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2009.11.30

楽天とAmazon

楽天もAmazonもネット通販の最大手。
ぼくは本をやたらに買うのでAmazonの方が利用頻度がずっと高いけど、楽天でもなにげなく結構買っていることに気付く。

10年くらい前に仕事で一緒になったドゥ・ハウスの人に「楽天市場」を教えてもらった。「こういう便利なものが出来たんですよ」という感じで。あちこちにオンラインモールができる中、楽天(いつのまにか「市場」がとれた)がダントツになっていた。

リアルの世界と違って、ネットでは「モール」である必然性がない、とも言われるのだけど楽天はとにかく強い。実はぼくが「楽天から買った」もので、「楽天モール」で探したものは一つもない。Googleで探して見比べていて最終的に買った店が楽天の出店していたというだけ。楽天のトップページを見た記憶もあまりない。たぶんそういう人は多いと思う。

要するに「ショッピングカート」として楽天を使っているだけなのだけど、それでも意味は大きい。買う側にしてみれば、クレジットカードその他の情報を毎回入れずに済むし、「なんとなく」安心感がある。なんとなく。これは、そのまま店にとってもメリットだ。

楽天はどさくさまぎれに、メールマガジンの受信承認にデフォルトでチェックを入れるなどしてさらに客を増やそうとする。これはユーザーにとってはメリットよりデメリット(うるさい)方が多いけれど、店は有難いだろう。

「たしかに断ったはずなのに、またメルマガが来る」と思うのは、購入画面でず~っとスクロールした一番下に「メルマガ希望」みたいな欄があるからだと気付いたので、最近はしっかりチェックを外すようにしている。

一方Amazonは「店」という印象が強い。目当ての本がある時に、まずAmazonのサイトへ行ってから探す。実は、Googleで検索しても大ていはAmazonがトップに来るし、BK-Oneなども見つかって便利なこともあるのだけど、まだ何となく「まずAmazonへ行く」習慣が抜けない。

今やAmazonは電化製品からトンでも吸盤まで何でも売っているので、ある意味で楽天と同じようなことをしているのだけど、そういう「本以外」のものを買った時でも「Amazonで買った」という感覚が強い。

生い立ちも使い方も違うので、同列には比べられないけど、Amazonから来るダイレクトメールには腹が立たない(それなりに選別されているから)、などというのとも関係あるのかもしれない。

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2009.11.28

ジガゾーパズル

Jizazo

テンヨーから出ている「ジガゾーパズル」というものを買いました。(目を細めて見ていただくと、それなりに似ているかと)

友人の日記で見たときは、てっきり

写真を送ると自分の顔のパズルを作ってくれるサービス

だと思っていたのですが、真相を聞いてびっくり。自分の顔じゃなくてもいいんです。すみません、それは当たり前だけど、

同じピースで誰の顔でも作れる

というのです。ちなみに300ピース。ヨコ15×タテ20。そりゃ驚きましたよ。大型コンピューターの時代から、文字の濃淡を利用してモナリザなどの絵を作るという技があったし、最近では絵を拡大していくと空き缶だったりとか、顔を〈結構いい加減な濃淡で〉表現できることは知っていましたが、同じ300ピースを並べ代えてどんな顔にでもなるとは。テンヨーのサイトに行くと、モナリザやケネディーなどがいい感じで描かれているのがわかります。

やり方は、

1.携帯で撮った写真を指定アドレス(説明書にQRコードがある)に送る。
2.組立て指示書が送られてくる。
3.それに従ってピースを並べる。

なのですが、このシステムがまたよく出来ていて、まずレスポンスが良い。数秒で返事が来ます。そこに書かれているリンクに飛ぶと、まず完全予想図が表示されて、それでOKならその絵の設計図が表示されます。携帯のことしか書かれていませんが、何かと「ケータイっぽくない」iPhoneのための説明もあります。ぼくはパソコンから送って、それでも出来ましたが、本来は携帯から送って携帯を見ながらやる、という感じなのでしょう。最初にメールする時に、印刷したい時は、パソコンメールのアドレスを書いておくと、そちらにURLが送られる、というのも気が利いています。

組み立てるのは結構大変で、何人かでワイワイやる方が早くて楽しくてかもしれませんが、ぼくは一人でモクモクと。どうして楽しいんでしょうね、こんなに面倒で、結果もわかっているのに(しかも自分の顔)。

昔ながらのジグソーパズルは、「はまるのは唯一つ」に決まっていますが、ジガゾーパズルは、こういう事情なので300ピースがどこにでもはまります。つまり全部同じ形。なぜかピッタリはまる時と、そうでない時とがありますが困るほどではありません。

よく思いついたものです、こんなことを。

いつか別の顔で作ってみたいと思います。

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2009.11.27

もしもスティーブ・ジョブがAppleに戻っていなかったら

TechCrunchのこの記事が面白い。

今年の感謝祭の感謝はスティーブ・ジョブズに捧げたい―1997年のAppleへの帰還はきわどかった
(翻訳: 滑川海彦/namekawa01

主宰のMichael Arringtonが、「大切なものに感謝を捧げる」という感謝祭の慣わしとして、Steve Jobsを取り上げている。それも、Apple創立のことではなく、一度は追われた自分の会社に、1997年に復活して以降のことを書いている。

1997年のAppleの製品ラインは貧寒としていた。大失敗に終わったNewton、Performa、 それにPower MacintoshとPowerBook、プリンタにサーバが少し、といった具合だった。

・・・

早送りして今日のAppleを見てみよう。業界でもっとも魅力的な製品ラインを揃えている―iMac、Macbook、iPhone、iPod、等々だ。MacMiniでさえ、私は自宅でテレビ・チューナーに使っている。

・・・

もし1997年にGasséeなり他の誰かがAppleのCEOになっていたら、こうした製品のどれひとつでも生まれていただろうか? 

