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2010.07.08

手でゴールを防いだ件

ちょっと時間がたってしまいましたが、ウルグァイが対ガーナ戦で、放っておけば確実にゴールに入っていたボールを「手で止めた」ことがありました。もちろん「ハンド」でPK。しかもレッドカードで一発退場です。

PKは成功率8割くらいらしいので、その後1人少ない人数で戦わなければならないことを考えると、あまり割のあうことではありませんが、トーナメントでの延長戦(たしか後半)だから、「入れらたらまず負け」というわけで、残り2割の失敗に賭けたわけです。

そして、ガーナはそのPKを失敗してしまいました。ハンドした選手は大喜びしていたそうです。(結局PK戦になり、ガーナはそこでも失敗してウルグァイが勝つのですが、それは別の話)

何とも後味の悪いことではあります。ルール通りとはいえ。PKというのは決定的な得点機会を相手に与えてしまう大事件ですが、多くの場合は「PKに至った行為がなかったとしても」得点になったに違いない、というわけではありません。数字になるかどうかわかりませんが、せいぜい2割とかではないでしょうか。(そのかわり、「故意」でないファールではレッドカードは出ませんが)

ところがこれは「100%ゴール確実」なものを止めているのです(ヘディングで逃がれる可能性がゼロではなかったかもしれないけど)。許せないと思いませんか。しかし、レッドカード以上の罰はありません。

どうすればよいか。一つ思いつくのは「ゴールを認めてしまう」ことです。いわゆる「アドバンテージ」という考え方で、「反則行為があっても反則を取らない方が相手チームに有利な場合」に、あえて反則をなかったことにするというものです。例えばゴールキーパーと1対1で誰かがシュートしようとしている時に、別の選手のユニホームをつかんだとしても、たいていそのファールは取らないでしょう。よほど悪質でなければ。

同じように、ゴールのハンドも無視できないのか? 詳しいルールは知りませんが、たぶんサッカーではできないことなのでしょう(できれば、ワールドカップでやっている)。もしあれが、「明らかに手でさわったけれども、その手をかすめてゴールインした」のであれば、実際にはハンドの反則が先に起きているけれども、無視してゴールを認めたでしょう。サッカーのアドバンテージはそういうもののようです。

(反則ゆえに)実際にはゴールインしなかったものを「ゴールにする」というのはもはや「捏造」なのでしょう。

同じフットボールでもラグビーは大違い。「認定トライ」というものがあって、
・ゴール前のスクラムを故意につぶしてトライさせなかった
・ゴールに向かって独走ドリブルしている選手にノーボールタックルをした
などの場合には、容赦なく「トライしたこと」にしてしまいます。良いルールだと思います。

ラグビーの「アドバンテージ」の考え方はかなりすごくて、守備側手が反則をしても、しばらくそのままプレイを続けさせて、「明らかに攻撃が行き詰まった」ところで初めて笛が鳴ります。

サッカーにでもアドバンテージを見ることがあると書きましたが、上の例でいうと一旦無視したファールは、たとえシュートが失敗したとしても反則にはしないはずです。・・・と思ったけど、最近は悪質なファールは後からでも取るようになったかも。いずれにしても「めったに起こらない」ことです。

同じハンドでも、「ハンドしたのに見逃がされてゴールした」フランスのジダンの件は大騒ぎになったけど、ウルグァイのハンドがそれほど話題にならないのは、「ルールに則って裁かれた」からでしょうか。まあ、めったに真似されるような話でもないからね。PK入れられれば無駄死にだし。

July 8, 2010 at 04:30 PM in 日記・コラム・つぶやき |

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