ネットとネタバレ
金曜の飲み会の帰りのタクシーの中で、Aさんがこう言いました。
「今日はあえてオリンピックの話題を出さなかったんだ。ビデオを見るまで結果を知りたくないから。」
ちょうどその日にTwitterでスポーツや漫画のネタバレすることがある、という話題が出ていたところ。Aさんは、飲み会の場ではそんな「警告」をだしていなかったけど、よくもまあ話題にならなかったものだ。
その日はフィギュアで高橋大輔が銅メダルをとった日。もちろん僕は結果をいいません。カーリングもあったという話になって、
Aさん:「カーリングの結果も楽しみにしているんだ」
私:「今日は中国でしたね。もちろん結果は言わないけど」
と、ここで信じられないことがおきました。
「でも、負けちゃいましたけどね」
と、それまで一言も発していなかった運転手さんが言ったのです。
「えーっ」と、Aさんもぼくも言いましたが、特に返事はなし。
まさかわざととも思えないけど、話を聞いていたなら「結果を知りたくない」という部分も聞いてくれよ。
幸い、Aさん怒ることもなく過ぎましたが。
実際、ネットはもちろん街を歩いているだけでも、ネタバレのチャンスはいくらでも有ります。キオスクのスポーツ新聞の見出しや、電車のなかの画面とか。オリンピックのメダルともなると、号外まで。
しかし、まさかタクシーの運ちゃんに、それもさんざんビデオを見る話をしたあとにとは。
ちなみにアメリカではNBCテレビが、オリンピックを生中継せずにゴールデンタイムに録画を流しているそうです。で、Twitterでは当然のごとく結果が飛び交う。ブログやmixi日記なら、タイトルにさえ肝心のことが書いてなければなんとか避けられるけど、Twitterではひとたまりもありませんね。
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