【放射熱日記】アイロンが熱くない
アイロンが熱くないわけはありませんが、熱いはずなのに熱く感じないことがあります。
この写真を見てください。
電源を切った直後のアイロンが41℃ということはありませんよね。でも放射温度計はそういっています。
それでは、次は?
2枚目では、温度計は、アイロン面のスチームの出る穴のあたりに向けられています。アイロンのピカピカした面は放射率が低いために、温度が低くでたのに対して、穴のまわりは水アカなどで汚れているので、放射率が高くなって高い温度が出た、ということのようです。
でも、78℃でもまだ低すぎですね。穴のあたりに向けても、それ以外の部分も測ってしまうので、まだ低くでているのでしょう。(測定した時は、写真よりも温度計はアイロンに近づけてはいましたが、まだ他の部分も含まれていたでしょう)
ピカピカの金属面は放射率が低くて、温度が低く出るというのが放射温度計を使う時に注意のひとつなのですが、実際なかなかそういう場面がないのですよね。ふつうに室内にある金属面を測ると、気温より高くでることがよくあります。はじめはビックリしたのですが、タネをあかせば、金属から放射される熱(赤外線)に加えて、まわりの赤外線が金属面に「反射」して、温度計に届くために、「高め」に出るようです。
これには、ある日気付いて、説明書にも書いてありませんでしたが、オプテックス社のページのQ&Aに「反射」についての注意が書かれていました。結局は、反射があろうがなかろうが、金属面はまともには測れないのですが、「放射率が小さいはずなのにどうして高くでるの?」という疑問のヒントにはなるかな。
September 28, 2005 at 11:33 PM in 科学 | Permalink
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