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2010.01.29

動機の究明は重要なのか

秋葉原の事件について、テレビの論説委員が、「容疑者はなぜあんなことをしたか理由をはっきりさせることが重要」というような趣旨の発言をしていました。それが再発防止にも役立つ、とも。

この事件に限らず言われることでもあります。

でも、本当なのでしょうか。疑問が二つあります。

1.理由がわかると再発を防げるのか
2.本人の語る理由は正しいのか

「1」は一般には正しいと思います。事故とか失敗は、起きた原因を究明して改善すれば防げるのが普通です。

でも、殺人事件にあてはまるのかどうか。例えば「容姿について悪口を言われたので、カッとなって包丁を持ち出して刺し殺した」という場合、たしかに「容姿の悪口」を言わないようにすれば、再発は防げるかもしれませんが、普通そうは考えないでしょう。

「悪口を言われてカッとなる」人は無数にいるだろうけど、「挙を振り上げる」「怒鳴る」「壁を蹴る」「がまんする」などが殆どで、「殺してしまう」のは何人に一人なのかわからないけど、ごくわずかです。そういう人は「別の理由」でも殺す可能性が高いと考えてもいいでしょう。

「悪口を言われた」のが「きっかけ」だとして、それで「引き金を引いてしまった」理由、というか「機構」が重要なのだと思いますが、恐らくその究明は難しいのでしょう。だから「せめてものため」に、きっかけの方を究明するのかもしれません。

「2」がまた大きな疑問。容疑者の言うことがどれほど信じられるのでしょうか。犯行を自白した時でも、裏付けとなる証拠がなければなりません。でも、本人が語る「動機」の裏付けなど取れるのでしょうか。「派遣切りされた」「誰も相手にしてくれなかった」などは、証明できるかもしれませんが、それが本当に犯行の理由になったのかどうかは誰にもわからないのではないでしょうか。もちろん「ウソをつく」可能性もありますから。

犯罪に限らず、一般的に考えても、ある行動の「動機」とか「理由」を正確に言うことなど、できるのでしょうか。「離婚」「退職」「ケンカ」。

あの事件がきっかけで「派遣問題」が大きく取り上げられたわけなので、何らかの「効果」はあったと言えますが、「雇用の改善」は、殺人事件を防ぐためにすることではないと思います。

(「動機」を探る意味についての考え方は、作家・ジャーナリストの日垣隆さんの影響を受けています。)

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2010.01.28

今日も一日

ほぼ毎日更新を続けてきたのだけど、今週は停滞。
実は、火曜に結構長いのを書いたのだけど、いざ保存というところでココログがメンテだかダウンで、コピーもしそこなってしまったので、萎えてしまったのでした。

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その時書いていたのは、JR-東急連絡乗車券の話で、すぐ

 

 

にもう一度書く気が起きないの

 

で、いつかまた。

大学が試験に入ってその後春休みなので、ちょっと一息。でも、そんなことを言っているとすぐに新学期が来るので、しっかり準備せねば。

翻訳は、『Mad Science』(邦題未定)が4月頃に出る予定で、最後の追い込み中。初めて「知りあいに薦めやすい本」だな、これは。一般的には薦めにくいだろうけど、そういう知り合いが多いということで。

とりあえず、今日は生存証明。代走で「連続試合出場記録」を伸ばしたようなものか。

写真は本文と関係なく、明治神宮に出張に来ている「青森ねぶた」。

 

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2010.01.25

「東京朝市」で野菜を買ってきた

きのう(1/24日曜)、代々木公園で行われていた「東京朝市」に行ってきました。

原宿駅から歩いていくと、何やら行列が。「えっ、そんな人気?」と思って近付くと、「コルテオ」でした。会場近くに行くと、別に「フリーマーケット」もやっていて大変な賑わい。NHK寄りの方に行くと、ありました。

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Earth Day Market というのがテーマ。

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野菜を中心に、ジャムやパンなども。

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広さも混みぐあいも、ほどほどなので、ゆっくりと行ったり来たりして見ることができました。

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たいやきも人気。

家にいる妻と電話で何度もやりとりしながら、大量の野菜を買い込みました。
・大根
・白菜
・小松菜
・ほうれん草(赤い)
・トマト
・人参
・ブロッコリー
・菜の花
・食パン
・大福(伊東「にし村」の小豆大福←すごくおいしい)
などなど

