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2006.09.28

定休日はいつ?

きのう(2006/9/7水)、代々木のカタログハウスのショールームに「油濾し」を買いに行った。 いや、正確には「行こうとした」のだけれども、入れなかった。なんと「定休日」だったのだ。

ああ、そういえば水曜日が休みのようなことは聞いていたのだがうっかりしていた。

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しかし、これはひどい看板である。いったい定休日がどんな日なのかわからない。したがって、いつ「又のご来店」したらよいのかわからない。

まあ、祝日でもない水曜日が「定休日」だというのだから、たぶん水曜日が定休日なのだろうとは想像できるが、実はこの店、「祝日」も休みなのだ。おそらく祝日に来ても「本日は定休日です」というこの看板がでているのだろうが、その日に知らずに来た人は、水曜日も休みなどとは思わないだろうな。


この看板、紙や板を貼りつけたのではなく、ステンレスの大きな台車付きの看板に「本日は定休日です」と、しっかりと印刷(エッチングか)してある。 もしかしたら「定休日は水曜日と祝日です」とでも書いた紙が貼ってあったのが風で飛ばされたのかもしれない。(きっと違う)

カタログハウスは『通販生活』でおなじみ。ちょっとこだわりの家庭用品を扱っていて、リサイクルとか環境とかにはかなりうるさい。接客ふつうよりは良い方だと思うけれども、この看板はどうしたことか。

September 28, 2006 at 11:29 PM in 日記・コラム・つぶやき | | Comments (0)

手の入らない手袋

大きなガラスの瓶(というより壷か)に、ゴム手袋をはめてある。

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ここに手を入れようとしても、なかなか入らない。という大気圧実感体験のツールのひとつ。吸盤のことを調べていた時に、たまたま見つけたアメリカの理科教育の資料にでていたのでやってみたもの。

ゴム手袋のサイズの加減が難しくて、ぼく用のLサイズだと、妻や娘は手が入ってしまう。よってMサイズにしたのだが、これだとぼくは「そもそも入らない」。

それでも、まあ面白いのでみんなで遊んで、妻は「学校に持っていきたい」と言っていたのだが、いかんせんガラス瓶が大変。どこにでもあるものではないし、持っていくには大きくて重い。

ふと思うところあって「ゴム手袋 大気圧」か何かでGoogleしてみたところ、おお、でるでる。しっかり日本でもいろんな人がやっていました。ただし、ガラス瓶ではなくてペットボトルの底を切り落としたもの。
(たとえばこちら↓)
http://kodansha.cplaza.ne.jp/hottopics/tejina2/magic10.html

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おお、これなら持ち歩き自由だし、どこででも手に入る。

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しかも、これの素晴らしいところは「キャップを開けられる」こと。

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開ければ手はふつうに入るし、その状態でキャップを締めると、ちょっと抜きにくくなる。

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抜いたあとに残った手袋は手の形を保っていて、なかなかグロである。

吸盤では「大気圧より低い気圧」を作っていたが、ここではゴム手袋のむこうを1気圧よりも高くしようとしてもがくことになる。

実験(デモンストレーション)としては、、何が起きてるのかの説明がしにくいところもあるのだが、「手袋に手を入れる」というところが子どもにもウケるのかもしれない。

手を入れたところで瓶の中を減圧していく、というバリエーションもあった。
http://natsci.kyokyo-u.ac.jp/~rigaku/forum/3gou/3-23-27.pdf

ペットボトルのキャップに簡易減圧器をつければこれでもできそう。

ゴム手袋は100円ショップにあるので、左右を選ばなければ100円で2個に使える。さらに、少なくともキャンドゥで買ったものは「右手用が1つ余分に」ついてくるのでなんと3個分使える。

かくして、眠りから覚ました「大きなガラス瓶」は再び棚の奥深くしまわれた。梅酒でも大量に漬けることがあればなぁ。

September 28, 2006 at 11:20 PM in 科学 | | Comments (3)

トンデモ吸盤発売中

発売間近」の記事を書きながら、発売後3週間になるのにレポートできていない。いかんなぁ。「ブースター」のことは書いたのに。

9月9日(土)、10日(日)の「仮説社フェア」が新発売イベント。前日に材料が届いたので50枚必死に作って当日納品。初日の夜にあと10枚作って、結局2日間で60枚持っていって49枚売れた。張り付いてデモしていただけのことはある。
イベントの写真がないのが残念。

かわりに「製作風景」というなさけない写真をいくつか。

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製作途中のシートと部品。これにヒモが加わる。

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まさに「内職」。一合升があるのは実験用。

「どこでも吸盤」を出して「トンでも吸盤」を作って、一段落ではあるのだけど、「実験」的興味はつのるばかり。トンでも吸盤をあれこれくっつけているうちに、いろいろと新しい疑問が湧き、いくつかは解決してきた。

『吸盤のなぞ』的なものをまとめておかねばなるまい。

おいおい、ここでも発表していくつもりなので、今日はとりあえず予告をして自分を追い込む。

おまけ。こんなものを買いました。

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そう、歯ブラシに吸盤が!

