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2007.11.27

放射熱暖房の新聞広告

新聞にこんな広告が載っていた。
Ir0 一般に、広告の文句の中に「遠赤外線」が出てくるとロクなことがないのだが、これはまさにその遠赤外線の放射を利用した暖房だから、その点何の問題もない。いえ、「その点」に限らず、はじめに言っておくと、これはそうヘンな広告ではない。

放射熱を使った暖房は、一般の「対流による暖房」よりも、こんなにいいですよ、という宣伝だ。






Ir2 ふつうのストーブやエアコンが「空気を暖める」のに対して、放射式の暖房は空気を通り越して、人のからだを直接暖める。ハロゲンヒーターも同じ原理。たき火やストーブに「あたって暖まる」というときも、暖まった空気ではなく、火から直接、熱(赤外線)を受ける。

そのことを説明しているのが、左の文章と、次の絵。



Ir1

上の絵が、ふつうと少し変わっているのは、赤外線が壁に当たってはね返ってくる部分。直接からだに当たるほかに、壁からはね返った熱でも暖まる、というところ。さて、これはどうだろう。

赤外線は光と同じく電磁波の一種で、たしかに「はね返る」ことはあるのだが、ふつうの壁に当たると、ほとんどはね返ることはなく「吸収」されてしまう。では上の絵はウソかといえば、そうともいい切れない。赤外線は、暖房機からだけ出ているわけではなく、からだからも壁からも、その温度応じて発せられている。よって、壁から赤外線が出てくる絵はウソではないのだが、壁はとりあえず「冷たい」から、そこから出てくる赤外線は暖かくはない。(むしろからだが壁を暖めている)

上の絵のような状態になるのは、(暖房機によって)壁が十分に暖められて、そこから十分な強さの赤外線が発せられるようになった時である。しかし、果してそんな状態になるのだろうか。壁はその奥の空間やコンクリートに向かっても熱を(伝導や放射で)放出するので、これを十分に暖めるのは容易なことではない。「十分」と書いたけれども、1メートルも離れた壁からくる赤外線を「暖かい」と感じるためには、おそらく触れないほどの温度にしないといけないだろう。

よって、上の絵でおかあさんに当たる赤外線は、〈サンルーム速暖DX〉から水平に出ている1本だけだけ、というのが私の予想。

本当に熱を「反射」させたかったら、「反射率の高い」壁でないといけない。目に見える光ならば「白色」ならよく反射するが、赤外線を反射するのは「金属のピカピカした面」、特にアルミホイルの光沢面がよろしい。つまり、壁一面をアルミホイルで覆えば、壁はそれほど熱くならずに、熱が反射してくることが期待できる。

そんな実験をしたのがこれ。

Ir_ref

小さなハロゲンヒーターを有効活用しようと、足のむこう側にアルミホイルを貼った段ボールを置いてある。もっとも、どれほど効果があったのかはキチンと測ったわけではない。心理的には「大いに効果がある」と思っているが。

さて、この広告には金属面の反射率に関する実は重大なヒントが隠されていた。

Ir3 金属(この場合はクロムメッキ)面が、赤外線をよく反射するのでガードが熱くなりにくい、というのはこれまで見たことのない秀逸な説明である。

だから、壁も同じように金属にしないことには反射してくれないのだが。

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2007.11.24

「電車犬」を知りませんか?

2007年11月14日(水)、母(84)が知人(85)とふたりで、総武線直通千葉行の電車に乗っていると、高円寺のあたりで小学校3~4年生とおぼしき女の子が3人、車両から車両へのかけ抜けていった。行儀が悪いと今にも叱ろうかとしたその時、後からなんと黒い大きな犬が走ってきたという。Denshainu

そう、女の子たちは好きで走っていたわけではなく、犬に追いかけられて必死だったのだ。これでは叱るわけにもいかない。

あっという間の出来事で、母たちは興味はあるものの隣の車両まで見にいくともなかった。代々木駅で降り際に見たところ、子どもたちはいたが、犬の姿はなかった。

見るからに飼い犬だったが、いったいどこからどうやって乗ってきたのか。

電車からは降りたとすれば、ホームでは何が起こったのか。

入りも出も気になるところだが、どちらもわからないまま。

ご存じの方がいらしたら教えていただきたい。

都市伝説のような話で、ふたりとも「もし自分ひとりだったら、誰に話しても信じてもらえなかっただろう」とのこと。

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2007.11.08

母の誕生日

日曜日(11/4)に母の誕生日を祝って家族が集まった。ぼくが末っ子で兄と姉がいて、それぞれ息子3人と娘3人、うちには息子1人と娘2人いるので、母にとっては孫が9人。子ども3人の配偶者も含めて全員が揃ったのは初めてか、かなり久しぶり。

孫は上が30歳、いちばん下が20歳。

母は84歳。

母の世代だと子ども3人というのは、ふつうだったと思うが、子どもたちも3人づつ生んだのできれいに9人揃ってなかなか荘観。

はたして、ぼくと妻には孫が9人できるのだろうか。

会場は、

京・仏旬菜料理 GREENSPOT

京風フレンチで野菜をふんだんに使っているのがうれしい。
代々木駅からすぐ
http://www.green-spot.jp/

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2007.11.03

体重変化をみる

「50gまで計れる体重計」を買ったので、うれしく毎朝晩体重を計っている。
紙にメモしていた時には上下が激しくてよくわからなかったのだが、グラフにしてみたらかなりよくわかる。

Weight071103

もちろん体重計を買って毎日計るだけでこうなったわけではない。
岡田斗司夫さんの『いつまでもデブと思うなよ』に触発されて、といっても「食べる量を減らせばやせる」という部分だけを真似しただけ。これまでどうも食べすぎだろうなと感じていたので、「ゆっくりよく噛んで食べる」ようにして、「腹八分目」でやめておく、という感じ。

このまま落ち続けたらコワイが、食べる量と体重の相関があることかわかったから、まあ適当にコントロールしよう。

実は、体重を減らすことが目的ではなくて、腹まわりのぜい肉を何とかしたかったのだか、そちらは数値データがわからない。でも、ふと気がついたらズボンがよくずり落ちるのでたぶん細くはなっているのだろう。体脂肪も計っているので変化がでてきたらグラフにしてみよう。

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