2010.08.31
2010.08.30
植物しらべは続く
おとといの日記に書いた植物の名前しらべは、コメントをくださった方々のご協力のもと、かなり進んできました。
ポイントになるのは葉の下についた「実(らしきもの」なので、接写(もどき)してみました(こういう時は一眼レフが欲しくなります)。
このくらいの大きさだと、肉眼では見えなかったものも見えてきます。こうしてみると、たしかにミカンに似てますね(コミカンソウだとして)。表面がゴツゴツしているのもわかります。でも、色が緑色なんですよね、どれを見ても。赤くなるのかなぁ。
ちょっと、注目すべきは下から2枚目の写真で、茎の先端の方にある粒々が、開いて花のようになっているところです(写真をクリックして拡大するのよくわかります)
コミカンソウをかなり気合いを入れて観察された方のブログがこちらにあります。
http://bosskusabana.blog81.fc2.com/blog-entry-280.html
葉のつき方などを、しかるべき目で見ればもっとよくわかるのでしょうが、まるっきりのシロウトには「同定」するのも楽ではありません。
引き続きよろしくお願いいたします。
2010.08.27
この植物の名前は?
2010.08.23
重版御礼 『Mad Science』
発刊から3ヵ月足らず、『Mad Science』の重版が決まりました。
ああ、ものすごく嬉しい。
フルカラーなので「多く刷らないとペイしない」ということで、普通より初刷りが多かったので、「こんなに早く増刷になるとは思わなかった」と編集さんも言っていました。
具体的にどこでどう売れたのかはわかりませんが、ネット書評とAmazonの力が大きいことは間違いないと思います。わかっているだけでも、
『404 Blog Not Found』 小飼弾さん
Gizmodo
スラッシュドット・ジャパン
いずれも、紹介された直後にTwitterでの『Mad Science』の検索結果に日本語ツイートがずらっと並んで、Amazonの順位が4~5桁から3桁に上がりました。
書店でも、池袋のジュンク堂で少し前に「80冊売れた」という話を聞きました。本当に有難いことです。
『本の雑誌』9月号に書評が出ました。(まつながさんツイートありがとう)
8/26売りの『週刊文春』で紹介されることになっています。
10/9放映の「世界で一番受けたい授業」に、著書のテオ・グレイさんが出演します。
おそらくきっかけは「元素図鑑」のiPadアプリだと思いますが、テレビに出るからには実験が主なので、内容的には『Mad Science』主体になる予定です。収録は9月上旬。ぼくが準備を手伝うことになっているのだけど、ちょっと不安。
増冊部数はまだわかりませんが、以前『Subject to Change』の時に、Buckeyeさんから、
> 部数の多寡は関係ありません。
というコメントをいただいたことが忘れられません。
この本は、自分から出版社に持ち込んだものなので、嬉しさもひとしおです。
林信行さんのインタビュー記事、これはiPadアプリに関する話ですが、非常に面白いです。(2ページ目以降ログインが必要)
http://
2010.08.20
花火を見る会(ビデオあり
2010.08.19
衣類乾燥機の修理
乾燥機が不調でギシギシいうようになったので修理に来てもらった。
CD-EC551という洗濯機の上に置くタイプ。
狭い場所にギチギチに設置してあるので、さぞかし作業しにくいだろうと思ったがさすがプロ、なんなく分解していく。
不調の原因はドラムを受ける部分のフェルトの摩耗+ホコリ。ベルトやプーリーの劣化等々。5年使えばこうなるのが普通らしいが、美容院では半年に 一度修理することもあるとか。簡単に分解するので感心していたら、「しくみは簡単ですからお客さんでもできますよ。20台ほどこなしてもらえれば」って、 おい。その後にも、自分でやれば部分さえあればいつでも直せますよ、だって。
最後に、どんな製品の修理を担当しているのか聞いたところ「テレビ、ステレオ以外全部」だそうです。電動自転車(エネループ車か)からエコ給湯ま で。うちのトースターがサンヨー製だったので「じゃあトースターも?」と聞いたら「トースターは買い換えですね」とあっさり。少なくとも「出張修理」はな いな。
ところで、なるほど、と感心したのがこれ↓。
みなさん(特に家電分解マニアの方)もどうぞお試しあれ。
2010.08.17
まさに「避暑」でした
4泊5日で群馬県吾妻郡長野原町(あの「八ッ場ダム」と同じ町)の北軽井沢というところに行ってきました。
新幹線で軽井沢駅(長野県)まで行ってからバスで県境を越えます。翌日娘夫婦が車で合流。去年は妻と二人で「足」だけでどこへでも行ってきたところを、今年は車があるので行けなかったところもあちこち探索。1時間かけて行っていたパン屋にも車であっという間に。
林の中で湿度は高いけど気温が低いので実に快適でした。帰りも新幹線のつもりだったのだけど、列車が満席近かったのと、スイカを買って帰りたかったのとで娘の車に便乗。かなり渋滞したので運転手(娘の夫)には負担をかけましたが、おかげで無事帰ることができました。
さあ、今日から仕事仕事。
2010.08.11
ちょっとした気遣い
書店で入れてくれたふつうの袋(意図せずして中身が見えている!)
