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2009.11.06

ベースボール用語

野球ワールドシリーズでの松井の活躍の様子を知りたくて、アメリカのウェブのニュース記事をいろいろ見ました。例えば「ロイター通信」の記事、

In becoming the first Japanese player to win World Series MVP honors, Matsui belted a two-run homer, and hit a two-run double and two-run single to lead New York to the championship in their first season at the new Yankee Stadium.

two-run homer は「ツーラン・ホーマー(ホームラン)」と全く同じですが、two-run double、two-run singleがちょっと面白い。日本語では「ツーラン二塁打」や「ツーランヒット」とは言いません(two-base hitではなくdoubleというのも、何となくカッコいい)。

「タイムリーヒット」とは言うけどなぁ、と思いながらよく考えてみたら「2点タイムリー」とか「2点タイムリー・ツーベース」という言い方がありました。それでもホームランとは言い方が違うなぁ、と思ったけど、「2点本塁打」という書き方もありました。口で言うことはあまりないけど。

タイムリーヒットは、RBI singleということが多いようです(RBI: Run Batted In=打点)。"timely hit"は「和製英語」とする説が見られますが、英文での用例もありました。ただし、それが「正しい英語」なのか、日本人がらみなのか、あるいは「逆輸入」されたのかは不明。野球用語のいわゆる「和製英語」については、まだまだあるので別の機会に。

上の記事でもう一つ "belted a two-run homer"というのがあります。"belt"の動詞は辞書を見ると、ヒットやホームランを「かっとばす」というような意味が書かれていますが、語源は、大きな辞書を見てもわかりませんでした。ベルトでムチのように叩くこともbeltというようですから、そのあたりかもしれません。いずれにしても、beltという動詞を初めて見た人でも、(ホームランを)「打つ」という意味であることは100%わかりますね。

"RBI"と「打点」を比べると、後者の方がスマートな気がするのは日本人だからかな。ちなみに投手の「防御率」は"ERA"(Earned Run Average)、この"Earned Run"が「自責点」です。earned(稼いだ)run(得点)というのが、(エラーなどで転がり込んできたのではなく)「仕事をして得た点」という感じがします。もっとも、打者視点ですから「自責点」とは、ニュアンスがかなり違います。

「死球/デッドボール」は"hit by a pitch" というのですが、まともな「用語」を宛てていないところを見ると関心が低いのかな。もっとひどい?のは「振り逃げ」で、いろいろ調べていますが、ひと言でこれを表す用語がみつかりません。アメリカ人に聞いたら、"steal first base"と言うこともあるとか。

イチローや松井が特に目立った活躍をした時だけ、ニワカMLBマニアになって、スポーツ記事の表現を楽しみます。

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