マーチン・ガードナー
マーチン・ガードナーが亡くなったことを知らなかった。
twitterにガードナーのことを書いていた人がいたのはそれだったか。
『数学ゲーム』シリーズは大好きだったし、たくさん本も持ってます。でも、ついこの間までこの人を「数学者」だと思っていたのだかど、本当は ジャーナリスト、というか何というか、とにかく学者ではないのですね。
それを知ったのが、Make: マガジンに載っていたこの人のインタビュー記事。
"Mathemagician" というタイトルで、日本語版では「数術師」。これはぼくの出版翻訳デビュー作だったのです。
同じ号で他に「赤外線写真の撮影する」「自分の本を出版する」とか、ルディー・ラッカーの「素晴らしきCA:セルオートマトンでパターン作り」な んていう記事も訳したのだけど、何といってもガードナーの記事はやりたかったのだ。
ところが当初は翻訳対象に入っていなくて、あきらめていたところ後からやることになった次第。
7ページの記事だけど、ガードナーが若い頃からどうやってこの世界に入ったか、いかに手品が好きだったか、等々がよくわかります。ニセ科学批判も ね。
いい記事なので紹介したいのだけど、日本語版「Make:04」を読むしかないのかな。
books.googleで何ページかは読めます。
http://
ガードナーが死んだことは、mixiの日記で知って、思い出して「誰もわからないだろうな」と思いながらMake:のことを書い たのですが、なんと、このMake:の記事を読んでガードナーの現状(当時)を知ったという方がコメントしていてびっくり。嬉しかったです。
インタビューで紹介されていたのが『Calculus Made Easy』という本。Silvanus P. Thompsonという人の古典に彼がコメントを入れたもの。微積分の入門書なのだけどガードナーが絶賛していて確かにわかりやすくて面白そうなのだ。あ ちらではそれなりに有名な本らしいけど、邦訳は出ていないみたい。(「微積分Made Easy」というのが見つかったので、すごいタイトルだなと思ったらウェブの自動翻訳だった。)
The comments to this entry are closed.
Comments