何の変哲もないようですか、持つ部分の穴のテープを見てください。
下の拡大写真で。
テープの端を折り返して、剥がしやすくしてあるのです。ものすごく得した気分。
実は、数年前にネットでパソコンのメモリーを買った時、こんな風に包んでありました。
透明なテープなの、テープの位置が(「剥がす位置」も)わかるように、マジックで矢印までついているのです。
この時は感激しました。
知りあいの書店の人に聞いたところ、「ルールではないけれども、そうするようにしている。若い人など、やらない(忘れた?)こともある」とのことでした。
2010.08.09
対暑方法
ここ数日、仕事場ではエアコンをつけていない。窓を開け、ドア(マンション)を少し開けた状態にして、比較的強力な送風機(写真上)で空気の流れを作りつつ、Green Fan(写真下)の風に当たるというしくみ。
案外快適であることが多いのだが、いつでもこれが通用するわけではなく、エアコンに頼らざるを得ない日もある。
8時の始業時からエアコンで行くと決めた日は、途中で自然送風に切り替えることが少ないので、本当にエアコンが必要だったのかどうかがわからないのが難点。何しろ、部屋の設定(ドアの開閉)が大きく異なるので、気やすく切り替えられないのだ。
たった今は、自然送風でかなりいい感じなのだけど、温度湿度をみると、
かなり湿度が高いけど、温度が低いってことか。さっきまで雨も降っていたしね。
この送風設定で33℃を越えるようだと、エアコンを使わないとやばいのかもしれない。もちろん、水分補給は忘れずに。
2010.08.05
本『煮干しの解剖教室』小林眞理子著
煮干しの解剖教室
小林眞理子著
仮説社刊
35p / 22×19cm
ISBN: 9784773502213
価格: ¥1,575(税込み)
仮説社ウェブ
ビーケーワンbk1
紀伊国屋書店BookWeb
(2010/8/5現在)Amazonには(法外な値段)新古書しかない
きわめてユニークかつ実用的な本である。
「煮干しを解剖する」ということ自体をご存じない方が殆どだと思うが、読んで字の如しである。あの、食べたりダシをとったりする「煮干し」を、カエルやフナと同じように、学習目的、科学的関心から「解剖する」そのやり方が書かれている。
著者は、いくつかの職歴を経て現在中学校の理科の先生をやっている女性。彼女が(私も)所属している仮説実験授教研究会では多くの人たち(主として教員)がさまざまな教材や授業プランを作っていて、「煮干しの解剖」も元はといえば著者が授業プランとして発表したものである。それが大変好評だったため、こうして一冊の本になった。
「解剖といっても煮干しか」などとバカにしてはいけない。驚くほど細かいところまで分けられるのだ。心臓や卵巣など言われなければわからないが、たしかにある。耳石(じせき)となると小さなゴマのような粒なので、どこかへいってしまうこともあるけど、注意深くやれば取り出せる。
各ページには美しいカラー写真(といっても煮干しだが)が満載され、詳しく親切に手順が図解されている。
子供(小学生でもできそう)がこの本を見ながらひとりでできるように作られているが、先生が指導してもよい。そしてもちろん、単なる一般人が「やってみたい」と思えばすぐできる。材料と道具は煮干しとツマヨウジ程度でよいのだから。(ただし、煮干しはカタクチイワシで、ある程度の大きさがあった方がよい)
すでに死んでいる題材、というか日頃見慣れているものを解剖するので抵抗感も少ないだろうし、何といっても解剖後(or 解剖中)に食べられるのが嬉しい。
著者の作ったウェブ「煮干しの解剖資料室」から授業で使える資料などをダウンロードできる。写真もいろいろあるので興味のある方は是非。
そうそう、この本は「絵本チック」な装丁になっている。ページ数が少ない(35ページ)ということもあるが、「開いたまま置ける」ことが重要。見ながら作業したいからね。