・・・

Jobsなしにはこうした製品は何ひとつ生まれなかっただろうと私は確信している。

Jobsのサクセスストーリーといえば、ガレージからAppleを起こした話だけど、考えてみれば「メジャー製品」で大きな影響を与えたのは、復帰後なのだなぁ、と納得。

ぼくは、Macintoshが生まれた1984年から5年間アメリカに駐在していたので、Appleのことはよく見てきたし、大ファンだったけど、仕事でDOSやWindowsを使うようになって、段々とMacから遠ざかっていた。Appleも不調で、G3が出たとき「これが最後のMacになるかもしれない」と、なかば本気で思って買った。数ヵ月後にiMacが出て、たちまち状況が変わった。

今でも、「パソコン」の中では、まだまだMacは異端児なのかもしれないけど、iPod、iTunes、iPhoneなどなど、それはすごい影響を与えていると思う。

良い記事を書いてくれたMichael Arringtonに感謝。彼は「最近、iPhoneからAndroidに乗り換えた」りして、Appleを批判する記事もよく書いているのだけど、最後にこう書いている。

もちろんAppleが間違ったやり方を全くしなかったわけではない(MobileMeの失敗がまず頭に浮かぶ。私自身はといえばMacbook Airはトラブルに次ぐトラブルだった)。またiPhoneに関する態度は腹立たしいのを通り越していささか邪悪だ。

しかしそんなことは問題ではない。Steve JobsがAppleに戻らなかった世界は今よりずっと楽しくないものになっていただろう。Jobsはふさわしい地位を歴史上に与えられるべき伝説的人物 である。この感謝祭を機に、私はSteve Jobsに感謝をささげたい。皆さんも同感だと思う。

是非、全文をお読みください。

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2009.11.26

映画館での行動

去年から映画をよく見るようになった。といっても平均すると2ヵ月に1本程度だけど、それまでは2年に1度くらいだったから、かなり頻度は上がった。

ある時ふと気付いたのが、本編終了後に客がすぐに帰らなくなったこと。たしか、以前はエンドタイトルが流れはじめると同時にみんな席を立ち始めていたのではないか。ぼくは、あのタイトルを見ていたいと思うのだけど、居たたまれずに帰ったような気がする。当時は終了と同時にレースのカーテンが閉まって、会場の照明がついたから、帰るのも当然だったのだろう。

最近(少なくとも新宿ピカデリーとバルト9)は、全部終るまで真っ暗だからさすがに席を立ちにくいのか、誰も帰らない。と思っていたけど、実は先日の「サブウェイ123」の時は、帰っていく人が何人か、いや何十人かいたと思う。洋画は久しぶりだったのだけど、たしかに洋画のエンドタイトルをじっと見続けるのはつらいかもしれない。

「ヘアーメイク、誰々」というのに続いて「ヘアーメイク(広末涼子)」のように、特定の人専任の名前が出てきたりして面白い。ともあれ、みんなが最後まで見ているのは良いことだ。

映画館でもう一つ。20年以上前のことだけど、アメリカの映画館によく行っていて、そこでは映画の中で悪者がやっつけられたりすると、会場から拍手や歓声が起きるのが楽しかった。「アメリカでは」と言い切るにはサンプルが少なすぎるけど、日本ではそんな経験はない(これもサンプル少なすぎ)。

ついこの前見たマイケル・ジャクソンの『THIS IS IT』が終った時(エンドタイトルも終って、明るくなりかけた頃)、一部の人が拍手をしていた。気持ちがわかります。昔読んだ『ヘそまがり太平記』という本に、著者の藤島泰輔の父親(=へそまがり)が『東京オリンピック』の映画を見て、最後にひとりだけ拍手をした、という話が出ていたのを思いだした。

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2009.11.25

通勤時間とは

めざましTVで、「通勤時間」の話題を扱っていた。

理想の通勤時間は「34分」
対して、現実は「1時間」

というのがアンケート結果のまとめ。「理想」っていうのもどうかと思うけど、問題はそのあとのフリップ。

「34分、1時間というと、それぞれこのあたりになります」という地図が出てきて、東京を中心にして同心円が書いてある。

それによると、34分の位置には船橋、三鷹など。60分は戸塚など。
たぶん、東京駅あたりまでの「電車に乗っている時間」のことだと思う。

放送では「実際には駅まで歩く時間などもあるので、これはだいたいの目安」的なことを言っていたけど、どこがどう「目安」になるのだろうか。

アンケートに答えた人にとっての「通勤時間」は、どう考えても「家から勤め先まで」でしょう。三鷹駅のホームに住んでいる人が東京駅のホームに通勤する場合か。

徒歩時間なんて、まちまちだから考えるとキリがない。それよりも、だいたいでもいいから図があった方がいい、ということなのか。

朝のゆるい番組の、それもごく一部を取り上げて、あーだこーだ言うのもむなしいけど、担当の人はどう思ってやっていたのかなぁ。上司に言われて仕方なくなのか。

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2009.11.24

新しいファイルで上書きしますか?

Confirm

Windowsでファイルをコピーする時によく見るこのダイアログボックス。

いつもロクに読まずにクリックしていて、間違えることもなかったのだけど、今日は危なかった。

「新しいファイルで上書きするかどうか」を聞かれていると信じていたので、「古いファイル」で上書きすることはないだろうと思っていたのだが、そんなことはなかった。

「現在のファイル」を「新しい(別の)ファイル」で置き換えるかどうかを尋ねているだけで、「新しいファイル」の作成日付が新しいかどうか、など関係ないのだった。

ついでにいうと、

「新しいファイル上書きしますか?」だと思っていたら、

「新しいファイル上書きしますか?」だった。

なんだこれ?

そもそも何で「新しいファイル」などと呼ぶのだろうか。

今頃 Window XPのメッセージに文句を言っても始まらないか。2世代も前のOSだし。

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愛社精神

日航に公的資金が投入されるに際して、年金が高すぎるから減額しようという話がある。

そのためには社員やOBの2/3以上の同意が必要とのこと。そりゃそうだろう。

年金が減って特別困るかどうかは、個々の事情にもよるし、「そもそも高い」とかいう話はさておくとして、「減額に同意するかどうか」はどういう気持ちなのだろうかと考えてみた。

社員の場合は、それ以前に「減給」とか「人員整理」などもあり得るし、「会社が倒れては元も子もないから同意する」という選択肢もあるだろう。

しかし、OBにとってはどうなのだろうか。「会社を救うために」という理由で減額に応じることなどできるのか。うーん、自分にはできそうにない。別に元いた会社に恨みはないし、元気でいてほしいとは思うけど、身銭を切ってまで救おうという気にはなれない。「会社がそうなったのには、自分にも責任があるから」などとはもちろん思えない(実際そんな影響力ないし)。

