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2009.10.29

Kindleが、来た~

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商売柄、Kindleの記事を翻訳したことはあるし、もちろん興味はあったけど、「日本でも販売」と聞いても触手は動かなかった。知人が買ったと言ったときも、「へぇー」ってな感じだったのだけど、なぜか今週の月曜の朝、「買うしかない」と思ってamazon.comでクリック。「28日配達予定」とか言うので、「アメリカからにしては早いのかな」くらいに思っていたのだが、考えてみたら「2日後」で、きのう(水曜)の午後にはもう届いていた。

実物を初めて見ての感想は「小さいっ」。何となく「A4サイズ」くらいを想像していたのだが、実際にはその半分くらいで、画面は文庫本くらい。

セットアップまでに時間がかかるかな、と莫然と思っていたのだけど、そういえばAmazonからのメールで「お送りするKindleはお客様のアカウントに登録されています」と書いてあった。果たして、電源を入れただけで「Nobuo's Kindle」になっていた。通信設定も一切不要で、(どこだかわからないけど)「3G」に繋がっていた。

せっかくなので早速「本」を購入。$11ほどで、最近凝っているカズオ・イシグロの、"An Artist of the Floating World" を買った。

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字は小さくて、書体もcourier風の簡単なものだけど、読むのに特に苦労はない。バックライトはないので「明るいところでしか読めない」のだけど、つまり「本」なのである。

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普通の液晶ではなく「電子インク」とかいうやつで、〈表示すること〉自体には電力が必要ないらしい。だから、電源を切った時にも画面には何か出ている(ランダムに絵が表示されているもよう)。

Kindle 本体 $259.00
皮製カバー  $29.99
送料  $26.97
輸入手数料 $20.36

計 $336.32 →  3万2165円

本は、紙より少し安い程度。品揃えが気になるけど、とりあえず思いついたSidney SheldonとKazuo Ishiguroが出てきたのでまずは十分。どうせそんなに読めないから。

新聞とか雑誌も読めるらしいけど、やっぱり「本」でしょう、これは。

かなり楽しめそうです。

October 29, 2009 at 08:48 AM in 日記・コラム・つぶやき |

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Comments

Kindleに関する資料
既にご存知かもしれませんが念のためご紹介しておきます。

ビットと本(電子本についての詳しいイメージが述べてあります)
考える「もの」たち ニール・ガーシェンフィールド著 P23-P36

【ジェリー・パーネル=SF作家】Kindleが出版と娯楽を変える?
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20090410/1014165/?P=2

【ジェリー・パーネル=SF作家】Kindleとジャーナリズムの将来
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20090717/1017094/?P=4

【Kindle 2分解:最終回】技術者の関与が高まった新機種,さて次世代機はいかに…
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/trend/20090423/1014536/

以上

Posted by: 田吾作 | Oct 29, 2009 12:32:41 PM

田吾作さん
 いつもありがとうございます。今回はぼくにしては珍しく、およそ製品に関する知識なく購入しました。ジェリー・パーネルといえば、かつてByte誌にChaos Manorというコラムを書いていた人ですね。20年ほど前にサンフランシスコのCD-ROM Conferenceで本人に会ったことがあります。かなりの歳だろうに、未だ現役なのですね。

Posted by: のぶ | Oct 29, 2009 2:49:22 PM

娘さんのご結婚おめでとうございます。次の世代が生まれるのが楽しみですねえ。「CAPTCHAなんてやめようかな」で言われている意味も良く分ります。私は気にしませんが、管理する側としては点検する必要が生じ大変だと思います。

蛇足として「ジェリー・パーネル」の文章で次のような事が分りました。

「僕は昔、「一人のバカのできることなら、他のバカにもできるはずだ」と書いてある微積分の本をもっていたことがあるよ。」(「ファインマンさんベストエッセイ」 リチャード・P・ファインマン著 2001年 岩波書店発行 P230)

「リチャード・ファインマンは子供の頃、「ひとりのバカにできることなら、どのバカにもできるはずだ」という言葉で始まる微積分の本を見て、微積分学を勉強する気になったという。そこで「このバカにわかることなら、どのバカにもわかるはずだ」という言葉をつけて、著者はこの本を皆さんにプレゼントしたいと言うのである。」(光と物質のふしぎな理論(私の量子電磁力学) R・P・ファインマン著  1998年4月6日 第20刷 ㈱岩波書店発行 Pⅷ「序」より)

この「微積分の本」についての説明が「ジェリー・パーネル=SF作家」の以下の場所、「正しい書との出会いが人生を変える(かもしれない)」にありました。

「付け加えれば、微積分学を学習する最も簡単な方法は、Silvanus P. Thompson著「Calculus Made Easy」を読むことだ。Martin Gardnerが修正した1998年の版がある。最初は1910年に当時匿名で出版されたのだが、プロローグの最後の一文はこうだ。「1人の愚か者ができることは、他の人もできる」。Calculus Made Easyは発売以来100万部以上売れた。」
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20090629/1016462/?P=3

以上

Posted by: 田吾作 | Oct 30, 2009 12:06:43 PM

田吾作さん、ありがとうございます。「次の世代」見るのが楽しみです。

さて、パーネルの話、ちょっとした偶然に驚きました。実は、『Make』Magazine日本版の04号のマーチン・ガードナーのインタビュー記事で、『Calculus Made Easy』の話が出てきて、聞き手から「何かアドバイスはありますか」と聞かれたガードナーが、『唯一のアドバイスは、シルバナス・トンプソンの本を読むことです』と答えているのです。しかもこれは、ぼくが初めて翻訳した雑誌記事で、たまたま最近読み返していたところでした。Calculus Made Easyはぼくもすぐに買いました。少し読んだだけですが、たしかに面白い。翻訳はされていないようだから、やるかなぁ。

Posted by: のぶ | Oct 30, 2009 3:17:07 PM

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