ディフェンディング・チャンピオン
「前回優勝」のチームや選手のことを「ディフェンディング・チャンピオン」と呼ぶことがある。オリンピックなら、谷、内柴、北島みんなそうだ。
前回のチャンピオンにはかなりの「価値」があるので、こういう特別の称号を与える意味があると思う。
「ディフェンディング」というのは「防衛する」という意味だと思うけど、何となくしっくり来ないものがある。「守りに入らずに、チャレンジャー精 神で行きます」とかいうことはさておき、前回優勝者といえども、ふつうの一回戦や予選リーグから戦うわけだから。大会によっては「前回優勝枠」があって、 予選無しで出場できることもあるが、オリンピックはそんなことない。(たぶん)
「防衛する」のいう表現がぴったりするのは、ボクシングのタイトルマッチ。こちらは、「前回優勝」というよりも「現チャンピオン」として君臨して いるところに、「挑戦者」が戦いを挑む。決定的にこの図式が出来あがっているのが将棋の「名人戦」。「挑戦者決定リーグ」(A級)の棋士たちが1年をかけ て戦って、1位になると「名人」に挑戦する。名人は、他の棋戦はともかく、こと名人戦に関しては1年間「何もせずに挑戦者が来るのを待っている」わけ。
これぞ「ディフェンディング・チャンピオン」だと思う。
もちろん日本の将棋が起源のわけはない。たしか、テニスの「デビスカップ」が、チャンピオンに「チャレンジラウンド」で挑戦する仕組みだと思う。
ディフェンディング・チャンピオン、ということばはそういうところから生まれたものであって、単なる「前回優勝」のことではなかったのだろうと思うがどうだろう。
August 12, 2008 at 09:00 AM in 日記・コラム・つぶやき | Permalink
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