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帰りは原宿駅のこんな雑踏の中を、

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こんな大根の飛び出した袋を手にリユックを背負って山手線に乗って帰りました。

買った野菜は、早速夕食に「タジン鍋」で食べました。おいしかったですよ。

今後の予定:

  • 02月21日(日) 10:00~16:00 雨天決行
  • 03月21日(日) 10:00~16:00 雨天決行

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2010.01.23

パン焼き器、初めての失敗

「いつかやるんじゃないか」と思っていた失敗。

土曜の午前に材料を入れてスタート。その後しばらくして、洗った食器を片付けていったら、皿やカップの下から、なんとこれが・・・

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パン焼き器の「羽根」。
本来はこうやって使う。

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それが、

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こうなっているところに、材料をいれたのだからたまらない。いくらモーターが回っても「軸」だけではね。

朝焼きあがって、パンケースを洗ったあとすぐに次をセットしたのだけど、羽根を洗いかごの底に置いていたのが不運。

こねて寝かしてイーストが自動投入されたところで気づいたので、どうしようかと思ったけど、妻の指示に従って中身をボウルにあけてやり直し。

失敗作はどうするのかと思ったら、妻がこね叩き始めた。手作りパンは何度も作っているから慣れたもの。ハンバーガーのバンズ風にまるめて、オーブンで焼く。結果は成功。鶏のむね肉のフライと千切りキャベツを挟んで食べたら美味しいこと!転んでもただでは起きない。

リスタートしたパン焼き器の方もこんどこそうまくいった。

羽根を付けないと警告するとかできないものかと思ったが、材料入れたあとで言われてもつらいしなあ。自分で気を付けます。

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2010.01.22

パナソニックのサポートも良し

パン焼き機のある生活は、その後も順調に続いています。機械の調子も良いので、こんなことは報告しなくてもいいのかもしれませんが、「メーカーのサポート」の記録という意味もあって書いておきます。

このホームベーカリーを買ってすぐ、たぶん一度も使う前に、フタの磁石部分がとれてしまいました。

Magnet

本来フタの側(写真の左上)に付いているべき金属プレートが、外れて磁石の側にくっついています。

はじめはそれに気付かず、どうしてもフタがしっかり閉まらないので、あれこれいじって悩んだのです。買ったばかりだったので、びっくりしましたが、比較的簡単に元の位置にはめることができたので、そのまま使っていました。が、数日後また外れ。そのまた数日後にも外れたので、メーカーのサポートにメールを出しました。

コーヒーメーカーの時とちがって、自分で何とか直せないこともないのですが、なにせ買ったばかりだったし、コーヒーメーカーの件で、メーカー対応の象印ではない印象がよかったので頼んだのです。フタが取り外し自由なので、もし交換となっても本体を送る必要がないことがわかっていたのも気軽になれた理由の一つ。

パナソニックのサポートページで象印と違ったのは、写真をアップロードする機能がないこと。しかたがないので、flickrにある写真を公開にしてURLを載せておきました。

翌日すぐに電話がかかってきて、交換品が送られることになりました。製造番号が知りたいというので教えました。その翌日(きのう)交換部品が届いたので、取り替えて元のフタを返送。問題の部分は、ちょっと見た限りでは違いはわかりませんでしたが、まさかうちと同じ症状が「必ず起きる」ようだったら回収騒ぎだろうから、タマタマだったのでしょう。

「電話をかけたのでメールの返事はしなくてよいか」と聞かれたので、「記録のためにメールもください」と言ったら、返事が来ていました。「何かあったらご連絡ください」ということで、恐らくこちらでは何も起きないと思うのですが、「不良の原因は何だったのか」には大いに興味があるので、それを聞いてみようと思います。嫌がるかなぁ・・・。

