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2009.10.10

FCCとスポーツ中継

東京新聞(2009/10/07)の「言いたい放談」というコラムに、『拙速な改革、避けてほしい』と題して、いわゆる「日本版FCC」の設置に対する警告が書かれていた。著者は上智大学教授の音好宏さん。

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その中にこう書かれている、

 2000年から1年間、コロンビア大学にいた時のこと、ニューヨークのアパートで、いつものようにテレビをつけたら、画面に見慣れないパターンが映し出されていた。そのパターンに書かれていたことを要約すると、「FCCの指示により、放送を休止しています」というもの。詳細はわからなかったのだが、どうもこの局は、FCC(米・連邦通信委員会)のルールに抵触したらしく、放送休止を余儀なくされたようだった。
 翌日、同じチャンネルを見たら、何ごともなかったかのように、放送が再開されていた。私の目を引いたのは、パターン1枚出すだけで行政に向き合っている、この放送局の「お上」に対する態度であった。日本で同様のことが起これば、新聞などが騒ぎ立て、放送局のトップの責任問題にも発展するだろう。《以下略》

1984~89年にアメリカに駐在していた時、コンピューターのハードウェア担当の人たちが、何かというと「FCC対策」の話をしていた。パソコン等から出る電波の基準が厳しくて、FCCの認可を取るのが大変だという話。日本の電波管理局みたいなものなのかなぁ、と思っていた。

私はバスケットボールが好きで、よくテレビで見ていたのだけど、ある時、家に近いオークランドが拠点のチーム(Golden State Warriors)の調子が良くて、よくテレビに映っていた。ところがある日地元のオークランドで行われる試合が「地元では放映されない」という。アメリカにはちょっと変わった規則があって、会場に試合を見に来てもらうために、会場の近くでは放送してはいけないことがあるそうだ。せっかくの地元チームを見られないとは理不尽な、と思ったら、観客がたくさん来て満員近くになれば放送していいとのことで、なかなか面白い。アナウンサーが「明日はみんなで試合を見に行って、地元のテレビで見られるようにしよう」と呼びかけていたことがある。

それでもダメなこともあるようで、何度か放送されなかったことがある。テレビをつけると、ブラックアウトと言って、ほぼ真っ暗な画面に簡単なパターンが映し出されている。そこに書かれた文章が、「FCCの指示により、放送を休止しています」だったので、FCCはパソコンだけでなく、こんなところまで管理しているのかと驚いた次第。

もちろん、FCC自体がバスケットボールの観客動員を心配している筈はないから、NBAなどのスポーツ団体の申し出によって、ルール化されたことをFCCが指示しているに違いない。

ブラックアウトになる理由はスポーツ中継には限らないだろうが、上記の放送休止も「地元観戦促進」のためだったのかもしれない。

October 10, 2009 at 11:09 AM in 日記・コラム・つぶやき |

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