世界一美しい周期表
Update: 本日2007/1/25から、仮説社にて販売開始しました。
アメリカのTheodore Gray という人が作った周期表。
自ら、 "The Most Beautiful Periodic Table Poster in the World" と名付けるだけあって、たしかに美しい。
この手の「現物写真付周期表」というのは、他にも、こんなの とか、いろいろあるのだけれども、このポスターの特徴は「美」を意識して作られているところ。周期表は Periodic Table だけど、これには The Elements としか書いていないし、元素記号と原子番号と元素名以外は、各元素のことも何も書いていない。
ぼくは、特別「周期表マニア」というわけでもないのだけど、ネットで見つけた面白い周期表を仮説社に紹介して、卸したりしているので、今回もこの「世界一美しい」やつを売ろうということになった。
数がまとまれば卸値で買えるので、Grayさんにメールしてみたところ、
「何といいタイミングだ」
という返事が来たので、どうしたのかと思ったら、「もうすぐ日本に行く」というのだ。ポスターのサンプルを送ってもらうにも手間もお金もかかるのだけれども、スーツケースに入れてくるなら簡単というわけ。
というわけで、きのう(12/6) 会ってきた。
いやー楽しかった。(写真とればよかったね)
さすかに現物はきれいで迫力がある。「まつわる話」もたくさんあって、そもそも何でこんなものを作ることになったのかを聞いたところ、「本業の会社にテーブルが欲しかったが、ロクなのがないので探していたらイギリスの博物館に Periodic Table があるというので、面白いと思ってよくよく調べたら、テーブルではなくて、壁に作りつけた周期表だったので、それなら、と自分でPeriodic Table Table を作った。
そのうち、元素ごとに箱をつけて、中に現物の元素を入れるようになって、その写真を撮ったものがたまってきて、「そうだ、それなら」と写真入り周期表を作ってしまったというわけ。
色や印刷品質、紙などすべてにこだわった逸品。日本でも手に入れやすくなるように、アレンジ中です。
ところで、このGrayさん、まさかこのポスターを売るために日本に来るはずもないし、観光でもない。実は、知る人は知っている、数式グラフソフトのMathematica を作っているWolfram Researchのファウンダーのひとりで、今回は、そのプロモーションのために来ているのであった。Mathematicaといえば、発表された1989年だかに、ぼくはアメリカにいたので Version 1.0 を買ったし、作者の Stephen Wolframの講演も聞いたことがある。どうやら、その時にGrayさんもいたはずなので、おそらく同じ部屋にいたことがあるだろう、ということ。
この人は、教育論でもいいことを言っている。
おみやげに、「タングステンチタンの結晶」という珍らしいものをいただいた。(あとで写真載せます
ようやく別記事に載せました(07-06-15)
ぼくからは、当然のこのながら「トンでも吸盤」を差し上げたところ、気に入ってもらえたようで、「アメリカに持って帰りたいので何ダースか欲しい」とのこと。いよいよ、アメリカ進出かぁ。
December 7, 2006 at 03:54 PM in 科学 | Permalink

Comments
のぶさん、お久しぶりです。
美しい周期表ですねぇ。それに作者のグレイさんの著作『Mathematica 数学の探求』(トッパン)を持っているのですよ。びっくりしました。
周期表と下仁田ネギ1ケース、バーターしませんか?『祖母ログ』もつけます!
Posted by: 271828 | Dec 8, 2006 9:27:33 AM
おお、グレイ本をお持ちとは!
周期表、確保しておきましょう:-)
Posted by: のぶ | Dec 8, 2006 10:22:54 AM
この周期表(っつかむしろ元素表?)いいですね。販売できるようになったらぜひ買いたい。大学の廊下にでも貼りたいです。
Posted by: apj | Dec 8, 2006 1:35:11 PM
apjさん、
早く大量仕入れしたいです。
このGrayさん、きのう理研にMathematicaのプレゼンに行った時に「何か聞き覚えのあるところだな」と思っていたら、「113番元素を発見したところ」だと気付いたそうで、そうしたら何と、プレゼンやってた部屋の2つ隣に発見者の森田浩介さんがいて、もちろん周期表プレゼントして、話に花が咲いたそうです。
Posted by: のぶ | Dec 8, 2006 1:39:34 PM
のぶさん、世界一美しい周期表到着しました。
ありがとうございます。
一番大きいのは倅がお世話になった高専の物質工学科に寄付しようと思っています。
Posted by: 271828 | Dec 16, 2006 7:04:18 PM
271828さん、どうも。
学校に貼ってもらえたら嬉しいです。
大量入荷するのは1月末くらいになりそうです。
それまでは数量限定で、仮説社に置かれると思います。
Posted by: のぶ | Dec 16, 2006 7:10:55 PM
いちばん大きいものを仮説社に注文して本日届きました。値段もいいけど,それだけのことはありました。どこに張っておこうかと考え中です。
Posted by: Kawa | Jan 30, 2007 11:39:53 PM
kawaさん、さっそくのお買い上げどうもありがとうございます。
是非「壁スペース」を勝ちとって貼ってあげてください。
Posted by: のぶ | Jan 31, 2007 8:59:26 AM
開運サイフ(Jun-2007)から仮説社を経てここに来ました--半年遅れで、
で、思わずコメントしたくなったのは、Mathematicaの作者からタングステンの結晶をもらった、とのこと。もちろん知っていると思うけど、タングステンの元素記号はW、ドイツ語のWolframの頭文字。WolframResearchのGrayからWの結晶をもらうとは、思わずニヤリとしました。
そういえば、W結晶の写真も見たいな、どこかに載っていますか?
Posted by: Makoto | Jun 13, 2007 11:25:30 PM
しまった、もらったのタングステンではなくてチタンの結晶だった!(訂正せねば)
Grayさんが、Stephen Wolfranに「タングステンの結晶を飾れ」と言っているけど、ウンと言わないそうです。
Grayさんとタングステンの縁は深くて、「Uncle Tungsten」という本がきっかけで、周期表オタクになったそうです。
Posted by: のぶ | Jun 15, 2007 1:26:33 PM