というわけで、象印に続いて、パナソニックの対応も良好でした。メールでなく電話というのは、場合によっては不便なのですが、不通の時はメールをくれたのかもしれません。

サポートが良いと、本来問題であるはずの「壊れた」ことについては、話題にするのも忘れてしまいます。「失敗しても、その後が大切」ということを痛感します。

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2010.01.20

「弁償」というイヤな言葉

「弁償」なんて、結構むずかしい言葉だと思うのに子どもの頃から知ってます。「あ、壊した、べんしょうしろよ」みたいに。周囲の子どもがヒネていただけかな。

それはともかく、人の持ち物をなくしたり壊したりすると、故意ならもちろん過失でも何らかの弁償をするのが普通です。

これが業務上、会社に与えた損失の場合はそんなことはありません。取引きで1億円損を出したからといって、1億円払えとは言われない。

微妙でいやらしいのが、「非営利的活動」の中で、損害を出した場合です。

たとえば、同好の集まりなどで、お金を集金する係の人が、うっかり1万円落としてしまったら、何となく「1万円弁償する」ような雰囲気になりませんか。忘年会の幹事さんが、事前に集めたお金をなくしてしまったとか。

もちろん「人による」とは思いますし、あまりに金額が多いと、みんなが助けてくれそうですが。

たとえ無償でも、役目を引き受けたからには責任がありますから、 お金をなくせばそれなりに罰があってしかるべきですが、それは「1万円なくしたから1万円の罰金」というものではないでしょう。使い込んだわけじゃないんだから。

逆に、幹事さんの工夫と努力で1万円浮いた時に、それを全部もらう、と言ったら非難されるでしょう。

「そんなこと起きないよ」という人も多いでしょうが、「弁償」するハメになる理由のひとつが、「それ以外の解決方法が面倒」だからだろうと思いま す。会社であれば、特別会計なりから「損害料」を出すでしょうが、みんなから集めた会費だったりすると、「500円ずつ追加徴収」なんて、なかなかできな いでしょう。「面倒だから自分で払っておくのがラク」と思う幹事さんもいるでしょうね。

名案があるわけではないけれど、そういうことが起きませんように。

変化形として、「友人に預けた物品がなくなった」というケース。その人が使うために「貸した」のではなく、例えば修理に出すために「託した」とき です。これは実話があって、その人は「弁償します」と言ったのですが、結局ぼくの車に置き忘れていたことがわかって解決。もちろん、出てこなかったとして も、一切の弁償などもらうつもりはありませんでした。これは誰でもそうかな。そういう思いをさせてしまうかもしれない、ということをよく考えて頼むべきで しょうね。

とにかく「べんしょう」という言葉はキライです。

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2010.01.19

大学のクラス会

1/16土曜日に、大学の学科のクラス会に行ってきた。パラパラと一部の人たちが会うことはあっても、13人も集まったのは本当に久しぶり、というより初めてかもしれない。
理学部化学科というところで、一学年30人くらいいたから、「大勢集まった」とは言っても半分は来ていないわけだ。連絡が着かなかった、というべきだけど。

会場は京橋の「雪園」という店。メールで見て「雪国」と誤読して日本料理かと思ったら、ちょっと高級な中華料理の店だった。たぶん「せつえん」と読むのでしょう。

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この日一番高そうなメニュー

女性が5人、男性が8人。女性がもう―人来る予定だったから、学生時代よりも女性比率は高いな。

2テーブルに分かれたので、別の組とはあまり話ができなかった。20年以上会っていなかったであろう人もいたのだけど、結局最近一番会っている人とばかり話してしまったのが、何とも。

「誰が年長か」という話題になる。小学校のクラス会だとあり得ないけれども、大学だと浪人その他年齢がいろいろ。58が一番上で、55が最年少だった。

少し意外だったのは「孫」がいるのが一人だけだったこと。それも男性。自分や配遇者の病気の話も出たけど、年齢のわりには少ない方かもしれない。

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北京ダックかな

4月には、キッコーマンの工場見学兼花見の会をやることにして解散。2次会には何となく不参加。

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2010.01.18

家族の呼び方

おじいさんが孫に向かって、「おかあさんに聞いてごらん」などと言う。その「おかあさん」は自分の娘であるにもかかわらず。

実は、おじいさんに限らず、その子の父親も母親自身も「おかあさん」と呼ぶ。子どもの前でそう言うのは当然かもしれないけれども、多くの家庭では大人同志の場面でもそう呼ぶ(私は56歳で末っ子が23歳になるが、妻と二人の時でも「おかあさん」と呼んでいる)。

