「浮沈ぶどう」の続き
〈浮沈ぶどう、そしてブラッグの『物とは何か』〉を書いた後、東急ハンズにネタを探しに行ってきました。ぶどうやレーズン以外にうまく浮沈するものはないか、というわけです。買ってきたのは、
・ビーズ(直径7.7ミリの球。糸を通す穴あり)
・ガラス玉(直径8ミリの球)
・アラザン(お菓子に使う銀色の玉。ほとんど砂糖。直径5ミリ)
・ミモザの種を砂糖でコーティングしたもの。デコボコ球型役8ミリ。
ねらいはビーズやガラス玉が浮かんですぐに泡を失なって沈んで、また浮かぶというもの。
で、やってみた結果。
□ビーズ
すぐに泡がたくさんついて浮かんできた。が、なかなか落ちない。
□ガラス玉
そこそこ泡はつくが、浮いてこない。重すぎるのか。「きれいすぎる」のかと思い、わざの油やロウを付けてみるが効果なし。
□アラザン
これは期待の秘密兵器だったのだが、大変なことになった。入れた途端に泡がでまくって、アラザンはどんどん小さくなっていく。浮沈どころではなかった。そういえば、ソーダ水にラムネキャンディーを入れて、爆発的な泡を出すという裏ワザがあるそうだが、アラザンも同じようなものであった。
□ミモザ
アラザンに恐れをなして、試しもせず。
ガラス玉は結局ただの一度も浮上しなかったので、ビーズとレーズンでテストを続けた。
ビーズ4個とレーズンを同じコップに入れると、全部沈んだ状態でじっとしている。泡がくっついた同士はくっつきあうようで、レーズンが浮上しようとするのを引き止めているようにも見える。それでも時々レーズンが仲間を振り払って浮上。すると、ビーズも4個一緒に浮上。かと思ったら、2個づつや、1個づつにバラバラになって浮上したり沈んだり。延々と何分にもわたって、浮沈を繰り返してくれた。
たくさん泡を付けて、コップの底で待機するレーズンと4匹のビーズたち。
一方、別のグラスに入れたレーズンとビーズ1個の方は、じっと沈んだまま浮いてこない。炭酸水は同じボトルから、後から入れたもの。泡のつき方を見ても、大きな泡にならず、いかにも浮力が足りなそうではある。結局理由はわからず。あとで「米」も入れてきたら、1~2度浮上したが、そのあとは底にへばりついたまま。泡がひと筋出続けていたのが気になる。
・表面がきれいすぎて泡が付かないものは論外
・泡がついても、離れてしまうと浮き上がれない
・泡は表面に付いて、だんだんと大きくなってほしい
が、定着せずに泡だけを放出しているものもある(米)
成績のよかったレーズンを見ると、
・大きな泡を抱え込み
・無汰泡を出さず
・浮かんだ時に、泡を消し(あやしいが)
浮沈を繰り返しているようである。
□二酸化炭素の逃げ方
グラスをきれいに洗っておくと、泡がつかない。これは、「生活の知恵」として前から言われていることであるが、このデモンストレーションをやっていると実感できる。浮沈させる主役たちは、適度に汚れて泡を作ってもらうのであるが、容器にはできるだけ泡は付かない方が良い。炭酸水の気が抜けるのが遅い方がいいからということもあるが、それ以外にも、せっかく付いた泡に干渉して泡を離れさせてしまったりしてはいけないし、「見やすい」ためにも泡はつかない方がいい。
そんなわけで、よく洗ったグラスからは泡があまり立たない。
では、そういうグラスに入れた炭酸水はなかなか気が抜けないのだろうか。おそらく、多少はその傾向はあるだろうが、目に見える差にはなっていない気がする。炭酸が気体となって出ていくために「水分子を押しのける」のが大変だ、ということで、「於れた面」が狙いどころなのだけれども、では水の「表面」はどうだろう。表面にいる水分子はくっつきあおうにも相手はいない。こここそが、二酸化炭素が泡となって出ていきやすいのではないか? 表面から気体となって出ていっても「泡」ができないから目立たないのではないか。
これを検証すべく〈表面に洗剤の膜を作れば、二酸化炭素が気化すれば洗剤の泡ができる」と考えて、グラスに洗剤を落としてみたが、少々入れすぎたこともあって、それまでレーズンやビーズに付いていた泡もどんどん取れてしまった。失敗。油の膜を作った方がよかったのだろうか。
他に試すものもなく、その後も「レーズンと4つのビーズ」を見守っていたが、くっついたり離れたりしながらも、浮沈を繰り返してなかなか楽しませてくれた。
動画ファイルは巨大(13MB)です。毎度ファイル形式が変わって申し訳ないのですが、今回cはAVI。エンコード形式は何なのだろうなぁ。この前の猫のaviと同じなんですが。
June 19, 2005 at 11:33 PM | Permalink
TrackBack
TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/4586/4626218
Listed below are links to weblogs that reference 「浮沈ぶどう」の続き:
Comments