放射温度計で体温を知るために
サーモフォーカスは、放射温度計で測定したおでこの表面温度を、あらかじめ作っておいた対応表に従って体温に変換する。
それだけしかやりようがないと思っていたが、もうひとつ使えるデータがあった。周囲の温度(室温)だ。
放射温度計は測定対象物が発する熱線(赤外線)をサーモパイルの一端で受け、もう一端との電位差から温度を計算する。電位差からわかるのは、両端の温度の「差」なので、他端の温度を別の温度計で測っておいて、それとの差し引きで温度がわかるというわけ。
だから、放射温度計の中にはふつうの温度計が入っている。サーモフォーカスは室温を表示できるらしい。実はぼくが今使っている機種も、ふだんは室温(ポケットの中の温度であることがほとんどだが)を表示している。
おでこを含めて体表面の温度は周囲の温度によって大きく変化するというのがぼくの説。サーモフォーカスがそれをどう解決するのかが不思議だったのだが、「周囲の温度」を考慮することが可能ではないか!
おでこ温度と体温の対応表を作る際に、室温をいろいろ変えてやってみて、もし室温によって変わるのであれば、室温も入れて3次元の表にすればよい。
果してそんなことをしているのかどうかはわからない。
ふつうの放射温度計で体温を知るには、自前で「対応表」を作ればよいのだが、考えてみたらそれは容易なことではない。人の体温はそうそう変えられない。それでも、平熱の時の「おでこ温」を測っておけば、実用的には十分だろう。その時に室温も測っておけばよい。夏と冬で同じとは思えないんだよね。
おでこ温を測った時に、室温を考慮に入れたいがふつうの放射温度計では室温がわからない。内部的には持っているのだが、表示されないのだ。「くやしいっ」と思ったが、大丈夫。近くにあるものを測ればいいのだ。室内にあるものはおよそすべて室温と同じ温度になっているのだから。
とりあえず、今日から思いつくまま測っておこう。
体温は面倒だから、室温とおでこ温だけ。
07-08-11土15:19:27 でこ温 34.6 室温 35.4
この暑さだと、体温も高いのかもしれないけど。
August 11, 2007 at 03:21 PM in 科学 | Permalink
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