」の方が栄えているという不思議なことになっていたけれども、名前が「西」では格好がつかないから「中央」にしたのでしょう。この機会に「鹿児島初の駅ビル」ができて、さらにそこには「観覧車」が回っていました。桜島がよく見えるそうです。

鹿児島が桜島を囲むようになっているとは初めて知りました。島のまわりの部分は大きな「カルデラ」だそうです。フェリーも渡っているので「島」だと思っていたら、一ヶ所繋がっていました。

「明治維新ツアー」で半日いろいろ見せてもらって、ようやく西郷隆盛や、島津斉彬などのことをほんの少し知る。「歴史は苦手」とはいっても、こういうところに来ると、英語でいえば「アルファベットを知らない」くらいのレベルであると感じます。

あとで、写真でもアップロードしよう。

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