JALの年金(減額)説明会から出てきたOBの人のインタビューでは「会社を救うためには仕方ない」的な発言をしていた人がいたけど、ああいうのを「愛社精神」というのだろうか。でも、同意しない人に愛社精神がない、と言ったらかわいそうだな。

書いている途中で気付いたのだけど、会社が倒れちゃったら結局年金は出なくなっちゃうのだろうか。だとすればOBといえども「会社を救うために痛みを分け合う」意味があるので上の話は変わってくる。

ともあれ、いくら公的資金が投入されるからって、とっくの昔に会社を辞めて年金もらっている人たちに、いきなり「減らしてもいいか」と聞くのもずいぶん無茶な話。OBの現役当時に会社が不正を働いていたとでもいうのならともかく。ぼくは大いに同情するけど、世間ではどうなのでしょうね。

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2009.11.23

アンリの手

(うろ覚えで「ジダンの手」と書きそうになった)

サッカーに興味のない方ごめんなさい。

アンリがハンドしたおかげでフランスが勝った(ような)件が大ごとになっている様子。問題になるだろうとはもちろん思ったけど、正直なところ意外だったのは「アンリが非難されている」ということ。

「正直に『手で触った』と言った」のがいけないのかと思ったら、「手で触ったこと」自体を責められているようで・・・。

うっかりというか思わず触っちゃったんだと思うのですが、そうであれば試合中反則した選手は全員「相手チームから」非難されなきゃいけないと思うが。

「触っちゃったけど、審判が笛を吹かなかったから続けた」

というのは、100%正しい行動でしょう。自分にしろ相手にしろ反則があったと思い込んで足を止めたら笛が鳴らなかった、というのは典型的なダメプレーですから。

悪いとすれば審判だけど、「死角」はあるでしょ、そりゃ。ああやって抗議された場合、できることとしては線審に確認することだけで、現行ルールではビデオを見たいと思ってもできないのでしょう、きっと。主審と線審のどちらも見ていなかった、というのは汚点だろうね。

ともあれ、たまたまワールドカップの出場権がかかった場面だったというだけであって、サッカーというのはそういうものでしょう。審判にもミスはあ る。ワイロをもらっていたとか、アンリが誰にもわからないように、わざと手を使った、というのならともかく、反則の見落としなんてサッカーに限らずいくら でもあることです。

これを機会に、ビデオを導入するとか、審判の数を増やすとかいう議論になるのは結構なことだと思うけど、アンリを非難するのはお門違いというものです。

「大事な試合だから」
・事前に注意する
・今後の改善方法を考える
はするべきだけど、予定外のこと(再試合)はするべきではないでしょう。天変地異とか「予定外」のことが起きたのならともかく、「ハンド」も「審判のミス」も「予定内」のことなのだから。

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2009.11.21

「翻訳祭」に行ってきました

昨日(11/20)、第19回JTF翻訳祭に行ってきました。おととし初参加して、一年飛ばして今年が2度目。主催は日本翻訳連盟。

内容は、講演が2つとパネル討論会があって、そのあと交流パーティー。
詳しくは→こちら

講演で印象に残ったのは、個人産業翻訳者では恐らく日本一有名な、井口耕二さん a.k.a. buckeyeさん。

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翻訳発注元であるクライアント、仲介する翻訳会社、そして個人の翻訳者の3つのパートそれぞれについて、何が足りないか何をするべきかというお話。

Buckeyeさんは、パソコン通信NIFTY-Serve時代の「翻訳フォーラム」のフォーラムマネージャー。私もフォーラムマネージャーをやっていたということでお近付きになることができました(もちろん、別にコネなどなくても、近付くことのできる気さくな方です)。

パネル討論会も活発な意見が出て有意義かつ楽しめたのですが、誰かが「タイトルの『「翻訳不況への対抗策」  ~変わらぬものと変えるべきこと~』とは違ったよね」と言っていたのを聞いて、ああそうだったのか、と。

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交流パーティーは・・・、波に乗ることができずやや寂しい結果に。
フリーの翻訳者としては、この機会に翻訳会社さんに顔を売ったり、他の翻訳者さんといろいろ情報交換するのが大きな目的なのですが、うまくいかず。

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元々存じあげているBuckeyeさんほか数名の方と話したのがせいぜい。

前日の夜のテレビ『アメトーク』で「人見知り芸人」という特集をやっていて、妻と大笑いしていたのですが、とんだところで、自分の人見知り病が出てしまいました。

それでも参加したことには大いに意義がありました。

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2009.11.20

お役所の対応

思わせぶりなタイトルになってしまいましたが、お役所の対応が「良かった」という話です。

ちょっとした理由があって、「祖父の戸籍(除籍)謄本」というものが必要になりました。祖父は大学に入った時から東京に住んでいましたが、本籍地は出身地でもある香川県三豊郡。実はぼく自身も、結婚して戸籍を移すまで本籍は同じところにあったので、入学だ入社だという都度、郵送で戸籍謄本を取り寄せていましたが、今回は久しぶりなのでやり方を調べてみると、こんな具合でした。

・料金を郵便小替為または現金書留で送る
・返信用封筒に切手と宛名を書いて同封する
 不足に備えて切手を余分に入れる(余れば返ってくる)
・身分証明書のコピーを入れる

とのこと、以前は料金も切手で支払えたと思いますが、民営化のためなのかどうか、今はだめになりました。かつては身分証明も必要なかったのですが、今は窓口でも要求されますから当然でしょう。

自分や家族のものを請求するときは、これだけでいいのですが、今回は「祖父」ということで、これに加えて、自分が高橋穣の孫であることを証明しなければなりません。

ぼくの戸籍謄本を見れば、「両親」がわかりますが、祖父まではわかりません。となると父の謄本まで取らなくてはいけないのか。 しかし待てよ、ぼく自身も29年前までは香川県に戸籍があったのだから、そっちで探してもらえるのではないだろうか。などなど考えた末、市役所に電話してみることにしました。電話代も気になるところですが(長びくかもしれないし)、(母の家の)YahooBB電話からなので、料金は市内と同じ。

電話をかけると、すぐに出てきたので「ぼくが孫であることを証明する方法」を尋ねたところ、
・ぼくの戸籍には父が載っている
・祖父の戸籍にも(子として)父が載っている
ということで、確認できると言われました。なるほど!