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こんな感じ。結構実用的です。歯ブラシ立てがいらないからね。

September 28, 2006 at 12:30 AM in 趣味 | | Comments (2)

サイエンス・サイトーク 水谷仁さん(雑誌『ニュートン』編集長)

作家・ジャーナリストの日垣隆氏がホストするTBSのラジオ番組「サイエンス・サイトーク」の収録が今年も始まった。野球シーズンの裏側の10月から2月くらいがサイトークのシーズン。

http://www.tbs.co.jp/radio/xitalk/

日垣氏と、アナウンサーの有村美香さんが聞き手となって毎回ゲストを迎えて科学にまつわる話を聞く。スタジオには見学席が設けられ、10~30人くらいの聴衆が来る。本番収録中はだまって聞いているだけだが、終了後に質問&回答の時間がとられる。その間もテープは回っているので稀に放送されることがある。3年くらい前に『歌う生物学者』の本川達雄さんがゲストの時には、ぼくの質問が放送された。

月に2~3回のペースで収録があるのでその都度報告を書こうと思いつつ、いつも挫折。今年ことは何とか、と思って必死に書いている。

さて、今回(2006/9/26収録)のゲストは雑誌ニュートンの編集長の水谷仁さん。ニュートンといえば竹内均さんが創刊時からず~っと編集長を続けてきたのだが、2004年に亡くなって、水谷さんが引き継いだそうだ。水谷さんは竹内さんのお弟子さんだったので「後は頼む」的なことは言われていたらしいが、「お手伝いするつもりではいたが、まさか編集長になるとは思っていなかった」とのこと。専門は宇宙物理学など。

メモをとらなかったので、話の内容をあまり書けないのだけれどもいくつか。

・ナショナリズム
 科学者は世界人類のためにやっている、とはいいながらも「国のため」という意識は強いもの。アメリカが、ソビエトに負けじとアポロ計画をやったように、中国か北朝鮮が何かやれば日本もやるのかもしれない。(半分は日垣さんがけしかけた感あり)

・アポロは月に行かなかった説について
 途中から日垣さんがしきりにオカルトやニセ科学ネタを振る。宇宙の専門家にこれを聞いちゃうか。しかし、ちゃんと答えてくれた。「一般の人はNASAが情報管理のしっかりしたところだと思っているから『NASAの陰謀』などと言いだすのだろうが、実際にはひどくルーズなところだから、『実は月に行っていなかった』などという重大秘密が守れるはずはない」と。

・理科離れについて
 特にこれといった話はなかったと思うが、新しいことをただ聞いて覚えるのではなく、考える道筋を知ることが大切とのこと。もちろん同感。そのためにどうすればいいのかは、別の話だが『ニュートン』にもできることはあるはず。

・冥王星
 日垣さん「教科書業界では『戦後最大の事件』的なことを言っているが、それほど他に事件はなかったのか」
 水谷さん「社会や国語よりは変わらりませんね」
 検定問題ではいろいろ話題になるけれども、小学校レベルでは教え方は変わっても、科学的事実が変わることはないか、たしかに。しかしね、冥王星の件は、何ら科学的事実が変わったわけではないのだけどなぁ。水谷さんとしては、「増えるのには反対」「減らしたのはOK」でも「そのままでよかったのに」というので同感。

・寺田寅彦
 寅彦の弟子の坪井忠二の弟子に竹内均がいたので、水谷さんは寅彦の「ひ孫弟子」になるそうな。「文才のある科学者」ということで寅彦の話になったのだけれども、そういえば水谷さんの文学的な話はどうだったのか忘れた。

・アメリカでは科学雑誌が売れている
SCIENTIFIC AMERICANは50万部くらい売れているらしい。日本では科学雑誌の中では『ニュートン』がトップクラスでも、1割行くのかどうか。「アメリカ人は、statusとして、読まなくても買っているのではないか」という話になっていたが、そうなのかなぁ。SCIENTIFIC AMERICANの方が安いからということはないのか。特に定期購読の割引きはすごいからね。

