フランクリン生誕300年記念行事
2006年1月17日は、ベンジャミン・フランクリン(Benjamin Franklin)の300回目の誕生日。アメリカでは切手やお札にもなっている人だけに、300年記念行事がいろいろ行われているらしいが、日本でのイベントはひとつしか知らない。
ベンジャミン・フランクリン生誕300 年記念
フランクリン研究会
300 歳のフランクリンから何を学ぶか?!
──みんなでフランクリンになる!──
2006 年8月5日.~6日
主催:NPО法人 楽知ん研究所
という会に参加してきた。
主催者の「楽知ん研究所」は、学校の先生が中心となって、1600年代頃からの「たのしい科学」の伝統に立ちかえろう、と昔の実験を再現したり、自然科学や社会の科学を研究するグループ。2005年からNPO法人。
今回のイベントの目玉のひとつは「電気パーティー」と題した、フランクリンの静電気実験の再現。起電器としては大きなガラス球や塩ビの円板を回転させるものを使い、「電気人間」「電気クモ」など、静電気を使ったいろいろな実験を見ることができた。最後には「水を通して静電気を流す」デモンストレーションとして、近くの池の水を通してアルコールに火をつけておひらき。
実験のやり方は、フランクリンの本に詳しく書かれているので、熱心な人であれば再現はできるのだろうが、実際にこれだけいろいろとやったのは、たぶん日本では初めてだろうということ。
フランクリンは「偉人」と言ってよいと思うが、一方で「おもろいおっちゃん」でもある、というのがこの会のテーマ。年をとっても好奇心のかたまりで、「他人の笑顔」も「自分の笑顔」も大切にした人だったらしい。
読み途中だった、板倉聖宣『フランクリン』(仮説社)をちゃんと読まなくては。
The comments to this entry are closed.
Comments