そりゃ、役所の担当者だからわかって当然と言えばそうなのだけど、こちらの疑問に一発で、理路整然と答えてもらえると嬉しいものです。「生まれてから亡くなるまでの記録」を調べるためには、複数の謄本が必要になるのですが、それが何枚になるかも調べてくれました。本籍地(これを誰も覚えていなくてアセッたのですが、母の大昔に失効した運転免許証で調べました)と名前を伝えます。高橋穣(ゆたか)の「穣」の字を説明するのに、「譲るという字をノギヘンにして…」などと言う。むかしは「豊穣の穣」と言えばよかったそうですが、今はこの字はめったに使わないので不便。
実は、むこうではパソコンの画面を見ていたようで、パッパッと調べて教えてくれました。そうか、時代はそうなのだ。

というわけで、自分の謄本を取ってきて、申請書を書いて、返信用封筒も作ったので、あとは郵便小替為を作って送るだけ。でも郵便局に行くのが面倒だなぁ。

これで、どう「役所の対応がいい」のか、と聞かれるかもしれませんが、効率よく目的が達成された、というのは役所としてこの上なく良い仕事をしたと思うわけです。



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2009.11.19

動く静止画

動いたら静止画のわけはないが、写真を次々と見せていく「スライドショウ」のこと。単にめくっていくのではなく、ズームしたり上下左右(斜めも)にスライドさせたりしながら、写真が変わっていき、さらに音楽も鳴らす。

ということをすると、何も考えずに撮った写真でも結構見映えがするから不思議だ。

下に貼ったのは、9月の町内のお祭りのスナップを10枚と少し選んで、Animotoというサービスを使ってスライドショウにしたもの。

音が出るのでご注意!

パソコンで作れるソフトもありますが、このAnimotoの特徴は「曲に合わせて」写真が変わっていくところ。何をもって「合わせている」とみるかは、人それぞれでしょうが、たしかにいい感じになっていると思う。 上の貼ったのは無料バージョンで、写真の枚数に制限がある。何ドルか払うと制限がなくなり、さらに自分のパソコンにダウンロードしてオフラインで見られるようになる。年間$30で何本でも作れる。

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2009.11.18

年賀状と喪中と

そろそろ喪中はがきの来る時期になった。
それほどつきあいの深くない方からの場合は、亡くなったことも知らない方が多いが、知っている相手でも、一年の比較的早い頃に亡くなっていると、「ああ、まだ今年だったんだ」と思ってしまう。

新年を「祝う」という観点からすれば、喪に服している方に対してお祝いの言葉をかけないのは当然なのだが、今や年賀状はどちらかといえば、「情報伝達」「存在証明」的な目的の方が強いので、その機会を失うのは少々つらい。

喪中欠礼を出す側(数年前に2年続けてそうだった)は、それでも自分から連絡できるのだが、受け取った側はなかなか難しい。もちろん「寒中見舞」というチャンスがあるのが、これが結構出しにくいのだ。年賀状をそのまま使うわけにはいかないし、印刷するほどの枚数ではないから手書きになるし、出すタイミングもまた悩ましい。正月が明けてしばらくしてからがいいらしいけれども、年賀状は気分が乗って書けるけれど、こちらはそうもいかないから。

それでも、今年(来春)は出すつもりだ。もともとぼくの年賀状は「近況報告」で、「おめでとう」とか書かないので、そのまま使えないこともないけど、多少は修正しようと思う。上に「印刷するほどの枚数ではない」といい加減なことを書いたけれども、パソコンで印刷するのだから、1枚でもどうということはなかった。さすがに、お悔みの言葉を印字するのはどうかと思うが。待てよ、そもそも寒中見舞にはそんなことを書くべきではないのかも。あとで調べてみよう。

最後に書くのもヘンだけど、ぼくは年賀状が好きで、「メールにします」とか言われるとちょっとがっかりする。もちろん、もらいたくないという人には送らないけど。情報交換の目的だったら、喪中など気にしなくてもよさそうなものだけど、そもそも「ハガキを出す」などという非日常なことができるのが、「伝統」のおかげなので、ある程度はそんなしきたりに縛られるも仕方がないと思っている。

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2009.11.17

ヴァイオリンの発表会

11/14に、「大人の遊び場」という、自由に音楽を楽しむ人たちの集まりに行ってきました。半年前に続いて二度目の参加。

あの時初めて人前で弾いたのだけど、今回はそれ以来。

友人がフルートで参加するとともに、なんとぼくの伴奏を買って出てくれました。一度合わせておこうということで、前日の金曜に近所のスタジオで練習。やっぱり、ピアノがつくといい。

当日は、飲み会と並行しているのですが、出番が終わるまでは、みなさんあまり思い切り飲めない。そうでない人もいたけど。順番は決まっていないので、さっさと出ていってやりました。

曲は「狩人の合唱」。アウフタクトが多くあわせにくいのだけど、そこはまあ何とか。ともかく、うさこさんの伴奏ともども、無事終了。前回より進化したといってくださった方もいて嬉しかった。

前回のこの場がきっかけで、うまくなろう、と思ったのですがまたひときわ気合が入りました。

写真がなくて申し訳ない。

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日本耐震グランプリ

突然ですが、表題のイベントに行ってきました。場所は紀尾井町の都市センターホテルえ

詳しくは、こちらにありますが、その名の通り「耐震」へのさまざまな取り組みを推進する人たちの集まりで、年に一度優れた実績を選んで「グランプリ」を決めるものです。

今年のグランプリは、

『大学・行政・地域の連携による耐震化の推進』』
(愛知建築地震災害軽減システム研究協議会)

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ぼく自身は今のところ「耐震」とは縁がありません。たまたま同窓生の瀧澤一郎さんが関係しているこのイベントを紹介していただき「異文化交流」活動の一環として行ってきました。

はじめはかなり場違いな気がしていましたが、テーマ自体が日本人全員に関係するものなので、パネル討論など興味深く聞くことができました。

「耐震」と題しているように、地震が起きてからの対策よりも、事前の対策を重視するという考え方です。

当面わが家で何とかせねばいけないのが「本棚」。棚自体が倒れてこないまでも、中の本が落ちてくるだけでも、近くで寝ていたりすると大怪我しかねないので。

実は、この後に行われた、会の共催者の「いのちポータルサイト」の総会に参加する方がメインだったのですが、急用で行けなくなったので、本当に「耐震」の話だけ聞くことなった次第でした。