これは、「呼称は一家の最年少に合わせる」という暗黙のルールによるものである。

3歳児に向かって、60歳の祖父が「娘に言ってあるから」などと言っても通じるわけがない。祖母のことを「妻が」とも言わない。

子ども自身を「あっちゃん」「はるくん」などと呼ぶのも、本人が自分をそう呼んでいるから。このバリエーションに、最近はあまり流行らないかもしれないけれども、小さな男の子を(本来の二人称である「あなた」ではなく)一人称の「ボク」と呼ぶ、というのがある。子どもには「この場合の『あなた』は自分のことである」という相対的な変換が難しいからだろうと思う。

アメリカに駐在していた頃、3歳くらいだった娘が英語を少し覚えたので、翻訳させたことがある。

"I like icecream? " は?

と聞くと、こう答えた。

「えっちゃん、アイスクリーム大好き」

「好きではなく」「大好き」のいうのにもひかれたが、何といっても「I」が「えっちゃん」に変換されるのが楽しい。そりゃそうだ、その頃「わたし」とも「あたし」とも言っておらず、自分の呼び名はそれしかなかったのだから。

(しかし考えてみると、英語では小さな子どもでも"I"や"me"を使うし、子どもに対しては"you"を使うのだから、上に書いた「子どもには変換が難しい」という説には無理があるかもしれない。)

小さい子が何人かいる場合でも、必ず「最年少」に合わせるというルールは変わらない。兄と弟がいると、兄は家中から「おにいちゃん」と呼ばれる。弟に対して自分を「おにいちゃん」と呼ぶことさえある。さすがに、母親に対して自分をそう呼ぶことはないと思うが。

兄は、(一家の最年少)である弟から見れば「おにいちゃん」なので、誰からもそう呼ばれるわけである。知人は娘が2人とも成人しているけれども、私に対してでも長女のことを「おねえちゃん」と呼ぶし、私もそう呼んでいる。

さて、最後にちょっとしたクイズを。

『1リットルの涙』というテレビドラマを見ていたら、主人公で長女の亜也のことを、妹の亜湖が「亜也ねえ」と呼んでいた。自分は二女だから、「ねえさん」は一人しかいないのに、なぜ「ねえさん」ではなく「亜也ねえ」と呼ぶのだろうか?

【答え】実は、二人の下には弟と妹がいた。彼らにとっては「亜也ねえ」と「亜湖ねえ」を区別する必要があるので、その必要のない亜湖も、それに合わせて「亜也ねえ」と呼ぶのだろう。

台本を作る人は、こういうところまで考えて作っているのだと思うと感心する。

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2010.01.15

線路の見えるレストラン

1/11(月・祝)のランチは、就職1年目の娘にご馳走になりました。場所は前々から約束していた、新宿サザンテラス、サザンタワー20階にある「トライベックス」というレストラン。

1年くらい前に、サザンテラス商店街の抽選に当たって、妻と二人で来たことがあって、とても気に入ったところ。

もちろん料理がすばらしいので、そのことを書くべきなのでしょうが、今日は「景色」のことだけ。

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目の前にドコモタワー。この高さから見ると、大きさを実感します。天気はくもりだったので遠くはそれほど見えませんでしたが、十分に堪能しました。写真はiPhoneで撮ったから、というと叱られるけど、かなり暗いですね。

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森のようなところは明治神宮。その右には代々木公園があって、ドコモタワーの左には新宿御苑があるので、ビル街なのに緑には結構恵まれています。もっと行かなくては。

さて、実はこのレストランの一番の目玉は・・・

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ちょっとわかりにくいけど、新宿から代々木を通り、中央線と山手線に分かれていくこの線路なのです。これを見ていると、いつまでも飽きません。

中央線の各駅停車と快速、合わせて4本が左に大きくカーブしていき、山手線と埼京線が真っすぐ走っていきます。上から見るとよくわかりませんが、代々木駅では山手線が高架、埼京線は踏み切り。ところが、すぐ先では同じ高さを走っているのです。前回は、これが不思議でならなくて、食事を終えた後、妻と探索しました。その結果、ふだん気付かなかったけど埼京線が上っている部分を発見。山手線は逆に少し下がっているのかもしれません。