デザインもところどころ凝っていて、表紙の裏(「表2」と呼ぶらしい)には煮干しのイラストが一杯だけど、中に一匹だけ・・・
夏休みの研究にもどうぞ。
もくじ
ようこそ煮干しの解剖教室へ
用意するもの
煮干しをまるごと見てみよう
煮干しを2つに分ける
さらに頭を2つに分ける
頭の中身
脳・目・耳
さいは・えら
心臓
胴体を2つに分ける
胴体
消化管
食べる・食べられるカタクチイワシ
肝臓
卵巣・精巣
背骨・せきずい・血管・筋肉
見分けにくいもの
もしも見ることができたら
解剖で見えてくるもの謝辞 ― あとがきにかえて
参考文献
2010.08.04
南こうせつとがくや姫
富山のダイワという有名デパート横の広場でやっていたステージから、懐しいフォークソングが聞こえてきます。ビリーバンバンかと思いきや3人組。誰だろうと看板をよくよく見ると、なんと「かぐや姫」と書いてあるではありませんか。「エッ」と思って真ん中の人を見ると、どうみても南こうせつには見えない。あらためて看板をみると「がくや姫」でした。こういう人たちによって全国のステージは支えられているんだろうなぁ。
Googleによると、アルフィーの坂崎幸之助や南こうせつ本人も入った「がくや姫」というのもあるらしい。
帰還報告
7月28日(水)から8月1日(日)まで旅に出ていました。最初の2泊3日が石川県能登半島の和倉温泉で研究会。その後富山市内で1泊、下呂温泉で1泊。
このところ妻と一緒に研究会に参加して、その後温泉に行くというのがパターン化しています。
今年は鉄道地図とiPadを駆使して鉄道情報をいろいろ調べました。事前に調べりゃもっといいのだろうけど、それはできていなくていつも車中にて。まあまあ電波も入ったのでiPadのwikipedia情報を見られました。
上越新幹線で越後湯沢へ行き、特急「はくたか」で金沢へ。途中通る「ほくほく線」は、いわゆる3セクなんだけど国鉄から引き繋いだのではなく平成になってから新設された路線。今どき黒字というから大したものだと思ったら、収入の9割はJRの特急から。ところがほくほく線内では一駅も停車しません。「通行税収入」みたいなものですな。もちろんそれで問題ないのだけど、2014年に北陸新幹線が開発すると、富山にも金沢にも直接行けるようになるので、今回使った経路で行く人は事実上ゼロになるから大変でしょう。
和倉温泉のある七尾線は、北陸本線の津幡から出ているのだけど、特急が止まらないのでその先の金沢まで行きます。そこから和倉温泉まで特急サンダーバードに乗るのですが、これまた津幡には止まりません。起点駅なのになんか気の毒。津幡・金沢間は2度通ることになるのだけど、「特急に乗るための非常手段」という特例により、料金はかかりません(金沢で下車(改札を出る)ときは別)。
上越線の在来線を少し走った時に、「ゆれ」が大きいのでびっくりしました。レールの継ぎ目のガタン・ゴトンです。以前は当たり前だったのに、新幹線はもちろん山手線や私鉄もほとんどロングレールになったので、新鮮でした。ほくほく線に入ると、さすが「特急を通すための路線」だけあってスムーズになりました。
富山から下呂までは、高山線を「ワイドビューひだ号」に乗りました。単線非電化区間の線路は美しい。ワイドビューというだけあって、よく見えました。と思ったら、高山で先に3両増結されて見えなくなってしまいましたが。
単線が駅に来ると二手に分かれるところなど、なかなか面白い。両側に分かれるところが多いけど、一方は直線にした方が通過列車は走りやすいのでは、と思っていたらWikipediaによると、「高速で抜けられるような分岐」だそうです。wikiで「操車場」を調べてみたらまたいろいろ面白かった。
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