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2009.11.16

明治神宮に行ってきた

日曜の午前、娘(23)の提案で親子3人で散歩に出ようということになった。はじめは妻も私もイマイチ乗り気ではなかったのだが、家の中にまで差し込んでくる陽の光を見ていたら、これは出なくてはいけないと思い始めた。

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行き先は明治神宮。わが家から一番近い北参道口は、たぶん原宿駅前の表参道、参宮橋駅前の西参道と比べて、最も出入りの少ない口だろう。今日も特に人は多くない。入ってすぐに右に曲がり、宝物殿の方に向かう。途中の池で亀を探すが見当たらない。カモはたくさんいた。広場に出ると、人が大勢いるだけでなく、向こうの方の芝生の上に車がたくさん駐車しているのが見えてびっくり。こりゃ何かイベントか。弓道大会だろうか、いやそれくらいであんなに車は来ないだろう。そのうち、着物を着た子どもたちを発見。そう、七五三だった。

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神宮はいつも「通過する」だけで、めったに本殿に行かない不届き者だが、今日は行ってみると、すごい人々々。着飾った親子があっちでもこっちでも撮影会。外国人観光客も珍しそうに写真を撮っている。「うちでは全然やらなかったよね、こういうの」と娘に言われる。2歳ずつ離れて男女女と3人子どもがいるのに、一度として七五三らしきことをしたことがなかった。

子ども中心のところに、突然現れたのが結婚式らしき一行。宮司さんに率いられて花嫁さんたちが通る(翌日のテレビによると、タレントの鈴木紗理奈もこの日ここで式を挙げたらしい)。

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広場はものすごい陽差しだが、参道は木が生い茂って陽が遮られていて涼しい。本当にこの緑はありがたい。さらに隣には代々木公園、少し歩けば新宿御苑もあるのだか、何ともぜいたくな環境。日頃(たった今も!)家の中にこもっているのが勿体なさすぎる。

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緑と古い建物の間から、ドコモビルをはじめとする高層ビルが見える(写ってないけど)ところが、この地らしいところ。そのドコモビルの麓にあるFreshness Burgerでランチ。でも席がなかったのでテイクアウト。

もっとこの緑を満喫したいものだが、今の生活パターンではできそうにない。どうするかなぁ。

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2009.11.14

「性同一性」って何だ?

「性同一性障害」という症状の意味はわかる。しかし、この用語の字づらを見ると訳がわからない。はじめは「性を同一視する」というような意味かと思った。でも別に男女の区別がつかなくなる障害ではない。むしろ、男女が逆とはいえ性別を強く意識しているのだから、「同一視」でも何でもない。

これが、gender identity disorderの訳語だと知って、納得はしたけれどもびっくりした。たしかにidentityには「同一性」「同一であること」という訳語があるしそれが原意ではあろうが、カタカナで「アイデンティティー」と書くことも多いように、gender identityといえば「自己の性別を認識する」という意味でしょう。「肉体的には男性なのに、自分を女性であると認識する」のが、gender identity disorder。

identifyやidentityは、日本語になりにくい翻訳者泣かせの言葉であることは確かなのだけど。

さて、今日放送大学を見ていたら「ジェンダー」に関する講義の中で、gender identityを 「性自認」と訳していて「おっ」と思った。これならわかる。「性同一性とも言いますが」などとは決して言わなかった。

ところが、話が進んでいって「自分のセックス(肉体的性別)とジェンダー(精神的性別)が異なる症状」のことを、「性同一性障害」と言います、というではないか。もちろん、これだけ普及していて恐らく正式な用語なのだから、それを使うのは当然なのだけど、直前で「性自認」という言葉を使っておいて、いきなり「性同一性」はないだろう。「この用語が作られた時には、gender identityを性同一性と訳したので、現在もそのままになっています」くらいの説明が欲しかった。いや、そんな説明するわけないんだけどね。

でも実はちょっと同情するところもある。「性自認障害」というと、「自認」という根本的な行為に問題があるような印象を受けるかもしれない、だから避けたのかな、とも。その点「同一性」だと全く意味不明だから腹も立たないかも。ちがうか。いずれにせよ「障害」という言葉にネガティブなイメージが伴うと考え始めれば、「○○障害」は全部ダメでしょう。

試しに「"性自認障害"(引用符付き)」を検索したら、149件しか出てこなかった。「"性自認"」は2万4700件、 「"性同一性障害"」は50万件も出てくるのに。

「認知症」もひどい用語だと思ったけど(今でも思っている)、ここまで普及してしまえば仕方がない。「性同一性障害」も甘んじて受けることにする。

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2009.11.13

怖い封書

こんな封筒が届いた。

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まっ白な封筒は気味が悪い。
そして、裏を返すと。

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うーむ。
「緘」の印がさらに不気味さを増している。

何も書いていない封筒というのは、少ない。アメリカでクレジットカードが送られてきたのが、地味な封筒だったことがあるけど、それでも住所くらいは書いてあったと思う。

で、いよいよ中身である。

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悲しい。

しかし「出版」されなければ「絶版」もないのだから、これまでの幸運を喜ぶべきだろう。思えば、共著ながらも初めての商業出版単行本だったのだなぁ。しかし2年4ヵ月で絶版ですか。しかも、今見てみたらもう2ヵ月も前ではないか。

それにしても、なんでこんな封筒だったのだろう。絶版報告書ではこういう慣習なのだろうか。ちなみにこの出版社は著作権関係でも小マメに連絡をくれて、まともな会社という認識です。今回の件もぼくがびっくりしたたけで、特に不祥事というわけではありません。

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2009.11.12

ふつうの日記 2009-11-11

水曜日は、週に一度の「通勤日」。
早めに昼食を済ませて、11:55発の小田急線で経堂へ。かつては急行待ちで泣かされた〈下級駅族〉だけど、複々線化のおかげで抜かれる時も待つことがない。もっとも、そもそも自分の駅に止まる列車が少ないのだけどね。

経堂から農大までの道が結構歩く。しかも雨。先週「I Could Have Danced All Night」を歌うご婦人と出会った横断歩道を見回したけど、今日はいない。小声で歌ってみる。