・女性読者を増やしたい
 小学生で昆虫や天文に興味を持つのはほとんどが男の子。学生、研究者にも女性が少ない。これではニュートンの女性読者も増えないわけだ。などと言っていないで、「ニュートンだけでも」女性が多く読むようにすればいいのにね。

質問タイムではまっ先に手を挙げて「ニセ科学を扱う予定はないか」を聞いたところ、「予定はないが、困った問題であるという認識はしている」とのこと。

次の人の質問は「定期購読者の比率」。「企業秘密」ということだったが「放送しないなら」と、いちおう話してくれた。

全体的に話は面白かったし、テンポもよくてわかりやすかったので、実はこういう時は質問はでにくいのである。ぼくは毎回質問をしたいと思いながらも、質問内容を考えすぎて悩むのだが、今回嫁仮途中から「ニセ科学のことを聞こう」と決めていた。

そうそう、『ニュートン』といえば8月末に発売された(たぶん10月)号で「元素周期表」が特集されていて、なかなか良いというので買いに行ったのだが売り切れていて買えなかった。質問のはじめにそのことを言ったら水谷さんが「申し訳ない」と言って、すぐ日垣さんが「これどうぞ」といって、自分用だか取材用だかをくれた。有難い。編集長の前で(買わずに)もらう、のも何だが売切れだから仕方がない。

一緒に聞きにきていた人が「日垣さんは周期表嫌いなのかな。くれちゃって」と言っていたが、そういえば冥王星の話はよくしていたけど、元素のことはあまりわかっていなかったようだった。

ところで『ニュートン』はとてもいい雑誌だと思うのだが、そんなぼくでも5年に1回くらいしか買っていない。(今回も結局買いそびれたし)これだから雑誌を売るのは難しい。創刊当時はしばらく買っていたのだけどなぁ。これをご縁にこれから買うかな、と思いつつ今日ローソンで見かけたのに目次くらいしか読まなかった。(ローソンにあったことにはビックリしたけど)

さて、次回のゲストは鬼頭宏さん(上智大学大学院地球環境学研究科教授、歴史人口学)です。

放送は日曜夜の21:00~21:30の30分間。10/8スタートらしいけれども、第1回放送のゲストの奥本大三郎さん(「虫の詩人の館」館長、埼玉大学教授、フランス文学)の収録は知らないなぁ。ひょっとして去年だったんじゃないかな。

September 28, 2006 at 12:11 AM in 科学 | | Comments (0)

2006.09.21

webカメラ、Qcam Connect で大苦戦

キーワード: Logicool ロジクール  ウェブカメラ webcam Qcam Connect DELL デル 青画面 ブルースクリーン blue screen BSOD lvckap.sys エラー 死

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ロジクールのwebカメラを買ってきた。さあインストールだ、と張り切ってソフトを入れ、「カメラを接続してください」というからUSBに差し込んだら、しばらくぐずぐずしているので「ハブじゃあだめかな」と思っていたらいきなり「バチン」といって「真っ青」な画面がでてしまった。おいおい。Windows 3.0の仕事をしていた頃、この青いのが怖くてしかたなかったのたが、XPの時代にもまだあったのかい、こんなもの。

まあ、そんなこともあるさと、リスタートして今度はPCの後面のポートに差してトライ。
「バチン」
他のUSBを外してトライ
「バチン」
ソフトをアンインストールしてから再度トライ。
「バチン」

うーむ、アンインストールしても起きるということは、何かハードの問題なのだろうか。
途方に暮れつつ、ロジクールのwebに行ってFAQなどを見るが情報はない。いちおうサポート宛のメッセージを入れておいた。

「ウェブカメラ DELL エラー」などとして検索していたら「ブルースクリーンがでた」という書き込みがちらほら。そうか、「ブルースクリーン」というのか。同じ症状だ。しかし、解決した報告がない! これはどういうことか。

そういえば、青画面には Lvckap.sys というファイル名がでていた。

lvkcap.sys で検索したら……

でたでた、山のように。webcamだのblue screenだのDellだの。
中を見ると、まさに同じ症状。そこはLogitech(Logicool/ロジクールは、Logitechの日本名)のユーザBBSのようなところらしく、メーカーの人ではないがguruが親切に答えている。読んでいくと、どうやらLogitechからの正式回答があるらしい。それによると、カメラに内蔵されているマイク用のAEC(Advanced Echo Cancellation)というソフトが、何かとコンフリクトしているのが原因とのこと。
修正中だが、とりあえずの回避方法として、

