『フェイスブック 若き天才の野望』 まもなく発売
フェイスブック 若き天才の野望
(5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)
デビッド・カークパトリック (著)
解説:小林弘人
翻訳:滑川海彦、高橋信夫
出版社: 日経BP社 (2011/1/13)
単行本(ソフトカバー): 544ページ
ISBN-10: 4822248372
ISBN-13: 978-4822248376
発売日: 2011/1/13
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TechCrunch Japan翻訳チームで(バーチャルに)机を並べる滑川海彦さんと二人で訳しました。
フェイスブック(facebook)はメンバー数5億人という世界最大のソーシャル・ネットワーク。現在26歳で億万長者になっているマーク・ザッカーバーグが、ハーバード大学2年生の時に始めた学内ネットワークが、ほほすべての国(日本は数少ない例外)で「最大のソーシャルネットワーク」になっている。
この本は、フォーチュン誌元編集者の著者が、ザッカーバーグ本人を含む多数フェイスブック社員、元社員にインタビューして書かれている。
日本では馴じみの薄いfacebookだが、この本はfacebookを知らなくても十分に楽しめる(さすがに、mixiなどソーシャルネットワークのことは知らないとつらいかもしれない)。
発売日とほぼ時を同じくして封切られる映画「ソーシャル・ネットワーク」も、ザッカバーグをモデルにしてフェイスブックの創成期を描いている。あちらは「事実を元にしたフィクション」で、ザッカーバーグ他多くの出演者(実名で登場する)の「負の面」が強調されているところもあるが、この本は「ドキュメンタリー」である。ただし、著者がザッカーバーグを大いに気に入っていることは確か。
分厚い本だが、読みだしたらやめられないと思う。グーグル、ヤフー、マイクロソフトなど知っている名前がいくらでも出てくるのも楽しい。
日経BP社の編集担当は「クールビューティー」(by namekawa)こと中川ヒロミさんで、昨年は「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン」を大ヒットさせた人。
解説のコバヘンこと小林弘人さんは、『FREE』(NHK出版)を大ヒットさせた仕街け人。
滑川さんの「訳者あとがき」も一読の価値大いにあり。
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以下、出版社による紹介文より。
■26歳の天才、マーク・ザッカーバーグの実像
フェイスブックの若き天才CEO(最高経営責任者)、マーク・ザッカーバーグ。彼が掲げる
「フェイスブックで世界をもっとオープンな場所にする!」という揺るぎないビジョ
ンと魅力に、ハーバード大の仲間やシリコンバレーの起業家、ベンチャーキャピタル、
大企業の経営者たちが次々と吸い寄せられる。プログラマーはザッカーバーグととも
に徹夜でサービスをつくり、ナップスター創業者のション・パーカーは入社し、マイ
クロソフトのスティーブ・バルマーCEOやヤフーはどうにかして買収しようと、躍起に
なる。提示される買収金額は8億ドル、10億ドル、20億ドル、150億ドル…と飛躍的
に増えたが、それでもザッカーバーグはフェイスブックを売らなかった。本書では、
26歳の天才CEOの成功と苦悩、そして野望を生き生きと描き出す。
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