物理教育国際会議2006(ICPE 2006 TOKYO)
http://www.komed.c.u-tokyo.ac.jp/ICPE2006/index.html
表題の会議に参加しました。日曜の夜のウェルカム・パーティーから今日の閉会まで5日間ほぼみっちりと出席。
日本で開催されたのは20年ぶりのことだそうで、たまたま最近この世界にかかわったぼくとしては、いいタイミングでした。
参加者総数 434人
内、日本から 319人、外国から 115人
参加国数 25ヶ国
参加数上位の国は、日本以外では以下のとおり。
中国 25人
韓国 20人
パキスタン 13人
インド 10人
アメリカ 9人
ブラジル 8人
「国際会議」というわりには欧米が少ない、と(正直なところ)感じる人も多いかもしれないけれども、参加してみて「それだけ物理教育問題を深刻に捕えているから」なのだろうと感じました。
いわゆる先進国と途上国とでは抱えている問題は違うところもあって、パソコンに最新式のセンサーをつなぐような話に「あんなこと言われてもねぇ」という感想を持つ人もいました。その一方、「途上国での問題」として挙げられたことの多くは、どの国の教員にもあてはまるものがたくさん。中でも「生徒が質問するとおこる先生」はどこの国にでもいるようで困ったもの。
日本から参加する人のサポートのために1日か2日顔を出すくらいのつもりでいたのですが、参加を決めた後で自由の身(退職)になったこともあってフル参加。毎朝9時からの講演に皆勤したのは大したもの。会場が異常に近所だったこともあります。
自身の発表は、ほんの5分ほどだけであとは聞くだけだったにもかかわらず、ドッと疲れました。英語にひたるとはそれなりのストレスなのだなぁ。
ともあれ、大変良い経験をすることができました。
関係者のみなさん、ご苦労様でした。
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