超純水97%!の謎
東急ハンズで売っているEnviron-201なる洗浄剤は、その成分が「超純水」だそうである。
http://www.hinoki-nigari.com/page016.html
超純水とは、水の不純物を極限まで取り除いたもので、微細な測定や半導体の製造などに使われることはあっても一般の「洗浄剤」として使われるものではないはず。が、ともかく「超純水」なのであれば、それはそれで面白い。 が、その成分を見ると、
超純水97.097%
なのである。う~~~む。だとすると残り3%には一体なにが?
さらには
50倍に薄めて使ってください。
と。いったい何で薄めるのか。さらには、
2倍濃縮タイプ
もあるとのこと。超純水を濃縮するといったい何が??
ちなみに標準タイプの成分は、
・超純水(97.097%)
・メタけい酸塩(1.30%)
・界面活性剤(LAS)
・分散剤
「超純水」に何かを混ぜちゃう時点でもうわけがわからないのだけれども、そりゃ混ぜないと汚れは落ちないから仕方ない(落ちるとすれば、だけど)。
「2倍濃縮タイプ」の成分は、
・超純水(94.194%)
・メタけい酸塩(2.60%)
になっていた。これは他の成分をそのままにして「超純水」分を減らした分量だから、元に戻すためには超純水で薄めないといけないのだけど、などとマジレスしても仕方ない。
さらにはこんなことも書いてある。
アルカリ性(苛性ソーダなどのアルカリとは全く違い、皮膚に安全です)
たしかにアルカリ性だからといって危険というわけではないけれども、カタログには、
特にマイナスイオン値を高める事によって驚異的なPH(ペーハー)値最高14.0の強アルカリになります(苛性ソーダなどの遊離アルカリとは違います)。
と書いてある。「PH 14」……「安全」って。
ついでに、
長時間コロナ放電したイオン化水と、界面活性剤LAS(生分解性)他洗浄補助剤及び環境・生体を配慮した、高いPH(ペーハー)値14.0の相乗作用で、急速に油を剥離・分解し「水に溶解する油でない物体」にして簡単に落とすのです。
これで実際にきれいになるならそれでいいけど、「超純水」なとと平気で言っちゃう製品をわざわざ使うかどうかは、ちょっと考えてみたいところ。
October 23, 2005 at 02:55 PM in 科学 | Permalink
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Comments
久々に書きましたね!最近mixi組が多いのでblogおざなりの人も多いらしい。
Posted by: morry | Oct 24, 2005 4:17:50 PM
のぶさん、
あははは、相変わらずハンズネタは香ばしいて宜しいなぁ。
この「(自称)超純水」に物混ぜ込んだ時点でダメダメやん!ってトコにすぐ気付けるかどうかで、この手の「似非科学」商品に騙されやすいか否かの指標になりそうですね。
まぁそれ以前に、PH14で皮膚に安全とか、クラスターが小さいだの言うてる時点でお話に成らん訳ですけどね。
Posted by: 温泉カワセミ | Oct 24, 2005 9:07:51 PM
ここまでくると温泉カワセミさんとしては、別の意味で「ツッコミどころがない」という感じでしょうね。 売場のデモが休憩中で、パンフレットだけもらってきたのだけど、人がいたらどうしていただろうなぁ。
Posted by: のぶ | Oct 25, 2005 9:13:57 AM
>morryさん
はい「mixi組」です。
「オモテ」もちゃんと書きますです。
Posted by: のぶ | Oct 25, 2005 9:15:54 AM