【放射熱日記 2005-08-17】 スターリングエンジンを太陽熱で回す
胃と腸の内視鏡検査を受けるために「下剤」「腸内洗浄」と続いて空腹状態が続く。病院に行くまでの間に、前からやりたかった実験に手をつけてみた。
先日の仮説実験授業の会で「低温度差スターリングエンジン」というものを手に入れてきた。スターリングエンジンにもいろいろあるが、これは別名「コーヒッカップエンジン」とも呼ばれるもので、わずかな温度差(20度程度)でも動くのが特徴。栃木県のYさんが自作したもの。
写真の「八角形」の部分の上面と底面との温度差を利用して動く。
コーヒーをいれたばかりのカップの上に載せると、スイスイと回る。
底面で暖められた空気が上面のアルミ面で冷やされるという仕組み。
コーヒー(お湯でもいいが)で動くのはあたりまえなのだが、実は
同じ機械で「上面を暖めて」回すこともできるという。上面を太陽光に当てて暖めて、底面を冷やす、とまでいかなくてもあまり熱くならないようにしておけば、コーヒーカップの時とは逆の「温度差」が作れるというわけ。
上面も底面もアルミ板でできていて、このままだと太陽光を反射してしまって暖まらない。作ってくれたYさんは黒いゴムシートを載せてやったそうですが、ぼくは大胆にも黒く塗ってしまうことにした。こうすれば太陽熱をよく吸収する。(コーヒーカップの時に載せた時には、ここが冷却側になるのだが、その時も黒い方が都合が良いはずアルミの金属面は放射率が低くて、なかなか熱が逃げないが、黒く塗ることによって放射率が高くなるということは、ここ一年の放射熱ハマリのおかげで明白)
100円ショップのアルミ皿に載せてイザ外へ。皿の上に濡らしたペーパータオルを敷いた上にエンジンを載せて、底面が冷えるようにした。
まわらない。
黒く塗った面は暖くなってはくるが、イマひとつ。アスファルトは50度くらいになっているのに、37度くらいまでしか上がらない。もちろん雲が出てくると全然ダメ。そうこうするうちに、皿の方も暖まってきてしまった。皿はアルミであっても光沢面なので、日光が当たってもなかなか暖まらないのだけど、手で持っていたから体温で暖まってしまったのかもしれない。
路上でこんなことをやっていたので、通りがかった近所の人が「それは何ですか?」と近づいてきて、しばらく話をした。「スターリングエンジンは、名前だけは聞いたことがあったのですが、見るのは初めてです」とのこと。(ふつう、そうか)「コーヒーカップの上で回るものだが、今は太陽熱で回そうとしている」と説明したら「コーヒーカップだと回るんですか?」と聞くので「そりゃもうよく回りますよ」と話した。
こんな会話も面白いけど、やっぱり落ち着いてやりたいので、今度は庭でやろう。
August 17, 2005 at 10:17 PM in 科学 | Permalink
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Comments
のぶさん、
推測ですが、アスファルトが熱すぎたのかも知れませんね。もっと熱伝導の悪い陶器とかのお皿にするか、台なんかの上に載っけて地面と距離を取ってやると良いかもしれませんね。
Posted by: 温泉カワセミ | Aug 19, 2005 8:47:00 PM