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2010.07.13

テオ・グレイさん来日

訳書『Mad Science』の原著者で、「世界一美しい周期表」の作者であり、そのiPadアプリ『元素図鑑』のプロデューサーでもあるテオ・グレイさんが来日したので、日曜日に会ってきました。場所は新宿の天ぷら屋『天兼(てんかね)』

とにかくiPadアプリが爆発的に売れていて、笑いが止まらない様子。周期表を元にして作った豪華写真本『The Elements』(邦題『元素事典』)は世界で10万部近く売れたそうで大変なものなのだけど、iPadアプリの売れ方はすさまじいらしい。

AppleがiPadの紹介ページに入れてくれたのが大きいし、今でも「ダウンロード数×価格」の「トップセールベスト10」に入っているからすごい。あと、Gizmodoなどのページで当初のトップ10として紹介されると、その後ベスト10から落ちてもずっと残っているから有難いのだと。なるほど。

周期表は自分で印刷のアレンジから販売までやっているので、外注を使ったとしても手間がかかってなかなか儲からないけど、iPadは一旦作ればそれだけでいいから、こんな楽なことはないと喜んでいました。他にも電子書籍をやっていくつもりらしい。

10年以上前にMathematicaのチュートリアル用の電子ブックを作ったけど全くモノにならず、今ついにEフックの時代になったと。

本業のMathematicaのWolfram Reseachの仕事は「少し時間を減らす」とも言ってました。

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天ぷら屋のカウンターでiPhone 4(もちろん)をいじるグレイさん。隣はアシスタント兼フォトグラファーのNick。

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