2007.06.15

東京新聞第1面に「ニセ科学」批判

今日(6/15) 付の東京新聞「筆洗」欄、

関東もやっと梅雨入り、という出だしなのだが、後半が興味深い。

《水道の水が飲めるだけでも幸せというべきだが、水道の水はまずいといって…》という「ナントカ天然水」の話に続き…、

▼「まん延するニセ科学にダマされるな」という検証本「水はなんにも知らないよ」(ディスカヴァー携書)を出したのは左巻(さまき)建男同志社女子大教授だ。同書によれば、「還元水」などの水ビジネスで「クラスター(分子の集団)が小さい」などと効能をうたうのは、科学的には否定されている。
▼教授は、水に「ありがとう」と言うと美しい結晶ができるといった与太話が道徳教材になる風潮を憂う。

『水からの伝言』のことを知らない人には、よくわからないかもしれないが、短かい中に「クラスター」「水にありがとう」をしっかり批判しているのは大したもの。

ここまで書いてからウェブを見たら、全文掲載されていた。
以下で読めます。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2007061502024295.html

| | Comments (0)

2007.05.28

金運昇華財布

ご注意:この記事は、個人の感想であり、商品の効能を保証するものではありません。
また、筆者はこの商品の内容にも販売にも一切かかわっておりません。

今朝(2007/5/28)の新聞の折り込みチラシにすばらしい広告が入っていました。新聞全面4ページ相当豪華カラー印刷上質紙で、表紙はこれです。

Vfmi0365

とにかく、この財布を持っていると、
・いくらお金を使っても減らない、または増える
・ホームレスから、あっという間にIT企業の重役になれる
・突然遺産が数億円転がりこむ
のどの特典があるそうです。

限定500点 19,800円

広告はかなりの部数出回っていると思われますので、急がないと売り切れてしまいます。

ちゃんと科学的な裏付けも書かれています。

Kinunkagaku


スイスのヘフォン博士(誰だ)によると、このサイフに入れておいたお札にγ放射接の一種を照射すると、驚いたことに
「オーラ状のポジティブエネルギー」
を放出していることが確認されたそうです。
(そりゃ驚く)

Kinuntv


香港のテレビ局が1年かけて追跡実験した結果にも注目です。

この「金運昇華財布」をGoogleで検索してみたところ、一件もヒットしませんでした。
おそらく、まだ誰も気が付いていないと思われるので、人より早く買うなら今です。

| | Comments (2)

2006.09.15

血液型の「ちょっといい話」

もはや「旧聞」のようなのですが、記録として。

《1日平均1万人から2万人が訪れたサイト「究極の血液型心理検査」が、じつは「血液型で性格は変わらない」ことを統計学的に検証すると同時に、人々に実感してもらうためのトリックだった》

というお話。

徳間書店のニュースリリースがここ

件のサイトはここ


《97日間のサイトの訪問者数はのべ4,835,812人、うち心理検査後に「当たっている」と回答された方は4,326,342人です。》

という人数がすごいですね。「人数を証明しろ」って言われたら困るだろうけど、ログを出したりするのかな。

あちこちでブログネタになっていますが、
阪大の菊池誠さんのkikulog

とか
「水商売ウォッチング」の天羽優子さんの「事象の地平線」

とかがたのしい。

そうそう、ちなみにぼくは血液型の話題はきらいですが目くじらはたてません。もう手遅れだから。話の流れによっては聞かれれば血液型を答えることもあります。
「水にありがとう」はしつこく追求します。

| | Comments (0)

2005.11.07

今度は「超電水」だ。 クリーン シュ!シュ!」

「超純水」に続いてまたまた東急ハンズに「すごい水」登場。

その名は…

電解アルカリクリーナー 超電水クリーン シュ!シュ!

スプレーボトルに入って売られている「洗浄液」。いろんなものにシュシュと吹きかけて汚れを落として見せている。

さてその中身は?「超電水」って?

カタログから、まずはこれ。

『クリーン シュ!シュ!』は電解アルカリ水100%で出来ていますので、界面活性剤溶剤等を一切含んでいません。泡が出ないので二度拭き不要。

『クリーン シュ!シュ!』はpH12.5化学物質が一切入っていないのにたったの30秒から1分で除菌ができます。

『クリーン シュ!シュ!』は、水100%でできているのに、油汚れを鹸化しタンパク質を分解します。

強アルカリ性と言いましても、苛性ソーダなどの危険物質ではなくマイナスイオンを多く持っているだけですので、やけどや皮膚への刺激はありません
販売代理店サイトより)

電解アルカリ水
pH12.5
化学物質が一切入っていない
水100%

これ、同じもの??

が、驚くのはまだ早い、カタログにはさらにこんなことが…

本商品を化学式に直すと濃度の非常に薄い水酸化ナトリウムになり…

おいおい、化学式に直そうが直すまいが水酸化ナトリウムは水酸化ナトリウムであり、自らが「危険物質」と言っている「苛性ソーダ」のことでもあります。

どういう水から水酸化ナトリウムが出てくるんじゃぁ

ハンズでの実演では、いろいろきれいにして見せていたから、たぶん洗浄力はあるのでしょう。「薄めた水酸化ナトリウム」なら、殺菌力もあるでしょう。それを堂々と言えばいいのに「水100%」はいけませんぜ。販売員もそう言っていました。「ホントに水100%」なんですか? と聞こうかと思ったけど、きのうは気乗りがしなかったのでやめました。 プチトマトにシュシュと吹きかけると、黄緑色の汁が出てきました。農薬などだというけど、トマトの果皮が溶け出したんじゃないの? 「安全です」と言って自分の口の中にシュシュしていたのは立派です。ママレモンだって、あのくらいなら平気だろうけど。「一番の違いは味です」といって、食べ始めたのでぼくは立ち去りました。