時々通る成田エクスプレスが鮮かです。新型車両が出たけど、それはなかったかな。見慣れない色の電車がいたのは、たぶん「りんかい線」の車両でしょう。

代々木と新宿では、「まあるい緑の山手線」と「真ん中通るは中央線」が交差しているわけですが、代々木駅ではまだ「合流」しただけの状態。これが、新宿を通って、大久保と新大久保に分かれる間にどうなっていくのかが、これまた楽しい謎なのですが、それはまた別の機会に。

繰り返しておきますが、トライベックスは、料理ももてなしも最高です。お値段はリーズナブルだと思います。

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2010.01.14

朝、パンが焼けている生活

パン焼き機を買ってから今日が5日目。えっ、まだ5日なの? というくらいハマってます。

「買っても使わなくなる」家電の一つに数えられているとみえて、そんな声も聞こえますが、始まったばかりとはいえわが家では結構使うんじゃないかなぁ。

毎朝、前夜にセットしたパンが6時に焼き上がる、というパターン。出来あがったらすぐに取り出さないと、腰が折れるということなので、「必ず6時に起きる」理由にもなってます。しばらく冷ましてからしか食べられないのと、妻が7時前には出かける、ということがあるのでそれより遅くするわけにはいきません。

元々うちはかなりパン好きなので、「作るより買った方がラク」と思うようにならない限りは作り続ける気がします。マンションの隣の戸に住む母にも毎朝1枚持っていってもらっています。母は以前「手作りパン」を相当こなしているので、興味津々。「おいしすぎて食べすぎ注意」と言ってます。

夜に材料を入れて準備するのが実に簡単なのが嬉しい。昨夜は息子もやってみたので、これからは頼めます。寝る前にセットして朝出来ている、というのは炊飯器みたいですね。

メカとしても仲々面白そうです。「こねる」と「焼く」を同じ容器のままやってしまうというのが何とも斬新。中が見えないので、今度途中でフタを開けてみよう。こねている時なら大丈夫だろうな。

ところで「パンを焼く」というと、この文脈なら「生地から作る」という意味だけど、一般には「トーストする」意味のことの方が多いと思います。英語だと bake と toastの違いがあるのですけどね。日本語にとっては比較的新しい概念だからかな。その代り、というわけでもないけど「揚げる」「炒める」はどちらもfry(前者を"deep fry" と言って区別することもあるけど)「茹でる」と「煮る」はどちらもboilという具合に、日本語の方が細分化されているところも、もちろんあります。

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2010.01.12

それほど難しい選択だろうか

11月末にJALのOBが年金減額を要請された話を書いたけれども、未だに減額に必要な「2/3の賛成」が得られないとのこと。

あの時思ったのは「すでに辞めた会社のことを思って、収入減を受け入れるとは「愛社精神」があるのだなぁ」ということだった。今もその思いはあるのだけれども、ここへ来て(私にとっては)驚くような事実を知った。

「2/3の同意を得られずに30%減額できない場合」には、「年金基金を解散」させられるのだという。そして、解散した場合、年金は(30%どころか)60%減額されるそうだ。

未だに賛成していないOBの説得する材料として「同意しないと60%減になる」ということを伝えているという。

1.(2/3以上が)同意すれば(全員が)30%減
2.同意しなければ(全員が)60%減

とすれば、選択の余地はないように見えるのだが・・・。

「2」になったら大変とばかりに同意したところ、自分は30%減になったのに、同意しなかった人は満額もらった、とかいう「囚人のジレンマ」みたいな話ならともかく・・・。

2/3以上の同意を取り付けて解散を逃がれても、後で解散になるともっとひどいことがある、とでもいうのかなぁ。

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2010.01.11

シンセな出会い

きのうは、ぼくにしては珍しい「人の紹介」をさせていただきました。

年末の「デメ研忘年会」で会った、著術業兼iPhoneアプリプロデューサーの山崎潤一郎さんを、「プログレの父」こと難波弘之さんに紹介したのです。

山崎さんが作ったのは、

1960年代のサンプリング・キーボード「メロトロン」を再現する「マネトロン

Hammond B-3、C-3を再現した「ポケットオルガンC3B3

という、シンセのシニセ、難波さん世代にはドンピシャリのアプリ。さらには、20年来難波さんのシンセプログラミングを担当している林さんも同席しての「夢の顔合わせ」となりました。