講師控室に行くと、いつものように女子講師陣がお弁当を食べながら歓談中。お菓子をいただく。そうか、ぼくも弁当という手もあるのか。

講義では教科書を中心に進める・・・予定だったのだが、70人中10人くらいしか持ってきていなくて、あえなく断念。「教科書忘れた人のことは考えませんよ」と言うつもりだったのだが、ここまでひどいと信念を貫く意味がない。急拠別メニューで進める。心なしか、いや明らかに「学生さんが静か」だった。別に怒鳴ったわけではないのだが、気の毒に思ったのだろうか。

次の時限は教科書持ってきているかな、と期待したが所持率50%以下のためこれも断念。

大学院の授業はいつもの通り三々五々集まってくる(実際5人だった)。Google検索など。

控室に戻ると、英語講師のT先生がパソコン前で苦戦している。Accessでラベルを印刷しているという。Accessは全く知らなくて、指示書に従ってExcelファイルをインポートして、宛名ウィザードを使っているそうで、そりゃ大変だ。つい先日まで3週にわたってAccessを教えた身としては、放ってはおけず何とかサポート。

帰り道はどっと疲れが出るが、何とか元気を出して古本屋にも寄らず駅まで歩く。息子が夕食を作ってくれた、というメールが妻から入っていた。有難いこと。

一週間分運動(歩くだけだけど)をして、人(約200人)に会った。

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2009.11.10

指名手配

整形手術を受けたという指名手配中の容疑者の手がかりが揃ってきたらしい。

整形していなくても、手配写真から本人を見つけるのは、非常に難しいと常々思ってきた。逃げている方は、写真が出回っていることを知っているのだから、「そのままの顔」で歩いていることはないだろうし、そもそも、ちょっと見かけただけで「あ、あの顔」と思い当たって、かつそれを通報するとなると、相当大変だろうと思うからだ。テレビで報道されている間はともかく、それ以降はいよいよ困難だろう。

今回の整形逃亡者についても無理だろうと思っていたら、なんと「働いていた会社」がわかって、元同僚たちがインタビューに答えているのでびっくり。それも「似ていたよね」というだけの話ではなく、寮に残されていた指紋が一致したというからこれは本物。

これまで認識不足だったことに、二つ気付いた。

1.逃亡犯といえども「生きていくため」には、仕事をしなければならない。
2.すれ違っただけではわからなくても、一緒に仕事をしたり暮らしていれば気付く可能性が高い。

大金を盗んだ犯人であれば、当面それを使うという手もあるが、そうではなく単に飛び出してしまった場合は、何よりも居食住を何とかしなければならないということか。そこで、さらに盗みをはたらくというのもあるだろうが、この容疑者の場合は「まとも」に勤めていたわけで、この「職のない」ご時世に何と皮肉なこと。

そして、仕事をするとなれば人と顔を合わせることになって「面も割れやすい」。

そうか、採用担当者は、ひと通り指名手配写真を見ておく必要があるのかもしれない。もちろん形成外科医も。

一年間逃げおおせればもう捕まらないかと思っていたが、どうやら大詰めになってきたようである。スコットランドヤードのゲームの犯人役をやっていた時を思い出す。

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2009.11.09

ソフトな押し売り

土曜日に、妻の携帯電話の機種変更に行ってきた。こういう契約変更のタイミングで、店や会社が何かといろいろなものを「薦め」たり、「買わせよう」としたりすることには慣れていたけれども、また少々うんざるする経験だった。

細かいところにも、いろいろ興味深い点はあるのだけど、要約すれば、

1.いろいろなオプション契約をしてください
2.すぐやめてもらっても構いません
3.それでも料金がある程度かかるものもあります

ということで、これだけ読めばそれほどひどいようにも思えないかもしれない。腹立たしいのは、

A.契約手続きの終り近くで言われる
B.解除が恐ろしく面倒

ということだろうか。

具体的には「パケットし放題」的プランに強制加入させられて、これは全く使わずに翌日解約しても1029円かかる。妻はウェブを使わないし、他社携帯とのメールも極端に少ないのでこのプランは不要なのである。

これに加えて「動画をたくさん見ましょう」的メールサービスというのにも入らされる。

翌日、息子と二人がかりでウェブから解除するは、サポートセンターに電話するわで結局めでたく全部外すことはできたのだが、無駄な時間を費してしまった(1029円は避けられない)。

こんなことなら「オプションを契約されない方は、1029円お高くなります」と言ってもらった方が100倍よかった。

実は、買ったのはヨドバシカメラなのだが、その直前に近所のソフトバンクショップで買う寸前までいっていた。そころが最後になって、「頭金(明らかに用語がおかしいが)5250円いただきます」と言われ、「ただし、これこれのオプションを契約すれば0円になります」と言われていたのだった。ウッと来たところで、息子が「ヨドバシならいらないはず」と耳打ちしたのでヨドバシに向かったのだが、結局この「強制オプション群」は同じものだった。

ヨドバシ:頭金?は0円。ただし必ずオプションを買ってください。
ショップ:頭金5250円。ただし、オプションを買えば0円(「当店が負担します」とかいうくだらない表現アリ)

これは一見、ヨドバシの方が安そうに見えたけれども、実はヨドバシでは「絶対に入らなくてはならない」のに対して、ショップは「5250円払えばオプションを買わなくてもよい」という自由度があるのであった。もちろん法外だけど。

しかし、オプション購入はメーカーからの指示が強硬そうだが、「頭金」の方は完全な店の判断だから、ゴネれば0になるのかもしれない(その手の交渉は苦手、というかやりませんが)。

結局細かいことを書いてしまったけど、なんか寂しいのでR。

ソフトバンクさんには、iPhoneをあんなに安く使わせてもらっているし、家族間通話もタダでお世話になっているので、こういう情ないことがあると思うと悲しい。

でも、実はこういうアヤシゲな商法(&それに、引っかかってズルズル払ってしまう人たち)のおかげで、ぼくが安く使わせていただいているのも事実なのだろうな。

先日象印のサポートがすばらしいという話を書いたけど、実はソフトバンクのサポートも、対応としては全く問題なかった。いろいろと気に入らないことがあったのは、「アブナイ商法」がらみだけ。

「定期購読」的な商品を売るのは大変なのだろうなぁ。ああいうことを考えた人たちも、きっと家では良い父や母や夫や妻や子なのだろうと思う。


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2009.11.08

母の誕生会(メニュー紹介)

