春休み(妻のね)の最後に、温泉旅行に行ってきました。行先は箱根。小田急沿線住民にとってはとても身近に感じる場所。それでもせめてロマンスカーに乗れば「旅気分」になれるのですが、今回はあえて?通勤電車で行ってきました。南新宿(始発の新宿の次の駅)から乗って代々木上原で急行に乗り換え。かつては「急行・箱根湯本行き」があったのだけど、今はないそうなので小田原で箱根登山鉄道に乗り換え。宿は湯本なのですが、ここでは降りずに終点の強羅まで直行・・・のつもりだったら、直行列車はなくて湯本で乗り換えとなりました。小田原-箱根湯本間は箱根登山鉄道の区間なのですが、ロマンスカーなど小田急線が乗り入れています。湯本-強羅間は専用の登山電車のみが走ります。そんなわけで、湯本までは登山電車の広い軌道と小田急の狭軌が併設されていたのですが、比較的最近からこの区間は小田急線の車両だけが走るようになったそうで、線路もレールが2本だけ(細かいことを言うと入生田-湯本間は登山電車を車庫に入れるために3本レール)。
小田原-湯本間を走る小田急線は、新松田発箱根湯本行き。登山鉄道カラーのこの車両はふだんは見ることができません。
湯本で乗り換えて強羅行きの登山電車に。
もっと新型の電車もあるのだけど、これはかなり年季が入っている感じ。
強羅からはケーブルカーで早雲山へ。
上下2両がケーブルで繋がっていて、ここですれ違います。
早雲山からはロープウェイ。最近スイス製の最新機に変わったそうです。1台が2本のロープにぶら下って動くので風に強く、運休日が少なくなったとのこと。
ここから富士山を見る、はずだったのですがあいにくと雪と霧でこのありさま。
大涌谷でロープウェイを乗り継いで桃源台へ。そこから芦ノ湖を海賊船で渡ります。
寒いのでこの後船内に入ります。
船を降りた元箱根からはバスで駅伝のコースを通って湯本に行きたかったのですが、雪のため大渋滞ということでバイパスを通る急行バスに乗りました。それも超満員で大変でしたが無事到着。
宿は「桜の間」で、窓から桜が・・・
料理はこんな感じ。
2日目はチェックアウトまで朝風呂に入ってゴロゴロする予定だったのですが、雪で何も見えなかったのが悔しくて再度チャレンジ。前日と同じコースをたどって大涌谷に行くと・・・
ついに見えたぜ富士山が(ロープウェイの中から)。
ズームしてみた
たまには自分も写ってみた。
旧式のロープウェイ車両が展示されていた。1本のロープでよくやっていたなぁ。
再び海賊船に。芦ノ湖からも富士山が見えた。
「箱根フリーキップ」2日間有効5000円、というのを買っていたのですが、乗って乗って乗りまくりました。ロマンスカーにも乗らなかったから2日間の交通費はこの5000円のみ。実は帰りはロマンスカーに乗ろうと思ったのだけど、満席。登山電車の中で予約状況を見たら「残りわずか」というので、その場でiPhoneから会員登録して予約しようとしたところ、トンネルに入ったりして圏外。ようやく繋がった時にはすでに満席でした。
でもそのおかげで小田原から快速急行に乗れたのでむしろ速く着きました。またまた代々木上原で乗り換えて南新宿まで。行き帰りはあまり旅行っぽくなかったけど、十分に満喫しました。
それにしても小田急、登山電車、ケーブルカー、ロープウェイ、海賊船と続く小田急ファミリーの箱根戦略はお見事。もっとも5000円払っただけで何度も乗っておみやげも買わないわれわれは対象外かもしれません。
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