Method 1  AEC機能を無効にする
Method 2  手動でファイルをリネームする

というのが出ていた。

詳細はこちら

リネームもひどいので、Method 1でいきたかったが、カメラが接続されていないとそもそもこの設定画面が出ないので、ぼくのように「カメラを繋いだだけで死ぬ」場合にはダメ。
で、Method 2をやることにした。
フォルダーと、ファイルをひとつづつリネームするだけなので作業はどうということはない。

しかし、これをやると「内蔵マイクが使えなくなる」というのである。カメラを使いたい人にとっては大したことはないかもしれないが、実はぼくはこのマイクの方に期待しているのだ。ふつうのヘッドセットを2つも試したが、オーディオボードの性能の問題なのかまともに音を拾ってくれない。土曜日にはアメリカと電話会議をしようというのにこれでは困る。ウェブカメラのマイクが使えると思って喜んでインストールしているのだぁ。

それでもとりあえずカメラだけでもと思って、リネームしてからリスタートしてカメラを差し込んだら……、無事に映像が表示されているではないか。しかも、なんと、なんとマイクも動いている様子。おお、これはラッキー! Skypeの音声テストやサウンドレコーダーで試したところ、感度良好で万事うまくいった。

あらためてLogitechのBBSを見たら、ぼくと同じようにマイクが使えている人の書き込みがあった。AECを無効にするだけだからマイクは使えるのだ、という人もいたがメーカーが「マイクは使えなくなる」と言っているのだがなぁ。とにかく動けば文句はない。翌日になったらダメ、という恐怖もあったが、ちゃんとSkype電話ができた。

それにしても、珍らしいPCやボードとのコンフリクトならともかくDELLのふつうのPCでこんなことが起きるとはLogitechはテストしているのだろうか、という声多し。実はこのカメラ、売れていないの?

日本のロジクールからの回答には何と書いてあるのだろう。この情報をFAQに書くように勧めておこう。

なお、ブルースクリーンのことは、英語で当然 blue scren なのだが、さらにはBlue Screen Of Death、略して BSOD と呼ばれていた。

今(2006-09-21 10:09:36)現在Googleで lvckap.sys を引くと、日本のサイトは出てこないようなので、他に困っている人のご参考のためにこれを書いてみた。キーワードもいろいろ入れておきました。ご質問があればコメント欄にどうぞ。

September 21, 2006 at 10:27 AM in 日記・コラム・つぶやき | | Comments (3)

2006.09.17

吸盤ブースター登場

「トンでも吸盤」の研究をしているうちに、吸着力を増強するツールを発見した。こんな話の前に、「トンでも吸盤」のふつうの使い方について書かなくてはいけないのだが、思いついた時に書いてしまおう。

「トンでも吸盤」は、平面に吸着するだけでなく、コップやガラス瓶のように空気を大量に含む容器にもよく付く。さらには500gもある缶詰も持ち上げることができる。特に注目すべきはこの「缶詰」との付き方は、なめらかな平面以上であること。どうやら缶の縁がうまい具合に境界になって、その内側部分全体が吸盤として有効に働いているらしい。

そこでふと思いついたのが、「トンでも吸盤」の側に「縁」をつけたらどうだろうということ。

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直径90mmのOリングを円盤の裏につけるのだ

接着に失敗した時のために2つ買ってきたとはいうものの、いきなり付けるのはためらわれたので、単にテーブルに置いたOリングの上にトン吸を置いてみた。「おおっ」これは強裂。実は、トン吸をテーブルに置いた時の吸着力は大したことはなくて、バネばかりで計ると1kg程度の力。Oリングを付けたら2kgになった。

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必死にくっついていようとするのだが、トン吸のシート自体が引っぱられてずれていって外れてしまった。

ふと思いついて「どこでも吸盤」でもやってみると、これがまたよく効く。500ccのお茶のペットボトルにどこ吸をしっかりとはめて計ったら5.5kgくらいまで耐えたものが、Oリングの上に置いたら7kgまで耐えた。体感的にも明らかに強くついていることがわかる。

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どうやらシートに接着させるまでもなさそうなので、単体で「吸盤ブースター」として使うことにした。「使う」といっても誰も、どこででも使うことはないだろうが。