もちろん、話の80%はぼくにはわかりませんが、「マニアックな話題がぴったり合っているところ」を見るのは、内容にかかわらず楽しいものです。

この出合いは、またまた興味深いものです。
山崎さんと知り合えたのは、きつかわゆきおさん主催の忘年会、きつかわさんを紹介してくれたのはTechCrunch翻訳仲間の滑川さん。

難波さんはぼくの中学高校の同級生ですが、再開のきっかけはニセ科学関係で知りあったきくまこさんのmixi日記から。きつかわさんが「ロッキン・オン」を一緒にやっていた渋谷陽一さんとは難波さんはお知り合いだそうです。(これは想像がつきますが)

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2010.01.10

パン焼き機を買うの記

10年くらい前に一度買いそうになった時にやめて以来、妻も私も全く興味を示していなかったパン焼き機(ホームベーカリー)なのだが、新年早々妻が買うと言い出した。義妹のところで焼いたパンを食べたすぐ後、家に送られてきた『通販生活』に出ていたかららしい。

サンヨーCE社製の「釜伸び職人」というその機械は「こね方」に特徴があるそうで、カタログハウスで調べた限り最高のパン焼き機であるという。

即決して新橋のカタログハウスの店に行くべく、夕方品川駅で待ち合わせる。が、新橋に向かう直前に「水曜定休」であることに気付き中止(仕方がないので新宿のヨドバシでホームベーカリーを見た後飲みに行った)。

翌日、再度新橋へ。この時は手回しよく「在庫確認」の電話をしたところ、店にはないので後日発送になると言われたのだが、現物を見るだけ見ようということで店に行く。その場で買わないことになったので、やや落ち着きを取り戻して、他の機種と比較検討することになった。

「釜伸び職人」と全く同じ製品はサンヨーからも出ていないようだ。しかし、よく似たモデルはある。いくら何でもカタログハウスだけのために、一からパン焼き機を設計するとは考えられないので、サンヨーの類似機種でも「こね方」は変わらないだろうと予想。サンヨー、パナソニックのカタログと、通販生活の切り抜きを持ってヨドバシに行く。

サンヨーのKP100が「釜伸び職人」の上位機種と思われるのでそれに決めかけていたところに、親切そうな店員が来ていろいろ説明してくれた。妻は持ってきた資料を出しながら根掘り葉掘り質問する。その結果、当初は全く予定になかったパナソニックの「スチーム機能付」最新機種SD-BMS101に決めたという。

「こね方」にこだわるだけで、「付加機能」には興味がないかと思っていたので意外だったが、もちろん異存はない。ただ、値段が29500円と、類似機種より8000円くらい高い。私はその場でiPhoneを取り出して、kakaku.comを調べたところ、Amazonで21079円、なんだこの違いは。売り場のベンチに腰かけてkakaku.comからamazon.co.jpにジャンプしてその場で注
完了。さすがにやや後ろめたかったがヨドバシの店員さんありがとう。ちなみに、最安値は「9円」安い他の店だったが、amazonならカードや住所の登録も必要ないので便利。

ヨドバシとネット通販の価格比べなら前からやっていたし、今回だってなにも売場でamazonクリックしなくてもいいのだけど、ちょっと面白がってやってしまいました。

注文から約26時間後のさきほど商品が届きました。妻は留守なので試運転はまだですが。

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コーヒーメーカー再修理の件

コーヒーメーカーの修理した話を前に書いた。「サポートがすばらしい」というテーマ。

10/24に修理品が戻ってきて、驚くほど調子が良い(普通に戻ったという意味)ので喜んでいたのだが、12月末になって少しおかしくなった。

といっても、ただ一度だけ抽出に時間がかかるようになって、終了ブザーが鳴っても数分間ボコボコいい続ける。本体を触ってみると熱い。ここが高温になるのは異常であるということは前回の修理の時に聞いていたので、放射温度計で測ったところ80℃くらいあった。

一度だけではわからないけれども、一応連絡しておいた方がいいだろうと思ったので、前回象印から来たメールに返信する形で状況を報告した。

すぐに返事が来て、「預かって調べたいので手配する」とのこと。ここまだあっさりと言われると、一瞬「クレーマーと思われたか」と勘ぐってしまうが、メールでやりとりを続けてもラチがあかないから、現物を調べるのは当然であった。翌日すぐに取りに来てくれた。

