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2008.04.04

こんな選択肢はイヤだ

裁判員制度のアンケート結果

A「参加したい」4.4%
B「参加してもよい」11.1%
C「あまり参加したくないが義務なら参加せざるを得ない」44.8%
D「義務でも参加したくない」37.6%

これに対するコメント

東京新聞見出し「82%が参加したくない」
asahi.com 「参加に意欲」15.5%
最高裁のコメント「…参加せざるを得ない」を加えると約6割なので「一定の水準には達している」

同じ数字をいろいろに解釈するのが面白いけど、それは問題ない。生の数字もでているし。

しかし、この選択肢はどうなんだろう。A「参加したい」は明確な意思表示で他とは一線を画しているのでいいとして、あとの3つはどうだろう。

・本当なら参加したくない
・しかし最終的には参加する

という点は3つとも共通。結局参加することがわかっている場合の、
「参加せざるを得ない」

「参加したくない」
は、ふつう同じでしょう。「参加してもよい」は、少し弱いけど、「参加したくないけど義務だから参加する」という点でCとの違いは不明確。結局5段階評価でいえば、
「参加する/しない」については、A~D全部「5」(参加する)
「参加したい/したくない」については、A=5、B=2、C=1.5、D=1くらいだろうか。

「ラーメン食べたいですか」というアンケートの選択肢が、

A.食べたい
B.きらいだけど食べてもいい
C.かなりきらいだけど食べるしかない
D.大きらいだから食べたくない(でも強制的に食べさせられる)

となっているようなもんだな。
(ラーメンを食べないと死ぬ、という条件付きならなおよろしい)

まあ「違法と知りつつ拒否する」とか「ウソついて休む」とかいう選択肢を入れるわけにもいかないんだろうが。

ちなみにぼくは「参加したい」。

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