吸盤ブースターは東急ハンズ(の少なくとも新宿店)で発売中。直径90mmで157円。
「どこでも吸盤」「トンでも吸盤」どちらにでも使えます。

September 17, 2006 at 11:56 PM in 科学 | | Comments (0)

2006.09.15

血液型の「ちょっといい話」

もはや「旧聞」のようなのですが、記録として。

《1日平均1万人から2万人が訪れたサイト「究極の血液型心理検査」が、じつは「血液型で性格は変わらない」ことを統計学的に検証すると同時に、人々に実感してもらうためのトリックだった》

というお話。

徳間書店のニュースリリースがここ

件のサイトはここ


《97日間のサイトの訪問者数はのべ4,835,812人、うち心理検査後に「当たっている」と回答された方は4,326,342人です。》

という人数がすごいですね。「人数を証明しろ」って言われたら困るだろうけど、ログを出したりするのかな。

あちこちでブログネタになっていますが、
阪大の菊池誠さんのkikulog

とか
「水商売ウォッチング」の天羽優子さんの「事象の地平線」

とかがたのしい。

そうそう、ちなみにぼくは血液型の話題はきらいですが目くじらはたてません。もう手遅れだから。話の流れによっては聞かれれば血液型を答えることもあります。
「水にありがとう」はしつこく追求します。

September 15, 2006 at 02:00 PM in スケプティクス | | Comments (0)

2006.09.03

ニセ以学フォーラム東京9/2

ニセ科学フォーラムに参加してきた。ニセ科学に関する話題はネットあちこちで書かれてきたし、AERAなどメディアにも少しづつ露出してきた。3月に日本物理学会では「ニセ科学シンポジウム」が開かれて、そのことが朝日新聞に載るなど一歩一歩前進してきたところで「一般向け」としてこと「ニセ科学フォーラム」が開催された。

一週間前に京都で行われ、今回は同じ講師が東京に来て再度講演した。
内容は以下のとおり。

○ニセ科学と科学技術リテラシー(左巻健男@同志社女子大)
○『水からの伝言』のニセ科学(菊池誠@大阪大)
○「マイナスイオン」どこがニセ科学か(小波秀雄@京都女子大)

各40分間の提案と10分間の質疑。最後に40分間の討論の時間がとられた。
司会進行は、物理学会のシンポジウム提案者の田崎晴明さん(学習院大学)
「ニセ以学入門」として、左巻さんが「ニセ以学一般」、菊池さんが、今いちばんホットな『水からの伝言』、小波さんが普及度最高ニセ科学「マイナスイオン」について、やさしく詳しく話してくれた。

特に『水からの伝言』については、「本が出ているだけならまだ放っておいてもよかったが、学校現場で道徳の授業に使われた、というのが多くの人たちを動かした要因。

田崎さんによるこの本の「長い書評」はこちら。
道徳の授業に使われている話については、たとえば「水商売ウォッチング」運営者である天羽優子さんの記事が詳しい。

道徳の時間のネタとして、「事実でない話をする」という意味では、「寓話」を用いることもあるが、これが「事実でない」といって問題になることはない。ツルとキツネの童話を題材にしたとして、もし誰かが「キツネがしゃべるわけはない」と言ったとしても、「これはおはなしだから」といっても構わない。(納得するかどうかは別だが) ところが、『水からの伝言』の話は、「事実」として最後まで通さないと成立しない。「水にことばをかけると結晶の形が変わるのは、実はウソです」と言ってしまうわけにはいかない。

会場では「それでもいいじゃないか」という意見も出たが、実際これが元で教師不信に陥いった子どもがいるというし、「ウソだ」と言って叱られた例もあるというから、それだけ考えてもマズイだろう。

このあたりの詳しい話は菊池誠さんのブログ(kikulog) に詳しい。(他の話題も多いので探すのはちょっと面倒かもしれない)
田崎さんの「科学と『ニセ科学」をめぐる風景」という記事(物理教育学会誌54巻3号(2006年9月)の「企画」欄への寄稿)も必見。

濃密な講演(約150名が参加)の後、目日のカフェでの懇親会に約40人が集まって楽しく過ごした。菊池さんのテルミンの生演奏(なんと、即興でピアノ伴奏も)を聞けたのも収獲。

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ぼくはといえば「どこでも吸盤」「トンでも吸盤」をデモンストレーションするのに忙しくてロクに料理を食べられなかった。

みなさん、お疲れさまでした。

September 3, 2006 at 06:22 PM in 趣味 | | Comments (2)