前回は修理に3週間以上がかったのだが、その間代替機を使っていたので支障はなかった。今回も年末を挟むし長くなりそうたけど気にならない。

と思っていたのだが、私の留守中にコーヒーメーカーがなくなっていたが、代わりが「無い」! 妻によると「持っていっただけ」とのこと。なんという手違い・・・

しかしここで「ハッ」と気付いた。前回は「代替機が必要か?」と聞かれて、「必要」と答えたので持ってきてくれたのだが、今回は頼んでいなかったのだ。来るものと思い込んで。そしてメールを見直してみると、そもそも代替機のことは書かれていなかった。りはなかった。つまり「元々引き取るだけ」の約束だった、

こちらから「代替機が欲しい」と言えば、間違いなく持ってきてはくれたのだろうが。

その場でメールを書いて「言わなかったこちらが悪いのだが、今からでも代替機を貸してほしい」と伝えた。週が明けると、メールではなく電話がかかってきて手配したとのこと。

「前回代替機をもらっていたのだから今回も持ってきて当然だろうが」という思いはあるものの、前回がたまたま「気が利いていた」のだろう。しかたない。

翌日には届いたので、わが家の「コーヒー無し期間」は2日ほどで済んだ。

年を越し、1月7日に象印から電話があり、故障の原因と修理内容が説明された。今回はメールよりも電話の方がよいと判断したのかな。

修理品はもちろん調子良く動いている。修理伝票に「放射温度計にて最高値42.5℃を確認」と書いてあったのが笑えた。ふつうは書かないだろう「放射温度計」とまでは。

トップカバー、スプレッダー、スイイパイプが交換された。前回、タンクとヒーターを交換したので、段々と元の部品がなくなってきた。

こうして短期間に2度も故障したうえに、2度目の対応にはイマイチのところもあったのだが、今でも象印の印象は悪くない。

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2010.01.08

二酸化塩素の濡れ衣

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「ウィルスバスター」といっても、ソフトではなく本物のウィルス対策品。

新宿ルミネ1の薬局のショウウィンドウにありました。

で、その中に出てくる「二酸化塩素」。
塩素といえば「HCl(塩化水素)」や「FeCl3(塩化鉄III)」のように、プラスイオンと結合するものだと思っていたから、酸素とくっつくなんてインチキ、と思ったらちゃんとあるのですね、二酸化塩素。ああ恥かしい。

もう少しで、「インチキ商品」として紹介するところだった。
この商品の効果は知らないけど、少なくとも二酸化塩素の存在はウソではない。

化学科出身などと、とても言えない。

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2010.01.07

冷蔵庫のバナナ

一般に「バナナを冷蔵庫に入れてはいけない」とされている。「バナナは熱帯植物だから」等の理由も聞いたことがある。

しかし、私と妻は「冷蔵バナナ」が大好きである。たしかに見た目は悪くなるが、中身は全く問題ないし、恐らく外に置いておくよりも長持ちする。あ、何よりも「おいしい」。

さて、きのうの朝、冷蔵バナナを食べようと冷蔵庫を探した。長めのバナナと短めのバナナの2種類があったはず。

 

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どちらも真っ黒だが、長い方を食べることにした。

ところが、食べられなかった・・・

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茄子だったから。

ちなみに、短い方はこんな感じ。

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まちがいなくバナナだったので、こちらを食べました。

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2010.01.05

箱根駅伝「第5区」についてのメモ

箱根駅伝は2年連続で、東洋大の柏原選手の大活躍によって第5区で大逆転して、総合でも優勝。その前の「山の神」今井選手と合わせて、〈5年連続で第5区で大逆転〉が起きているそうだ。

そこで、「山登り(5区)だけで勝負がついてしまうのはよろしくない」という声が出てきた。

という話を書きたいのだけど今は時間がない。でも忘れないうちにと思ってメモだけ作っておく。随時追加予定。

聞こえてくる声
・5区の重要度が高すぎる
・数年前に5区を長くした経緯がある
・距離を元に戻すべきである ←修正案としてはこれだけ
・2区こそがエース区間であるべき
・山登りスペシャリストで平地でも強い選手はいない
 (柏原が唯一の例外[上武大・花田監督])
 → 山登り偏重は日本マラソン界のためにならない