今年も母の誕生会に子供、孫たち総勢17名が集まりました。娘の夫が初登場。この日は来られませんでしたが、姉の次女も結婚して家族が増えました。

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母の子供は兄と姉とぼくの3人。それぞれに男男男、女女女、男女女と、計9人の孫が11年くらいのひしめきあっています。

場所は毎年恒例、代々木のグリーンスポット。通常は土曜日曜休業なのですが、ある程度人数が集まると開いてくれます。

今年のメニューはこれ。

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以下、みなさんの涎を誘わせていただきます。

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ヒラマサと賀茂茄子のなめろう風(摘みたてハーブの香り)

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岩手三陸広田湾の大粒牡蠣(生または焼き)

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カキが苦手な人用の別メニュー。レンコンの豚肉詰め

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柿と生ハムの緑こしょうソース/十勝の亜鉛たっぷり大豆とツナのマリネ/小茄子の海老しんじょうはさみ揚げ/自家製もちもち嶺岡豆腐ごまの風味

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カジキの香味焼き 彩り野菜と

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和牛ホホ肉のやわらか煮 フォアグラと焼きリンゴ - 十五穀米の栗のリゾットを添えて

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デザート

以上、言うことなしの食事でした。飲み物はビール、赤ワイン、日本酒等。

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TechCrunch Tokyo Camp 2009 Fall

翻訳の仕事をさせていただいているTechCrunch Japanのスタートアップ企業紹介イベントである、Tokyo Camp2009が11月6日に開催されました。
本家アメリカでは、毎年TechCrunch50という巨大なイベントが開かれていて、多くの有望スタートアップが紹介されていますが、日本でもついに第一歩が踏み出されました。

会場の、大手町の日経SPACE NIOには、デモ出展社31社、来場者350名が訪れ大盛況でした。

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準備に追われる主催者DESIGN IT!代表の篠原稔和さん。

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Wifi内蔵カメラCEREVO CAMを中心としたシステムを開発中のCEREVO社、岩佐 琢磨代表。

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懇親会(Meetup)の中締めは、協催の日本経済新聞社デジタル編成局の市毛勇治さん。

多くのTechCrunch愛読者の方々が来場され、今後ますます頑張らねばと気合いが入りました。

引き続きよろしくお願いいたします。

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2009.11.06

ベースボール用語

野球ワールドシリーズでの松井の活躍の様子を知りたくて、アメリカのウェブのニュース記事をいろいろ見ました。例えば「ロイター通信」の記事、

In becoming the first Japanese player to win World Series MVP honors, Matsui belted a two-run homer, and hit a two-run double and two-run single to lead New York to the championship in their first season at the new Yankee Stadium.

two-run homer は「ツーラン・ホーマー(ホームラン)」と全く同じですが、two-run double、two-run singleがちょっと面白い。日本語では「ツーラン二塁打」や「ツーランヒット」とは言いません(two-base hitではなくdoubleというのも、何となくカッコいい)。

「タイムリーヒット」とは言うけどなぁ、と思いながらよく考えてみたら「2点タイムリー」とか「2点タイムリー・ツーベース」という言い方がありました。それでもホームランとは言い方が違うなぁ、と思ったけど、「2点本塁打」という書き方もありました。口で言うことはあまりないけど。

タイムリーヒットは、RBI singleということが多いようです(RBI: Run Batted In=打点)。"timely hit"は「和製英語」とする説が見られますが、英文での用例もありました。ただし、それが「正しい英語」なのか、日本人がらみなのか、あるいは「逆輸入」されたのかは不明。野球用語のいわゆる「和製英語」については、まだまだあるので別の機会に。

上の記事でもう一つ "belted a two-run homer"というのがあります。"belt"の動詞は辞書を見ると、ヒットやホームランを「かっとばす」というような意味が書かれていますが、語源は、大きな辞書を見てもわかりませんでした。ベルトでムチのように叩くこともbeltというようですから、そのあたりかもしれません。いずれにしても、beltという動詞を初めて見た人でも、(ホームランを)「打つ」という意味であることは100%わかりますね。

"RBI"と「打点」を比べると、後者の方がスマートな気がするのは日本人だからかな。ちなみに投手の「防御率」は"ERA"(Earned Run Average)、この"Earned Run"が「自責点」です。earned(稼いだ)run(得点)というのが、(エラーなどで転がり込んできたのではなく)「仕事をして得た点」という感じがします。もっとも、打者視点ですから「自責点」とは、ニュアンスがかなり違います。

「死球/デッドボール」は"hit by a pitch" というのですが、まともな「用語」を宛てていないところを見ると関心が低いのかな。もっとひどい?のは「振り逃げ」で、いろいろ調べていますが、ひと言でこれを表す用語がみつかりません。アメリカ人に聞いたら、"steal first base"と言うこともあるとか。

イチローや松井が特に目立った活躍をした時だけ、ニワカMLBマニアになって、スポーツ記事の表現を楽しみます。

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2009.11.05

I could have danced all night.

オードリー・ヘップバーン主演の『マイ・フェアレディ』に出てくる『踊り明かそう』という歌。原題は"I could have danced all night."

小学校6年生くらいの頃に、この映画が流行っていて家族に連れられて映画館に行き、さらにはサウンドトラックのレコードも買って、よく聞いていました。特に5つ違うの姉が熱心だったと思います。

映画の内容はよくわからなかったけれども、同じ頃に上映された『サウンド・オブ・ミュージック』のサントラ盤と一緒に、レコードを何度も聞きました。たしかドーナツ盤サイズで33回転の、ミニLP。

『エーデルワイズ』とか、『君住むこの街角に』とか『ドレミの歌』とか(2つの映画が平気で混じる)などと共に、この『踊り明かそう』をよく聞いて、さらには歌詞カードを見ながら歌っているうちに、覚えてしまいました。もちろん意味は全くわかりません。

20年ほど後、アメリカに駐在していたある時、「couldやshoudの過去形」について疑問を持ちました。"say"の過去形は"said"で、"can say"の過去は、(形式的には)"could say"。ところがcouldやshouldは、そもとも過去形だから困るな、と。

答えは、could have said や、should have done のように "have+過去分詞"にすればよろしい。現地の人(といってもメキシコ出身だけど)が、「ああ、しておけば・・・」という感じに、"we should have ..."と言っていたのが印象的でした。マンガなどでは、インフォーマルな省略形として、"I shudda," "I cudda" などと書くこともあります。