そろそろハンズの店長に言わないといかんな。

製造元 株式会社ケミコート
http://www.denkai.com/index2.htm

| | Comments (5) | TrackBack (3)

2005.07.20

一度試さなければいけない

ファイテンという会社がRAKUWA(ラクワ)などの、いわゆる「チタンを使った健康グッズ」を出しています。TVでは「物干ざをを持ち上げる」CM(この頃みないな)で有名。

この「効果を示すデモンストレーション」というのがあります。

中身の入った2リットルのペットボトルを紙袋に入れる。
椅子にこしかてたままで、その紙袋を人差し指1本で持ち上げる。

感想:「重い」

次に、ファイテン製品を首に巻いてから同じことをする

感想:「軽くなった」

かくしてこれが「ファイテンの効果」となって、みなさんが買っていくそうです。

同じものが「軽くなる」という場合、とりあえず次の3つの可能性があります。

1.実際にモノが軽くなった
2.持つ人が力持ちになった(例:ファイテンの効果によって)
3.軽くなったような気がした

「1」は測ればすぐわかるし、さすがにこれを主張する人は少ないでしょう。
「2」か「3」かを決めるのはとっても難しい。
〈ファイテンを外してからもう一度持ってみる〉という方法もあるけど、どうなんでしょう。

やってみる価値のある実験としては、まだこれをやったことのない人に、
・まず、ふつうに持ってもらう
・次に「特製リング(自作)」をつけて、持ってもらう

これで軽くなれば「特製リング」の効果はすごいのか。
何も変えずに、単に「もう一度やってみてください」もやってみるべきでしょう。
ペットボトルの中身を減らして本当に軽くしたふりして実はそのままにして持たせるのもいいかもしれません。

要は「3.軽くなった気がした」に違いないと思っているわけですが、かりに「何もしなくても軽くなった」としても、それは決して「RAKUWAには効果がない」という証明にはなりません。麻原が「空中浮遊」した時に、江頭2:50などが「こうすればオレたちだって浮遊できる」ということを示したけれども、オウム側は「それは、麻原の空中浮遊を否定したことにはならない」と言ったそうです。「他にも同じことをする方法かあるとしても、超能力でないとは言えない」ということ。(ファイテンか超能力だという意味ではありません)

先走ってしまいました。
まだ私は、ペットボトルを持ち上げる実験をしていないのです。これ以上何か言うのは、やってからにします。

【参考にしたページ】
http://www.alook21.co.jp/html/phiten1.htm
http://blog.so-net.ne.jp/nabechin/2005-06-15

| | Comments (3) | TrackBack (3)

2004.10.21

2004-10-19 菊池聡さん(サイエンス・サイトーク)

サイエンス・サイトーク収録、今日のゲストは信州大学の菊池聡さん。心理学者にして、「血液型人間学」を斬る。Japan Skepticsの運営委員でもあります。
「なぜ、占いを信じる人がいるのか」という問いに対して、

Continue reading "2004-10-19 菊池聡さん(サイエンス・サイトーク)"

| | Comments (0) | TrackBack (3)

2004.09.04

風水、勘弁してよ山本さん

アテネオリンピックのアーチェリー銀メダル「中年の星」山本博選手が、フジテレビの「いつでも笑みを」に出演中。この人ホントに面白くて、司会の渡辺徹もビックリ。 
奥さんの話になったら、「風水にこっていて」と来てガックリ。こういうものに頼るのは〈それ以外に努力するところが残っていない〉という「一流の証明」という見方もあるんだけど、困るんだよなぁ。
その山本さんの自慢のオヤジギャグは

「スポーツマンヒップにモッコリ」
ということで、一同爆笑。 同席のヤワラちゃんも笑っていたけど、野口みずきさんは笑わなかったなぁ。まさか、わからなかったんじゃないだろうが。

というわけで、奥さんのスケプティックネタで書き始めたんだけど、本人の面白さに負けて迫力なくなってしまった。
「一流選手の神頼み」については、また別の機会にしよう。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2004.05.27

2004-05-27 占い・ナンバーズ

「占い」に関して「科学的根拠」がどうのこうのという話をするのは野暮というものだろう。「信じている」という人自身、本気で信じているかどうかは問題じゃなくて、「楽しんでいる」のだから。

じゃあ「ナンバーズ」に必勝法があると思っている人たちはどうなんだろう。

Continue reading "2004-05-27 占い・ナンバーズ"

| | Comments (0) | TrackBack (2)

2004.05.22

2004-05-19 Dr. Eugenie Scott

スケプティクス用のココログも作ったのだけど、結局なんでもここに書いているなぁ。

Japan SkepticsのNewsletterに初めて投稿する記事に、アメリカにおける「創造論と進化論」に関する話を書いた。元のネタはSkeptic magazineに載っていたNational Center for Science Education(NSCE)のDr. Eugenie Scottが書いた論文。その内容について、ちょっとわからないところがあったので、Scottさんにメールしてみたところ、1日で返事が来た、それも丁寧な内容。一般的に知られているような有名人ではないけれども、NCSEのサイトによると「推奨講演料 $1000」とのこと(講師によっては$250から)。

例によって、有名人(とぼくが思っている人)と接触できるとちょっとうれしい。

| | Comments (0) | TrackBack (5)

2004.04.10

2004-04-10 仮説社デー

珍らしく順子と仮説社へ。丁度良く海猫屋さんが「百仮店」をやっている。さらには板倉さんもいらしたので、順子を紹介。ライトスコープ×12にミクログラフィア図版などガンガンと買いまくる。圧倒されたわけではないが、ぼくは何も買わず。

Continue reading "2004-04-10 仮説社デー"

| | Comments (1) | TrackBack (1)

より以前の記事一覧