私の考え
・5区のチーム間の「偏差」は明らかに大きい(集計してみたい)
・距離を戻したくらいでは「5区で決まる」状況は変わらないのではないか
・昔から「山登りスペシャリスト」はいたが、問題にならなかったのは総合で勝たなかったから。東洋大は他の選手も強い。
・柏原がいなくなればこの問題は解決するのだろう。そうならず各校が山登りスペシャリストを揃えてくるなら、それはそれでいい。

・この話を聞いて、直感的には「くだらない」と感じた
・しかし、5区だけで決まるような状態がよくないのは確か。芸能人クイズ番組で最後の問題だけ突然得点を多くして逆転させるようなものだから。
・いろいろ理由をつけているが、「自校が勝てないから」言っているようにみえる。

とりあえず(2010-01-05)

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2010.01.04

箱根駅伝の応援に行ってきました

1月3日、初めて箱根駅伝の応援に行ってきました。もちろんお目当ては、去年から勤務先となった東京農業大学。同級生にして、現職場の大先輩である安藤さんと一緒に大手町の農大応援団席(?)を目指します。

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馬場先門近くの第一生命ビル前が農大の陣地。場所は毎年抽選で決まるそうです。ゴールまではまだ数百メートルあるあたり。選手が走る車線とは反対側になるため、選手を見るには不利だけれども、大根おどりをはじめとする、応援やチアリーディングを間近で見られるので、応援団の真ん前で場所取り(といっても立っているだけ)。

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混雑が大変らしいというので、11時30頃に現地に到着。しばらくして、通過まであと1時間くらいという時に応援が始まりました。

りりしく男っぽい応援団と一緒に、笑顔を絶やさないチアリーダーたちが踊って声も出すのがなかなかすてき。どの大学でも応援団とチアリーディング部は近い関係にあるようで、最初はその落差に驚いたけれども、こういう場面を見るとしっくりくる。

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名物大根踊りでは、応援団員が大根を、チアリーダーがポンポンを持って、同じように踊る姿は圧巻。

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リーダーが次々と交替していき、拍手やザルを使った演技など絶え間なく続きます。

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こんな狭いところで3段タワーまで!

そしていよいよ先頭の東洋大が入ってくる、というその時に、道路には大きなJR観光バスが並んで前が見えない!! しかも、右折待ちをしているのだけれど、交通規制中だから駅伝が終るまで折がれそうにない!! かろうじて隙間から見えた東洋大の高見選手は、きゃしゃな感じで淡々と走っていった。ずいぶんと間が空いてから駒大、山梨学院、中大と続き、第5位にいよいよ農大。昨年のくやしいシード落ちから1年、今年こそ。応援はそのまま続きますが、沿道の声援はもちろん最高潮に。といってもほんの一瞬の出来事なのですが。

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ここで応援は一旦休止。その後どうするのかと思っていたら、後続の選手が入って来るたびに、応援団の人たちが大きな声と拍手を送ります。「がんばれー」「あと少しだ」などなど。中でもぼくたちのすぐ後にいた応援団員は、「みんなが待ってるぞおー」「追い付けるぞー」などと、選手毎に言葉を変える気の利きよう。妻がすっかり感心していました。

ここを通過するだけでなくゴールしなくては安心できないのですが、やがて「農大5位でゴール」の情報が入ると、また歓声。先生らしき人がリーダーに「みんなに報告しないと」と言うと、リーダーが「全校が通過してからでないと」と。なるほど、それが礼義なのでしょう。

20校が通過した後、5位の報告と、来年はシードなので必ず出場するから応援をよろしく、という挨拶があって終了。あとで選手たちがそこに来て、大根の配布もあるとのことでしたが、ぼくたちはお先に失礼しました。

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いやーよかった。駅伝そのものを追うにはテレビの方が圧倒的にいいし、選手を見るなら反対車線の方がいいのだけど、応援団を間近に見ながら、というのにシビレました。

妻もぼくも携帯にワンセグがなくて状況を把握できなかったのが残念だったので、来年はラジオを買って持っていきます。

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有楽町の韓国料理屋で冷えた体を暖めて、感想を述べあう。

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2010.01.03

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