以上、長い前置き。

さらにたって、50近くなった頃にこの歌を思い出してみたら、
"I could have danced all night"
って、まさに could + have + 過去分詞ではありませんか。

「一晩中踊ることが出来たのに」、踊りたかったのに、ということなのでしょう。

この歌の歌詞はほぼ全部覚えていて、当時意味のわからなかったものを、今歌いながらなぞっていくと理解できる、というのが実に感動的です。よく意味もわからず覚えていたな、とも言えます。いずれこの部分以外についても書いてみたいと思います。

ところで、何故「きょう」この話を書いたのかと言うと、きのう経堂駅から農大通りを歩いて、横断歩道に差しかかったとき、買い物カードを押す50~70くらいのご婦人が、"I could have danced all night"、と歌いながら歩いてきたのです。ぼくは嬉しくなって、一瞬ためらった後、小さな声で(まだためらっているじゃないか)"and still have begged for more"などと続きを歌ってしまいました。信号待ちで並んでいたら、もっと歌ってしまったかもしれません。

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2009.11.03

ICS研究会定例会に行ってきました

「ICS研究会」の定例会に行ってきました。
プログラムは次のとおり。

日時:2009 年10 月31 日(土)午後1 時30 分――5時00 分
場所:青山学院大学 総合研究所3 階 第11 会議室
プログラム: 司会   相沢輝昭

『Web アプリケーションによる情報セキュリティマネジメント』
                    講師 稲垣光之(㈱ライテック)
コメンテーター: 湯野川恵美(㈱ヒューマンシステム)

『美-都市景観から漫画まで』
                    講師:岩崎 強(㈱オリックス)
コメンテーター:武田あかね(㈱キーストン))


ICS研究会
は、先日セミナーに参加したCCCF(Cross Cultural Communication Forum)の主催者である一樂信雄さんが1986年に立ち上げた会で、現在の代表幹事の相沢輝昭さんは「世代が向き合う」をテーマに、年3回の定例セミナーと年1回のシンポジウムを行おうとしています。

CCCFセミナー(久米信行さんの講義)のパーティーでお会いした岩崎さんが話をされる、ということで行ってきました。

はじめの稲垣さんの話は、自ら経営されているソフトウェア会社の情報セキュリティーを中心とした会社システム全体の紹介。

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1970年代に創業した会社で、当時はメインフレームやミニコンのバッチ処理などをやっていたのに、今や当然のようにwebアプリケーション中心の会社になっているけれども、簡単なことではなかっただろうと想像できます。もっとも、私も1980年にメインフレーム会社に入社して、いつの間にかパソコン、インターネットと移行してきたのですが。

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岩崎さんは、オリックスにお勤めで監査から営業までいろいろな仕事を経験されていますが、今日の話は「『美』について」。豊富な海外体験とたくさんの写真で「美とは何か」を語ってくださいました。

「美の原理」というものがあるそうで、統一、繰り返し、漸層、等々。岩崎さんは「美」を仕事にも活かしているようです。

結局は「主観的なもの」でありながら、原理があるくらいで、それなりに統一された価値観があるのが、美の不思議なところでしょうか。「美」とは縁遠い生活を送っているつもりでも、何かにつけて「美しい」という言葉は発しているし、そうそう先日は軽井沢の紅葉を見て「美しい」と感動したっけ。

セミナーの後、青学会館で2時間ほど懇親会を行いました。一樂さんはじめ、多くの方々とお話ができました。ソフトバンク出身でイーブック・システムズを立ち上げた岡崎眞さんとは、Kindle、iPhoneを見ながら電子ブックや携帯デバイスについて語りました。 エックスビズ代表の奥田さんは「ラグビーばかりやっていた」というので詳しく聞いてみたら、強豪帝京大学のレギュラー経験者で、高校はあの伏見工業。414510.bizという成功報酬型求人サイトを運営しているそうです。「414510(よい仕事)」は覚えやすくて、携帯でも打ちやすいから選んだそうです。「脱コンサルタントの企業経営でノウハウ公開」というブログ公開中。

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このところ、クロスカルチャー的イベントにいろいろ参加しています。次は11月16日に「第3回日本耐震グランプリ」というのに行く予定です。

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2009.11.02

「収穫祭」に行ってきました

先日「収穫前」を紹介した東京農業大学の学園祭「収穫祭」に行ってきました。

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「農業」大学の名にふさわしく、出展物には農作物がいっぱい。大根の無料配布もありました(時間がなくて行列に参加できず)。妻が白菜、大根などいろいろ買って帰りました。大学付属の施設に「食と農博物館」があるくらいで「食」の出展(店)はさらに充実。おそらく業者によるものは皆無で、すべて学生さんたちの手によるものと思われますが、その数は大変なものです。

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模擬店マップなしには見て回ることもできません。

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「くるくるウィンナー」なるものも。

写真はありませんが、「海外留学生の店」がまた見ものでした。農大には多くの留学生がいて、それぞれお国柄を出した料理を並べています。

 

すばらしい、と感心したのは「ゴミ対策」。場内随所にゴミ集積場があり、必ず担当者がついていて、分別を指示しています。

 

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食器トレイは自然分解可能な材質のもの。この写真の場所では単にバケツに入れていましたが、ある場所では種類別にキチンと重ねていました。また、模擬店のある屋外だけでなく、一般の展示が行われている教室の廊下にも、分別ゴミ捨て場があります。
「アルコール禁止」ということで、少し残念かと思っていましたが、来てみるとそんなことも忘れられるくらい楽しい店々でした。

文化部の展示も少しだけですが見てきました。書道部、華道部、庭道(ていどう)部、等々。教えている学生さんの作品があって、ちょっと嬉しい。

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小田急線の経堂駅から農大に向かう道は、その名も「農大通り」。早くから収穫祭の横断幕が出ていましたが、当日はこうして「収穫祭 便乗セール」も行われていました。

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このあと、あるセミナーを受けるために会場の青山学院大学に行ったところ、そこでも「青山祭」が行われていました。

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入口付近を見ただけですが、雰囲気の違いを感じました。「中川翔子ライブ」が目玉企画のようでしたが、そういえば農大ではそういう「外部ゲスト」はいなかったか、少なくとも目立っていませんでした。

来年は、もっと時間をかけてゆっくりしたいものです。

 

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