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2005.03.02

放射温度計 AD-5615について

2週間ほど前に、新しく買った放射温度計のことを少し書きました。

機能、デザイン共に気に入ったのでみんなにも薦めよう、と思っていたところだったのだけど、「寒いところで測ると大きく狂う」ということがわかって、メーカーに問い合わせをしてみました。

2005-03-02の時点で"AD-5615"を検索すると、このブログがトップに出るようなので、この温度計の情報をここに見に来る人もいると思うので、これまでにわかっていることを書いておきます。

メールでのやりとりでは「周囲の温度が変わると補償回路が安定するまでに時間がかかるので、30分待てば正しい値になる」という趣旨の回答をもらったのですが、他の温度計がふつうに使えるのに、これだけそんなわけもなかろうということで、この個体が不良である可能性を考えていました。「期待した」というべきかな。この個体だけの問題であれば交換すればいいわけだから。

その後、メーカーから電話をいただくなどして、別の個体でも試してみた結果、残念ながら、「寒いところでおかしくなる現象」は、個体の問題ではなく、「そういうものである」らしいことがわかりました。(メーカーの公式見解というわけではありません。あくまでも、ぼくが、使ってみた2体がそうであったということです)

放射温度計は、入ってくる赤外線をサーモパイルで測るのですが、サーモパイルは「温度の差」を測るだけなので、絶対的な温度を知るためには「基準」となる温度が必要になります。実験室では氷水を使うことが多いのですが、ここではそういうわけにはいかないので、別の温度計が入っていてそれとの差を使うようです。こいつが外部の温度に追従しないのではないか、という話もありましたが、よくわかりません。

夜10時頃に外に出て、AD-5615を含む4台の放射温度計を使ってみましたが、他の3台がほほ同じ数値を示す中で、AD-5615は異常に低い値を表示していました。

寒いところでダメ、ということで冷蔵庫でちょっと試したけど、異常かどうかはわからず。室温では問題ないかと思ったけれども、指の温度を連続的に測っていくと、ボタンを押すたびにドンドン温度が高く出て、ついには40度を越えてしまう、という挙動も見られました。

これ以上「異常さ」を調べても仕方ないのでこのくらいにしておきます。(だったら返品すればよかったようなものなのですが、妙に愛着があるんですよ)

期待した機械だっただけに大変残念なのですが、もしかしたら「この2台だけの異常」という可能性に期待しつつ、どなたかお使いになった方が、ここを見つけてコメントしてくれるのを待つことにします。
AD-5615

うしろに写っているのは、この温度計のメーカーの「エー・アンド・ディ社」のTシャツ。

March 2, 2005 at 11:30 PM in 科学 |

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